見出し画像

【選挙ウォッチャー】 宮城県議選2019・気仙沼レポート。

日本大震災の津波で大きな被害を受けた気仙沼市や南三陸町。僕は震災の約半年後から、物資の支援や遺体捜索などのボランティアのため、たびたびこの地域を訪れています。やがて僕はサラリーマンとして生きることになり、気仙沼市は前回の参院選の取材で訪れたのですが、南三陸町を訪れるのは実に6年ぶりとなりました。震災からは約8年が経過しているため、当時の小学生が大学に進学するぐらいの月日が流れたわけですが、気仙沼市や南三陸町が復興したのかと聞かれると、けっして復興しているとは言えない現状があると思っています。そもそも日本の人口が少なくなっている中で、人口は都市部に集中するようになり、気仙沼市や南三陸町は、どんどん若い人が流出しているのではないかと思います。農業や漁業も衰退する一方の日本で、こうした問題に前向きに取り組む議員がいるのかどうか。現在の気仙沼市や南三陸町の現状も含め、レポートしたいと思います。

画像1

斉藤 巳寿也 54 新 無所属
守屋 守武  60 現 自民党
畠山 和純  73 現 自民党
境 恒春   40 現 日本維新の会→立憲民主党

気仙沼市と南三陸町を合わせたエリアの定数は3で、ここには4人が立候補しています。自民党2人、立憲民主党1人、無所属1人という内訳で、立憲民主党の候補者は4年前に日本維新の会から立候補している現職で、無所属の候補は長島昭久さんと親睦が深いと言われているため、「リベラルの候補は存在しない」という図式になっています。もともと気仙沼市や南三陸町は「自民王国」であり、昔から自民党を支持している人が多いエリアだと言えます。


■ 台風19号の支援物資は無事に届く

画像2

震災の復興とは異なりますが、おかげさまでキートスでたくさんのご支援をいただき、目標達成額を大きく上回りましたので使って、台風19号の被災地に支援物資をお届けすることができました。お届けした先は、福島県伊達市の支援物資ステーションで、大変喜んでいただきましたので、ご報告申し上げます。今後も取材と合わせて可能な限りの支援をしてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


ここから先は

6,192字 / 25画像

¥ 340

いつもサポートをいただき、ありがとうございます。サポートいただいたお金は、衆院選の取材の赤字分の補填に使わせていただきます。