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【選挙ウォッチャー】 自民党総裁選2018・基礎知識編。

僕はこれまで地方の市長選や市議選などを追いかけてきましたが、これもまた「選挙」であり、200人以上の被災者が犠牲になっている間にも、安倍晋三総理は「選挙活動」をしていたので、選挙ウォッチャーの僕がこれを追いかけないわけにはいきません。「自民党総裁選」です。安倍晋三総理には暴力団の「工藤会」を利用し、ライバル候補の誹謗中傷をやらせていた疑惑があるのに、野田聖子議員の夫が暴力団だという話をマスコミにリークしたり、反旗を翻した人間は「干す」と言ってみたり、とてつもなくダーティーで、およそ日本の与党の総裁選とは思えない世界に突入していることを皆さんにお伝えしなければなりません。そして、これを解説するには、とても1日で終わるとは思えないため、多くの人には選挙権がないと思いますが、他人事ながら見守っていくことにいたしました。

言うまでもありませんが、「総理大臣」というのは「大統領」ではありませんので、国民が選んでいるわけではありません。しょせん政権を握ることになった与党の代表に過ぎず、誰が総理大臣になるかを決めるのは、今は「自民党の皆さん」ということになります。つまり、クソほど能なしのバカが総理大臣をやってしまうことがあるとすると、遠くは国民の皆さんが「自民党」に投票してしまったからだということになりますが、近くは「自民党員」の皆さんがクソほど能なしのバカを総理大臣にしたからだということになります。それなりに人材がたくさんいるはずの自民党の中で、よりによってクソほど能なしのバカが総理大臣をやってしまうことがあるとするならば、それは「自民党が腐っている」の一言です。どこまで腐っているのか、あるいは、少しくらい防腐剤が存在するのか。それを見極める選挙になるかと思います。


■ 自民党総裁選の日程について

自民党の総裁選は9月7日に告示され、9月20日に投開票されます。投票は国会議員票405票、党員票405票の合計910票で争われることになりますが、国会議員は1人1票、党員票は全員の票を405で割り、その割合に応じて配分することになります。自民党員は約107万人いると言われていますので、ざっくりと約2640人で1票を持つことになります。なので、一般の自民党員の気持ちはだいぶ薄められることになります。果たして、これが本当に民主主義なのかと問わずにいられませんが、今となっては自民党の国会議員の多くが安倍晋三支持となっていますので、安倍晋三総理の3選目は総裁選をやる前から「確実」であると言えます。


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