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【選挙ウオッチャー】 龍ヶ崎市長選2017・分析レポート。

今年最後の選挙は、2017年12月24日に行われた茨城県龍ヶ崎市長選です。北関東は全体的に「保守王国」と言われており、特に茨城県は自民党以外の候補者が当選しない場所です。しかも、自民党の中でも評価するべき素晴らしい議員がたくさん誕生しているのかと言えば、まったくそんなことはありません。もともと茨城県は腐った政治の温床となっており、茨城県神栖市のような特例はあるものの、龍ヶ崎市のようなヤンキーシティに期待するのは難しく、今回も予想通りの結果に終わりましたので、悲しい現実を皆様にお伝えしてまいります。

■ 中山 一生 55 現 市長
■ 藤木 妙子 64 新 土産物店経営

選挙をする前から勝負が決まっている悲惨な選挙です。藤木妙子さんの長女からは立候補しても意味がないので反対されたそうですが、孫のために政治を変えなければならないという決意は固く、立候補することになったのだといいます。その志はとても立派なことだと思いますし、そういう人がもっと増えるといいと思うのですが、ガチガチの地盤があって政党から支持を得ている人を打ち負かすのは、そう簡単なことではありません。僕たちは仕組みも含めて、本当にこの形の選挙で良いのかを考える必要があります。

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