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【選挙ウォッチャー】 東京都議選2021・目黒区選挙区レポート。

6月25日告示、7月4日投開票の東京都議選。目黒区選挙区は、定数3に対して7人が立候補する大激戦で、公明党が最も「苦戦する」と予想されていたエリアです。実際、かなり苦戦していたらしく、ギリギリの戦いになってしまい、山口那津男代表や赤羽一嘉国土交通大臣などがガンガンに応援に入り、公明党の全員当選のために必死こいていたのが印象的でした。新型コロナウイルス対策をめぐり、国民主権党から嫌がらせを受けていた伊藤悠さんが立候補している地でもあり、こちらも当選するのかどうかが大変注目されていました。

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伊藤 悠  44 現 都民ファーストの会(党幹事長代理)
斉藤 泰宏 58 現 公明党(党都広宣局長)
星見 定子 63 現 共産党(元都会文教委長)
栗山 芳士 51 元 自民党(元区会議長)<ポ>
鈴木 隆道 70 元 自民党(元都会公企委長)<ポ>
西崎 翔  37 新 立憲民主党(元区議)
平松 健詩 25 信 無所属(無職)

自民党が2人の元職を擁立し、議席奪還を目指していた目黒区。またN国信者のバカどもが発狂するといけないので、最初に書いておこうと思いますけれども、目黒区は都民ファーストの会の伊藤悠さんを取材したいと思っていたのですが、伊藤悠さんは国民主権党に自宅まで凸されて大変なことになっていましたので、選挙を荒らされてしまう警戒感からか、なかなかスケジュールを公開してくれず、最後の最後までタイミングが合わなかったこともあって、公明党の斉藤泰宏さんしか取材ができませんでした。公明党が最も厳しいと見ていた選挙区なので、斉藤泰宏さんを取材できているだけでも十分なのですが、他はサラリとご紹介するだけになっています。あしからず。


■ 平松健詩候補の主張

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今回、まったくポスターを貼れていなかった平松健詩さんは、学校の教育問題や子供の人権について真剣に取り組んでいる人のようで、目黒区の中学校の前で「寒い日にプールの授業をするのはおかしい」とビラを配っていた高校生を副校長が私人逮捕した事件や、学校に着用する下着の色は「白」でなければならないとして、女性生徒がちゃんと白い下着を着けているかどうかを学校の先生がチェックするなどのブラック校則を問題している兄ちゃんです。大人の権利より子供の日常が守られるべきだとして、東京五輪に反対するなど、筋の通った主張をしており、やり方次第ではちゃんと政治家として活躍できる人材なのではないかと思いました。こんなふうに何も武器を持たずに東京都議選に立候補するのではなく、区議になるための実績を積み、ステップアップしていく方法もあるのではないかと思います。こういう問題に真剣に取り組もうという姿勢は歓迎したいと思います。


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