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【選挙ウォッチャー】 市川市議選2019・分析レポート。

2017年11月に行われた市川市長選は5人が立候補し、全員がほぼ互角の得票数となったため、法定得票率に達する人がおらずに再選挙となり、下位の候補者を吸収しての再選挙となった2018年4月の選挙では、唯一、誰も吸収しなかった村越祐民さんが当選しました。ところが、いざ市長になってみると、市民の反対を押し切って公用車にアメリカのテスラ社の電気自動車を導入することを勝手に決めるなど、村越祐民市長のクソ加減が話題になりました。結局、立憲民主党を中心とした野党共闘ではあったけど、なかなか臭い奴だったというオチです。僕は当時から「誰一人として、まともな候補がいない市長選」と評していましたが、その中では最もマシではないかと思っていた村越祐民さんがコレなので、市川市は市議をちゃんと選ばないといけません。

市川市の定数は42で、それに対して56人が立候補しました。その中には前回の市長選市議補選に立候補した人たちも混ざっています。本当はもっとじっくり取材をしたかったのですが、今年の統一地方選は東京都内をメインにしたため、市川市は簡単な取材になってしまいました。


■ NHKから国民を守る党は当選している

市川市議選は、野田市議選で落選した佐直友樹がスライドして立候補し、当選を果たしています。NHKの集金人に対して「殺意を抱く」と発言するなど、だいぶ危険なN国信者であり、立花孝志への信仰心の厚さは党員の中でも一番ではないかと思います。もともとフリーターのような仕事をしていたと記憶していますが、今のようにNHKから国民を守る党が大きくなる前から熱烈に支持していた男なのです。NHKから国民を守る党では立花孝志に対する忠誠心の高い人間が評価される傾向にあり、現在、地方議員に立候補したいアホを面接しているのは佐直友樹だとされています。

社会で「負け組」と言われても仕方がないポジションにいる全国の「B層」が、なぜ「NHKから国民を守る党」に希望を見出すのかと言えば、それは佐直友樹のように、落選しても立花孝志尊師への帰依を忘れなければ、別の街に落下傘で立候補させてくれるからです。実際、参院選の各選挙区で立候補した人たちも、各地の市議選から再び立候補する計画になっています。立花孝志尊師を信仰する者は何度でも救われるというわけです。


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