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【選挙ウォッチャー】 世田谷区議選2019・分析レポート。

人口が多く、ユニークな顔ぶれが揃う世田谷区は、せめて1日密着するぐらいのことをしても良かったと思うのですが、世田谷区はめちゃくちゃ広いため、駅前に立つ人を取材しようにも駅の数が多すぎるし、車で移動するにも駐車場代がベラボウに高いなど、資金と時間が限られている現段階では、概要をサラリとチェックするのが限界でした。なので、あんまり面白いレポートにはなっていないのですが、当選してしまったヤバめのオジサンやオバサンをチェックするぐらいはできるので、ちょっとまとめたいと思います。

一部の自民党議員については世田谷区長選のレポートでも触れておりますので、そちらも参考にしていただいた上で、ここではNHKから国民を守る党の議員、そして、美人候補たちの公約などをチェックしたいと思います。それぞれを見比べて思うことは、ろくすっぽ仕事をしないアホのオッサンたちより、女性議員の方がはるかに優秀であり、女性議員をもっともっと増やしていくことが街をよくするための第一歩なのではないかと思わずにはいられません。

■ 世田谷区もN国が当選してしまう

成城や田園調布などの有名な高級住宅街があることから、さすがに世田谷区ではNHKから国民を守る党の当選者はいないだろうと思うかもしれませんが、実は、世田谷区でもNHKから国民を守る党の候補者が当選を果たしてしまいました。世田谷区の人口は約90万人ですが、有権者数は74万4432人。今回はその中から3667票以上取れれば当選できるので、ざっくり4000票取れば良いのです。これは全体の0.5%を獲得するだけで当選できる計算です。ちょっと「B層」にササれば当選できる。若い人たちの一人暮らしも多い三軒茶屋なども世田谷区ということになりますので、ここでもNHKから国民を守る党が当選してしまったのです。

さて、栗原博之という人物は、NHKから国民を守る党において、どのようなポジションの人間なのか。栗原博之のSNSなどをチェックしたところ、NHKから国民を守る党に対して疑問を抱くようなことはなく、積極的に選挙を手伝い、コールセンターの電話番も頻繁に担当していることがわかりました。あまり目立たない存在だけど、コツコツと党の活動に参加している真面目でアホなオジサンということになろうかと思います。130万円を納めることになっても、「議員報酬がもらえるから」ということでノーギャラで電話番をするのも、何一つ疑問を抱かずにやってのける男。49歳らしいので、そこそこ歳の取ったオッサンなんですが、この歳でNHKから国民を守る党の活動を積極的に手伝っているとか、地獄絵図です。

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