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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#98)。

日頃から失言を繰り返している立花孝志ですが、とうとう絶対にやってはいけない致命的な失言をかまし、NHKから国民を守る党を支持してくれそうな親和性の高いネトウヨから嫌われ、これまで立花孝志のことを好意的に見守ってきたような人たちが「敵認定」をするようになりました。立花孝志はすぐさま火消しをするための動画をアップしたのですが、これもまた都合が悪かったようで現在は削除。立花孝志は「俺は逃げないし、都合の悪いものもすべてアップしている」と豪語していましたが、本当にヤバいヤツは削除する人間だと言うことを証明しています。これから立花孝志は何をしても叩かれるようになる可能性があり、潮目が変わってくる可能性があります。僕はこれまで繰り返し訴えてきましたが、立花孝志に戦略なんてありません。立花孝志にあるのは、恥じらいもなくデタラメを言える瞬発力だけ。今回は丸山穂高の正当性を主張しようとデタラメを言ったら、それが「絶対に言ってはいけないヤツ」だっただけです。国会議員にも言論の自由はありますが、国会議員が国益を損なう恐れがある発言をしてはいけません。オマエのクソみたいな持論のせいで、竹島が韓国のものだという正当性を認めてはいけないからです。


■ 「竹島の領有権は韓国にある」というアホ発言

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いちいち二瓶文徳を直撃する立花孝志の中継を見ている人は少ないので、このアホアホ発言は、現地で取材していたデイリースポーツによって大々的に報じられることになりました。この記事では「区役所前では報道陣の取材に対応。日本と韓国がともに領有権を主張している竹島について、領有権は韓国にあるという趣旨の主張を表明した」とセンセーショナルに伝えられ、さらには立花孝志のデタラメ法解釈ぶりをご紹介。立花孝志が「ただの頭の悪いオジサン」であることが露呈してしまったのです。これまで自分で自分のことを天才だという立花孝志の主張を信じ、炎上するような発言もすべて計算づくであるかのように受け取ってきた人たちも、ハッタリだったんだということに気付いた瞬間ではないでしょうか。

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さて、この立花孝志のアホアホ発言に、最もブチギレたのは「日本第一党」の桜井誠でした。国会議員である立花孝志が「竹島は韓国に領有権がある」なんていうことを認めた日には、この発言が韓国に利用され、「日本の国会議員だって言っているじゃないか!」とツッコまれる可能性は十分にあります。立花孝志は有権者に選ばれているという前提があるため、「コイツがとてつもなくバカなだけ」という主張が通るはずもなく、日本の国会議員が認めていると言われてしまいます。こういうことが起こるから、ガチで頭の悪い奴を議員にしてはいけないのです。ということで、日本第一党が立花孝志の発言を全文書き起こししてくれているため、僕の作業はコピペだけで済むようになりました。

共産党の小池さんが、ね、竹島の戦争じゃないと取り返せないんじゃないか、といった発言をうちの党の丸山穂高がしたわけ。別に戦争しろと言ってないよ。これ以上、日本の領土だと主張するなら「戦争して取り返すしかないんじゃないんですか?」って、「か」ってつけて、「?」までつけてるのに、「戦争して取り返せ」みたいに変換しているわけだ、勝手に。それを共産党の人が、党首の立花も党として責任を取れって言ってきたわけ。10日ほど前に。じゃあ、俺が何をしたんだ、責任を取るからやったことを教えてくれって言ったら、「勘弁してくださいよ、立花さん」って逃げてるのよ。おかしいよね、もう共産党そんなの。

(連絡こないんですか?)

来ないよ。連絡来ないよ。二人に手紙、ファックスしてるよ。もう勘弁してくれよ、俺たちは政治ごっこしてるのって向こうは言ってるわけ。竹島について議論をしようなんて気持ちはないの。67年間かな、竹島は韓国が支配してるわけ。今さら返せって言えるか? 日本の田んぼや、こういう、普通に例えば、あのビル、所有者がいます。住んでいる人がいます。住んでいる人が20年間、所有者に家賃も払わず、勝手に住んでて、20年経ったら所有権は住んでいる人に移るのよ。20年で。時効取得っていうのよ。取得時効か。

まず、「戦争で取り返すしかないんじゃないですか?」という質問は、選択肢が1つしかなく、実質的に「戦争で取り返せ」と言っているようなもの。まずもって共産党は逃げているわけではなく、立花孝志のようなアホをそもそも相手にしていないという説が濃厚です。立花孝志はすぐに「逃げる・逃げない」の話をかましてきますが、立花孝志にかかれば「相手にしない」という行為すら「逃げている」ということになり、「勘弁してくださいよ」と言っていることになってしまいます。さらに、立花孝志は所有権の取得時効の話をベースに「竹島も実効支配していれば韓国の領土になる」という話をしており、頭の悪いことこの上ありません。そもそもそこらへんのお店の話のように、領土の話を国際法を無視して「民法」をベースに語っている時点で、どの口で「法律の専門家」を名乗っているんだという話ですし、公然と認められる状態で使っていない限り、取得時効にはなりません。そんなことが許されたら、ジャイアンみたいにどんどん他人の不動産を占拠して「このビルは俺のもの」と言えるようになるし、人里離れた山奥に勝手に小屋を作り、そこで暮らしていたら「この山は俺のもの」になってしまいます。「んなわけあるかいな!」という話で、竹島に関しては言うなら、日本はずっと「日本の領土だ」と言い続けているわけで、一度も韓国の領土だと認めたことはありません。なので、民法162条の所有権の取得時効と照らし合わせても、韓国のものになるはずがないのです。つまり、「法律の専門家」を自称している立花孝志の法解釈は「デタラメ」です。そもそも司法試験に合格したわけでもなければ、法学部で学んだこともない、偏差値38の「ぶっ壊すおじさん」の言うことを信じているN国信者たちは、どうかしているのです。一言で言えば「カルト」です。

70年近く、占領されているのに、今さら日本の領土って言ったら戦争になるでしょ。だからもう日本の領土じゃないってはっきり言えば、これで戦争にならないことを言ってるのよ。片方、別の言い方をすればね。そういうことも考えましょうよって言ってるわけ。で、一番国民を平和に導くには、竹島はもう捨てるっていうことも、国民の皆さんの中で、多数決で聞いてみるのも必要なのよ。勝手にあの国は、日本の国だ国だって言ってるから、韓国も怒ってるんでしょ。俺たちが67年間も守り続けてる島を、なぜ日本が領有権あるってゆってるんだって揉めてるんだから、国民にちゃんと聞いて、あの島はもう韓国のものだと決めてしまえば、戦争しなくていいわけでしょ。その問題提起をしてるに過ぎないのに、やれ国会で糾弾決議が通った、次は議員辞職勧告決議だって。そんなもの通したって辞めなくていいんだから。やってることが頭のおかしな人なのよ。本来、本当にあれが問題だと思うんだったら、議員辞職勧告決議案が出たら議員を失職するって法律一本作ればいいのよ。

そもそも竹島が日本の領土であることは揺るぎない事実です。韓国が竹島を不法に占拠しているのは韓国が悪いわけで、日本に落ち度は一つもありません。そして、日本という国は、いくら韓国が不法に占拠しているからといって、上陸した韓国人を軍隊が殺してしまうほど野蛮な国ではありません。東京でパスポートを持たない不法入国の外国人がいた時に逮捕するのは警察や入国管理局の仕事です。パスポートを持たない不法入国の外国人を自衛隊が排除するのはおかしいわけです。竹島は日本の領土であり、それは疑いようのない事実なのですから、まず動くべきは警察であり、あるいは、入国管理局です。もし韓国が「軍」で対抗するようなことがあれば、こちらも自衛隊が動くべきかもしれませんが、あらゆる手続きをいきなり吹っ飛ばして「戦争だ」と言ってしまう奴は頭が悪すぎるのです。丸山穂高の「戦争で取り返すしかない」は、竹島が日本の領土だからこそ踏むべき手続きを吹っ飛ばして軍を使うのですから、国際的に侵略戦争だと捉えられてしまう可能性があるわけで、自分たちが正しいことをしているのに悪いことをしたかのように扱われるのは最悪です。百兆歩譲って、立花孝志の言っている民法ベースの「取得時効」が正しいとするならば、竹島は既に韓国領であり、それを取り返すために自衛隊を派遣すれば、それはもう完全に侵略戦争です。アホとアホが組み合わさってアホの2乗になっており、日本をカルト国家に仕立て上げようとしている危険な集団です。戦争になることは避けなければなりませんが、だからと言って、日本の領土である竹島を韓国に譲り渡すという選択肢は最悪です。先程も書きましたが、日本に落ち度は一つもありません。何も悪くないのに、勝手に乗り込んできた韓国に領土を渡せというのです。だったら、NHKの集金人が家に乗り込んできても、すんなり受信料を払ったらよろしいですやん! だいたい丸山穂高が言っていることは「戦争したくないなら竹島を捨てよう」という話なのでしょうか。そんな問題提起をするために「戦争するしかない」と言っているのだとすると、こんなに頭の悪い奴はとっとと議員を辞めるべきです。丸山穂高もバカだし、立花孝志もバカだし、2人しかいない国会議員のうちの2人が、2分の2でバカなんだから、マジで滅びた方がいいです。頭がおかしいのは立花孝志の方なので、ぜひ議員辞職勧告決議案が出たら議員を失職するという法律を作っていただき、丸山穂高も立花孝志も議員辞職してもらいたいと思います。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

今、立花孝志は「こういう意見もあるという例を説明しただけ」と釈明し、N国信者たちは「マスコミによる偏向報道だ」と言い出しています。こんなにガッツリと証拠が残っているのだから、どうにも言い逃れはできないだろうと思うのですが、立花孝志は証拠があろうがなかろうが、力技で「そんなこと言ってない」というスタイルです。N国信者もまた「竹島が韓国領だというのはオマエの願望だろう」とか言ってくる始末。立花尊師の言っている日本人とは思えない発言を指摘したら「オマエの願望」だと言われてしまうのですから、こんなに理不尽なことはありません。共産党でさえ「竹島は日本の領土だ」と言っているのに、「竹島が韓国領だという考え方もある」と説明するのは、おそらく日本で立花孝志ぐらいしか存在しません。僕たちが竹島を韓国領だといいなと思っているから脳内変換でそう聞こえるだけだと言われてしまうのですが、先程の書き起こしを見ても脳内変換でしょうか。立花孝志もおかしいのですけど、立花孝志の言うことばかり一方的に信じる「N国信者」もだいぶおかしいです。

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先日は弁護士資格を持つ若狭勝さんが立花孝志の脅迫事件について解説していたのですが、立花孝志が若狭勝さんに対して「無能」などと言いながらダメ出しをしていました。誰がどう考えても弁護士資格を持っている若狭勝さんの発言と、領土問題に民法162条を出してくるような偏差値38のデタラメ法解釈おじさんの発言だったら、弁護士資格を持つ若狭勝さんの言っていることの方が信憑性があるってなものですが、N国信者たちは「立花先生のおっしゃる通り!」なのです。ちなみに、若狭勝さんを「無能」だと言っている理由は、都民ファーストの会の中心人物として旋風を巻き起こしていたものの、2017年の衆院選では若狭勝さんが負けたからです。しかし、若狭勝さんは「都民ファーストの会」が最も勢いのある時に活躍していた人物。大失速した時の「希望の党」に関わっていたとされるのが、今、NHKから国民を守る党の幹事長になっている上杉隆です。若狭勝さんに「無能」と言うなら、オマエの隣にいる奴にも言ってやれという話です。立花孝志は知らないんだと思いますが、若狭勝さんは元検事で、東京地検特捜部の副部長や東京地検公安部長などを歴任してきた人物です。そう、立花孝志のスゴいところは、ホンモノのプロ中のプロにダメ出しをしているところです。軟球しか触ったことのない草野球おじさんがプロ野球選手に向かって「速い球を投げたいんだったら、もっとこうやって腕を振らないと!」と言っているようなものです。「は?」です。あれでしたら、9月19日に裁判の判決が出るので、若狭勝さんだけでなく、僕の裁判を担当してくれている現役弁護士さんにもダメ出ししてやってください。鼻で笑われちゃうと思いますが。


※訂正について

この記事では、取得時効について「所有者が所有権を放棄していない限り」と書いていましたが、この表現は誤りであるとのご指摘をいただきました。リサーチが甘かったことを反省します。法律の部分で間違ったことを書いてしまうと立花孝志と一緒になってしまうのですが、僕は弁護士の資格を持っておりません。法律の専門家ではありません。誤りがあった時には速やかに修正し、正しい情報を皆さんにお届けできるように努力いたします。

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