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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#111)。

ここ最近、民主主義をぶっ壊す「NHKから国民を守る党」の酷さを多くの人に知ってもらいたくて、毎日、レポートをお届けすることに情熱を燃やしてきた僕なんですが、当然、どれだけ「NHKから国民を守る党」のレポートを増やしたところで、一般の人から見れば、ものすごく端っこにある政党のため、ほとんどの人は危機的に感じてはいません。だから、レポートを書いたからと言って売れるわけではなく、あんまり一生懸命お届けするより、もっとこの状況を楽しんだ方が絶対にバズるし、応援してくれる人が増えると思うようになりました。そろそろ真剣に「NHKから国民を守る党」を見ていくことをやめようと思いました。


■ N国信者との会話がキッカケ

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先日、ツイキャスのコラボ配信の中でN国信者の男性と話す機会があり、3時間近くにわたって討論をしたのですが、ぶっちゃけた話、文章になった瞬間に読むのをやめるという話で、立花孝志代表がウケているのは「動画だから」であることがわかりました。「漫画なら読めるけど小説は読めない」というのと同じで、動画なら説明を聞けるけど、文字で説明を読むのは面倒臭いという話です。つまり、僕はnoteで毎日5000文字以上のレポートをお届けしており、当然、そこにはNHKから国民を守る党の批判もたっぷり詰まっているわけですが、そもそもN国信者たちはレポートを読んでいないということです。これは僕の批判がまったく機能していなかったことを示しています。

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さらに、昨日は人気YouTuber・みずにゃん氏がNHKから国民を守る党の選挙カーの上で、改めて立花孝志に1票投じるように呼びかけました。これまで批判的なスタンスだと思っていた人が、僕の目の前でひっくり返ったのです。みずにゃん氏は一般人であり、現段階ではNHKから国民を守る党から立候補するわけではなさそうなので、どのような立ち振る舞いをしようと批判をするつもりはありません。一般人の思想信条は自由ですし、YouTuberにはYouTuberのコミュニティーがあり、いろいろな事情があるのかもしれません。ただ、僕は自分の無力さを痛感することになりました。


■ 選挙ウォッチャーながらに知識不足だった

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お恥ずかしい話、参院選の直前に辞職した場合は、参院選の定数が拡大し、最下位当選を果たした人が補欠選挙に出られるというシステムになっていることを知りませんでした。もともと選挙に詳しいから選挙ウォッチャーになったのではなく、選挙ウォッチャーをやる過程で、みんなと一緒に勉強していこうというスタンスだったため、知らなかったから失格だということもないのですが、「他人を批判する前に自分が勉強しておくべきだ」という点においては反省しなければなりません。N国信者をバカモノ扱いしておきながら、実際にバカだったのが僕だったというのですから、これでは自分のメンツが丸潰れです。まだまだ僕が気づいていないだけで、選挙について知らないことはたくさんあるのでしょう。この「選挙ウォッチャー」という新たなビジネスを確立するためには、まだ時間を要するということです。これからしばらくはN国信者から「バーカバーカ!」と言われながら、タピオカを飲んで過ごそうと思います。


■ 立花孝志代表は、ただの選挙おじさん

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よく考えてみると、立花孝志代表は、ただの選挙おじさんです。僕が脅威に感じていたことは、このようなテロリストみたいな思想の持ち主が政治家になって、その権力を振りかざすようになったら、日本の民主主義は終わるというものでしたが、今回、参議院議員を辞めて参議院議員の補欠選挙に立候補したのを見て、立花孝志代表がやりたいことは「選挙」なんだということがよくわかりました。政治家として何をするかがゴールなのではなく、選挙に当選して「すごい」と言われることがゴールなのだということです。いろいろなN国信者たちが地方議員になり、ろくすっぽ仕事をしないことは問題なんですけど、政治家としての立花孝志はそれほど脅威ではないのではないかと思うようになりました。もちろん、油断は禁物ですし、ついさっき僕の知識が不足していたことが発覚したばかりなので、ただの分析不足なのかもしれませんけど、どのみち6年間は国政政党であり続けるわけですし、あと6年間は破壊活動が続けられることでしょう。今のペースでNHKから国民を守る党を追いかけ続けていたら、他の重要なことがまったく伝えられなくなってしまいます。なので、NHKから国民を守る党についての批判は、なるべく動画でお届けできるように頑張りたいと思います。


■ なぜN国信者は立花孝志に魅せられるのか

なぜN国信者たちは立花孝志代表に魅せられるのか。それは、立花孝志代表が成功しているように見えるからではないかと思います。僕は完全なる弱肉強食の世界でそこそこ食べていくことができたし、その後のサラリーマン生活でもプロジェクトの赤字脱却に貢献するなど、それなりにやりたいことをやって、他人より少し高いギャラやお給料をもらってきたと思います。今、こうして貧乏のどん底を味わっている「選挙ウォッチャー」というプロジェクトも、心の中で「この僕が今、こんなに貧乏な生活を味わっているのはスゴいこと」だと思っていて、この生活が一生続くとは思っていません。しかし、N国信者たちと話してみると、僕のような人間が成功することはあり得ないと思っているのに、リスクに備えてネガティブに考えることを極端に嫌う傾向にあります。要するに、「成功はしないけど、常にポジティブでありたい」と懇願しているというわけです。思えば、僕は中学校時代の唯一の友達から22歳ぐらいの頃にネットワークビジネスの布団を買ったことがあります。その友達は高卒でトラックの運転手をしていて、同窓会で金持ちになってみんなを見返すためにネットワークビジネスに手を染めました。「人生の一発逆転だ」と話していて、僕が「友達を辞める代わりに布団を買うか、布団を買わずに友達であり続けるか」を友達に迫ったところ、「友達を辞めても布団を買ってほしい」と言われ、結局、布団を買いました。その時に友達を連れて、千葉のどっかにある弁護士事務所に行き、ネットワークビジネスが違法だということを言ってもらおうと思ったのですが、弁護士から「これはネズミ講じゃないから合法だ」と言われたのを覚えています。もう少し良い弁護士だったら、ネットワークビジネスが最終的に売れない奴らの犠牲の上に成り立つ、破綻したビジネスモデルだということを教えてくれたかもしれないのに、合法か違法かだけのロジックで判断され、結局、友達を説得できませんでした。僕はある意味で、NHKから国民を守る党がやっていることはネットワークビジネスに近いと思っていて、合法か違法かだけを判断軸に、既得権益をぶっ壊せば自分たちに幸せが訪れると思い込ませることによって、人々を魅了しているのだと思います。まっとうなビジネスをしていたらネットワークビジネスなんかには引っかからないけれど、人生の一発逆転を狙いたい人にとっては妙にササるものがある。「ネットワークビジネスなんかに引っかかる奴はバカだ」と思うけれど、当時、ネットワークビジネスをやっていた友達から言われた言葉は、「これは非常識なんかではない、新常識なんだ」です。渦中にあるN国信者にどれだけ「オマエはバカだ」と言ったところで、ネットワークビジネスで言うところの「オマエはネットワークビジネスの幹部になっている人よりもお金を稼いでいるのか」の理論を出されて終わってしまう。一時はネットワークビジネスにハマったような人たちも、やがては言うほど儲からないことに気づいて抜け出すのかもしれないけれど、アムウェイがなくならずに巨大な組織であるように、N国信者たちも「NHKをぶっ壊す!」というお経を唱えながら、脈々とあり続けるのだと思います。僕は今、「これからネットワークビジネスに手を染める人を減らせるか」という命題に直面しているに等しいのです。ホリエモンは成功している、メンタリストDaiGoは成功している、立花孝志代表も成功している。対して、「オマエは成功していないだろう」と言われたらそうなのかもしれません。しかし、僕はこのプロジェクトが年商1億円になると宣言しています。N国信者たちはそれを鼻で笑ってくれるわけですが、僕は過去、どんなプロジェクトも有言実行で成功に導いてきたつもりです。N国なんていう恥ずかしいものを信じなくても、人は普通に頑張れば普通に成功できることを示し、僕の会社で働く人たちが充実した暮らしをしていることこそ、N国信者を減らす一番の道なのかもしれません。僕はNHKから国民を守る党を追及することがやりたかったわけではないし、もっともっと自分が楽しいと思うようなことをたくさんやって、世の中に新しい提案をしていきたい。政治家よりも、よっぽど人々の暮らしを豊かにするような、僕にしかできないプロジェクトを、人生を楽しむことを優先しながらやっていこうと思っています。


■ 「面白さ」で世の中を変える努力

れいわ新選組にしろ、NHKから国民を守る党にしろ、なぜ熱狂的な支持者が生まれるのかと言えば、それは「自分が参加することで世の中が変わる気がするから」だと思います。熱狂の中に入ることは楽しいし、N国信者のようにマナーやモラル、民主主義を破壊するものだったとしても、陰キャに訪れた初めての青春のように楽しいのだと思います。昨日の池袋で立花孝志代表と握手をするために並んでいる人たちが、もれなく40代・50代の全力でイケてない雰囲気の人たちだったことを見れば一目瞭然。リアルな生活が充実していそうな人は、ほとんどいませんでした。僕は企画屋・コンテンツ屋として、こういう人たちにどのような「面白い」を提供できるのかも考えていかなければならないと思うし、自分たちの生活が少し豊かになる何かを提案していかなければならないと思います。「過疎YouTuberが立花孝志代表のおかげで稼げる」というのも人々に与えている希望なのでしょう。きっと1万円や2万円儲かるぐらいの小さな話でいいのです。あるいは、実際には0円だったとしても、リツイートするだけで100万円もらえるかもしれない程度の希望で良いのかもしれません。とにかく僕は、さまざまなタイプのコンテンツを発表し、人々に「面白い」を提供しなければなりません。やらなければならないことは「自分が売れること」です。売れていることこそ最大の説得力であると考えます。「面白いを使って世界を変えること」。それはまさに僕の「初心」です。


■ 10月23日のイベント限定配信

おかげさまで1週間後に迫ったネイキッドロフトで行われる「やや日刊カルト新聞」の藤倉善郎さん、鈴木エイトさんとやるイベントですが、今日から10月22日までの間に500円以上のサポートをしてくださった皆様に、ツイキャス限定配信のパスワードを差し上げます。遠方にお住まいでイベントに来られない方、チケットが取れなかった方、イベントの熱狂をもう一度家で楽しみたい方など、ぜひこの機会にご支援ください。なお、サポートいただいたお金は、選挙ウォッチャーとしての取材費、機材費、YouTube進出のための資本等に充てさせていただきます。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

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今日はいつになく自己啓発的な内容になってしまいましたが、僕が何をしたいのかと言ったら、コンテンツ屋さんとして、面白いレポートを続々とリリースし、面白い動画を続々とリリースし、面白いイベントを続々と開催し、一人でも多くの方に楽しい時間を過ごしていただき、かつ世の中が少しでも良くなっていくようなことに貢献したいということです。これまでにも同じような反省を何回もやっているのですが、そろそろ本気で「選挙ウォッチャーちだい」をブランド化し、NHKから国民を守る党がやっているようなハリボテでできた空虚な世界観ではなく、クリエイターがプロデュースする本物を皆さんに提供したいと思います。ニセモノが支持されるのであれば、本物が支持されないはずがありません。王道かつ正攻法で、最速の目標到達を実現したいと思います。ということで、明日からは再び仙台市議選のレポートをお届けします。

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