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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#4)。

これまで無料で公開してきた「NHKから国民を守る党」の最新情報ですが、相変わらず1円も儲からない上に、「NHKから国民を守る党」を支持する情弱のアホどもが、家の住所や衛星写真、本名や経歴などを晒してくれるので、メリットが何もないどころか、デメリットばかりが増えていくことになりました。たいしてアクセス数が増えるわけでもない上に、1円も稼いでいないのに、朝霞市議の大橋昌信さんからは「小銭稼ぎ」と言われ続けるため、どうせ言われるなら、今回から月額1270円(NHKの受信料より10円高い)でマガジンを発行することにいたしました。この時期であれば、ワールドカップの試合が楽しめるNHKの方が、このレポートよりナンボも面白いと思いますが、このレポートでは「NHKから国民を守る党」にさまざまな疑念や懸念を抱いている皆様に、どこよりも詳しく最新の情報をお届けいたします。


■ 「NHKから国民を守る党」が「幸福の科学」に寄る

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まず最初のニュースは「NHKから国民を守る党」が、「幸福の科学」に近づき始めたということです。日頃からAV男優や前科者を党員にしている「NHKから国民を守る党」なので、幸福の科学にお近づきになったことに驚きはありませんが、幸福実現党では議員になれない「幸福の科学」の党員が「NHKから国民を守る党」の推薦を得て、議員を目指してくる可能性がゼロではありません。横山緑ことくぼた学議が立川市に住んでいた事実を証明しますという動画の冒頭で、「これから大川隆法さんの説法を聞きに行ってきます」と語っています。これまで立花孝志さんが「幸福の科学」について語ることはなく、「大川隆法」という名前さえ噛みかけているところを見ると、もともと「幸福の科学」の信者だったわけではなく、何らかのつながりで招待されたものと推測されます。


■ マンションの虚偽申告を暴露する葛飾区議・立花孝志

わざわざこのマガジンを読んでいる人は、葛飾区議の立花孝志さんが「超人的なアホ」であることがわかっていると思うので、何も驚くことではないかもしれませんが、YouTubeで堂々と犯罪を述べ、自ら外堀を埋めていくのが立花孝志さんのスタイルです。なので、久保田学さんの住んでいるマンションについて、立花孝志さんはこのように述べました。

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これは正確に申し上げると、あの物件も、今、久保田君が入居している物件も、僕の名義で借りているんですよ。1軒目の物件に関しては、立花が住むということで、僕が不動産屋さんにですね、虚偽の申告をして契約をしたと。不動産屋さんのオーナーは立花さんが住むと聞いていたのに、別の方が住んでいるから契約違反でしょって言われたんですね。だから、「それはゴメンナサイ」と。僕もね、会社の名義で借りて社員を住ませるって契約をした方がよかったんですけれども、法人契約をするのが邪魔臭くなって個人で契約した。まあ、一緒に借りに行ったんだよね、あの時もね、不動産屋さんに一緒に。まあ、僕もそこで問題を起こすのはまずいと思ったんですよ。確かに、我々も完全に久保田君が悪いんじゃなくて、僕が僕の名義じゃなくて会社の名義で借りて社員を住ませるって手続きを取ったら良かったんですけど、まあいいやと。個人の方が早いという判断を不動産屋としたのかな。それでやったんで、別の人が住んでいるということで契約違反だから出て行ってくれないかということで、それで久保田君に別の不動産、レオパレスを借りるから、レオパレスの方は社員が住むということで、ちゃんと申告をしています。

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まず、立花孝志さんはダブルで虚偽申告をしている可能性が高いです。1軒目は自ら「虚偽申告をした」と語る物件です。そもそも議員なのに軽々しく「虚偽申告をした」と言ってのける倫理観。この調子だと政務活動費を虚偽申告していても不思議ではなくなってきますが、わざわざ不動産屋さんに行って虚偽申告をする理由がわかりません。そんなもの「自分がお金を払うけど、住むのは久保田学です」と言えばいいだけの話なのに、わざわざ虚偽申告をしてまで久保田学さんが住んでいることが理解できません。2軒目のレオパレスについても、久保田学さんを「立花孝志ひとり放送局株式会社」の社員ということにして住まわせているのだとしたら、久保田学さんは社員ではないと考えられます。社員にするためには、厚生年金や社会保険などを会社が支払うことになりますから、手続きが煩雑です。収益のほとんどない会社で、月額の給与を支払っているとは思えない上に、久保田学さんからは政党の活動費を徴収しているのです。こんな状態で「社員」として給与を支払っているのだとしたら、めちゃくちゃわけのわからないマッチポンプです。つまり、社員が住んでいるわけではないので、これもまた虚偽申告の可能性が高いのです。


■ 久保田学議員の居住実態がないことへの稚拙な反論

久保田学議員には「立川市の居住実態がなかったのではないか」という疑惑が浮上しており、立川市の野党議員の皆さんが本格的な調査に乗り出しているとの情報が入っていますが、「NHKから国民を守る党」の立花孝志代表は、久保田学議員の居住実態について、以下のように反論しています。

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まさにAから始まるマンション(立川市内と思われる)でトラブルを起こしているために、これが動かぬ証拠とまずなっています。動かぬ証拠というのは、立川市で配信をしていた。もちろん住民票も移しているし、少なくとも3ヶ月よりも前、ですから4月だったかな、7月だから6、5、4か。4月中にはまず立川市民になっているっていうことは、これは動かぬ証拠だと思うのです。

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全然説明になっていません。「居住実態」の話をしているのに、住民票を移しただの、配信をしてトラブルになっただのという話は、居住実態を証明する話にはなりません。「住んでいるかどうか」が問題だというのに、手続きをしたかどうかの話をしているわけで、この話から推測されるのは、もともと立川に引っ越すつもりだったけれど、トラブルを起こしてしまったために、住めなくなってしまったこと。新しい物件としてレオパレスを借りたけれど、配信に適していない場所だったため、ほとんど住まずに平井の撮影スタジオという形の自宅で暮らしていたのではないかということです。つまり、居住実態の証明にはなっていないので、これはアウトの可能性が非常に濃厚です。

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そこ(Aから始まるマンション)を出て行ってくれと言われて、すぐに物件が見つからなかったんで、約2週間ぐらい探しました。2週間ぐらい、新しい物件に行くまでは猶予をいただいていて、その間はやっぱり問題を起こしているので、そこに住むのはちょっとっていうのもあって、確かに平井の方にメインとしては居住があったということは間違いない。

なんと、自分から暴露をしました。少なくとも2週間は「居住実態がない」ということが確定です。これは自分で言っているし、久保田学さんも隣にいるけど否定していないので、そういうことなのでしょう。トラブルを起こしてから2週間は平井で暮らしていたので、居住実態があった可能性があるのは最大でも約2ヶ月半ということになります。レオパレスの物件がいつから借りられていて、いつから引っ越したのかは謎であり、野党議員団の皆さんがどこまで調べられるかにかかっています。

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その扱いについて、彼にどう指導していたかと言うとね、レオパレスって非常にまず狭くて、配信ができるようなスペースがない。だから、平井のマンションがスペースであって放送ができるから、そこは職場として配信すればいい。普通の人が言うところの彼は配信業ですから、平井はあくまでも職場、立川が居住をする所ということになります。じゃあ、何日そこで寝たらいいのか、お風呂入ったらいいのかとか、そういう判例って過去に何一つないんです。ないんです。判例はありません。ただ、むしろこういうことが判例で出ていてね、一番有名なのは埼玉県の新座市のナントカアスカちゃんっていう子が、彼女がまず水を使っていなかったと。水道の使用料が極端に低かった、電気も使っていなかったと。で、それに対して彼女は弁明で、コンビニで用を足していたとか、ちょっと考えられないですよね。

実は、居住実態がなくて議員資格を失う例は、けっこうたくさんあります。立花孝志さんは「情弱」なので、ジャーナリストを自称しながら、日頃から調べていらっしゃらないでしょうけど、ごく最近の選挙を見ただけでも居住実態がないことが問題になったケースはたくさん存在します。というのも、議員になるために引っ越して立候補するというのは「NHKから国民を守る党」に限らず、各地で起こっていることだからです。


■ 居住実態がなくて問題になった最近の例

山梨県北杜市では、4ヶ月の間、水道やガスの使用量が明らかに少なく、「家族が韮崎市に住んでいるので、自分は寝泊まりのためだけに自宅を利用しており、トイレは畑で済ませていた」と語っている男性議員が、まさに今、問題になっています。滋賀県野洲市では自民創政会の男性議員に居住実態がないとして、6月28日の市議会で失職となりました。この市議は「マンションでは風呂は使わず、洗濯もコインランドリーで済ませていた」として反論していますが、賛成多数で可決。これから申し立てを行う予定になっています。今年5月にも大阪府羽曳野市で37歳の男性市議が3ヶ月以上の居住実態がないとして失職。このように、わずか数ヶ月の間にも続々と失職しており、「過去に判例がない」なんて強気なコメントをしている葛飾区議の立花孝志さんですが、過去には判例だらけであると言っておきたいと思います。


■ 居住実態で訴えられたら中山ひと美議員を訴えると発言

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「NHKから国民を守る党」の代表で葛飾区議の立花孝志さんは、「居住実態がなかったことを証明するのは自分たちではない」と語った上で、やられたら倍返しすると宣言し、中山ひと美さんが選挙管理委員会に立候補の申告をする前に掲示板にポスターを貼った公職選挙法違反を知っているので、倍返しで対抗すると発言しています。つまり、久保田学さんに居住実態がなかったのではないかと問われたら、中山ひと美さんはポスターを少し早めに貼る選挙法違反をしていたのでおかしいと言うつもりのようです。そもそも「それって倍返しになってるのか?」と思わずにはいられませんが、「居住実態がない」という一発レッドカードのラフプレーに対し、選挙ポスターを貼るのが少し早かったというイエローカードにもならないような話で「倍返しだ」と言って脅しているのが立花孝志さんです。

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もしね、他の議員とかに選挙違反とか言われたら、こっちは思いっきりやり返しますから、やり返しますから。言っておきますけど、自民党のダレダレさん。自民党のね、公職選挙法違反の証拠は取ってるからね。取ったでしょ、あれ、覚えてる? 公職選挙法違反で、選管の方にも僕2回、けっこう言ったんでしょ、いい加減にせぇよとか言って。公職選挙法違反をしている自民党の、もう別に名前を言ってもいいんだけどね。自民党で一番上で当選している人ですよ。ポスターを届け出る前に貼っていると、こういうことをしています。これ、証拠もあって選管に厳しく言いましたが、剥がさなかったんでね。僕たちは言っておきますけど、やりますよ。本当に不当なことをされたら、やり返しますからね。それは法律も、裁判もそうだし、こういうネット上でやり返しますから、そこは我々の良さ!

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やられるもやられないも、最初から居住実態が疑われるようなことをしていなければ、こんなことにはなっていないわけで、自分のことを棚に上げて、中山ひと美議員を「脅す」というやり方で対抗しようとしている「NHKから国民を守る党」。そもそもオマエが悪いことをしているのに「やり返す」なんてことはありません。この政党がどれだけ幼稚な考えをしていて、まっとうに市民の生活を考えられるような政党ではないということは、このエピソードだけでも分かるのではないでしょうか。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

たった1本の動画を解説しただけで5000文字を超えてしまいましたので、このペースで行くと、ほぼ毎日のように記事を書いたとしても、到底追いつけそうにありません。僕も「NHKから国民を守る党」ばかりを追いかけているほど暇ではないのですが、最近、僕に対する名誉毀損の請求額を20万円から200万円に増額したようなので、このあたりもじっくり解説してみようと思います。[了]

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