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【選挙ウォッチャー】 国分寺市議選2019・分析レポート。

もともとチェックするつもりはなかったのですが、NHKから国民を守る党の候補者が所沢市議選に立候補すると聞き、乗り換えるために下車する駅だったこともあり、せめて選挙ボードだけでも写真を撮っておこうと思ったのですが、駅前の再開発などの大きな争点もあり、なかなか面白い選挙ではないかと思います。

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国分寺市の定数は22で、今年は29人が立候補しているので、なかなかの激戦であると言えると思います。有権者数は約10万人なのですが、ここにはNHKから国民を守る党が立候補することはなく、その代わりに日本第一党の候補者が立候補しています。また、「ゼロの会」という旧・ホリエモン新党からも立候補しており、堀江貴文さんがNHKから国民を守る党から立候補する可能性が高いと見られていることから、国分寺市議選は今からチェックしておく必要があると思います。


■ 「ゼロの会」の候補者は落選している

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今回、旧ホリエモン新党「地方議員ゼロの会」から山中光平さんが立候補しています。この政党は、堀江貴文さんが主宰するインターネット上の交流サロンの有志たちが2017年4月に設立。将来的には地方議員をなくし、直接民主制の仕組みの構築を目指すという政策です。次回の衆院選で堀江貴文さんが「NHKから国民を守る党」から立候補する可能性が高いと考えるのは、2017年の段階で堀江貴文さんが「直接民主制」について言及していて、立花孝志議員が「直接民主制」を訴えるようになったのは「支持政党なし」の佐野秀光さんの影響なのかと思っていたのですが、もしかすると堀江貴文さんの影響である可能性があるのです。既に十分なお金持ちである堀江貴文さんが国会議員になる意味はあるのかと思うかもしれませんが、ワタミの渡辺美樹さんにしろ、タリーズの松田公太さんにしろ、それまでの収入に関係なく国会議員になっている人はたくさんいるのですから、堀江貴文さんが国会議員にならないだろうという予想に何の根拠もありません。既に政党を作るぐらいには政治に興味があって、「地方議員をなくしてしまおう」と言って、住民自治を破壊するぐらいのことをやろうとしている堀江貴文さんです。もし国会議員に当選をすれば、NHK以外にたくさんのものを破壊しようと手を尽くすことでしょう。いろいろとやらかしている堀江貴文さんなので、自民党から声がかかるとは思えず、立憲民主党は堀江貴文さんの思想に合いません。最も破天荒に日本のルールを破壊できる政党は、間違いなく「NHKから国民を守る党」であり、かなり高い確率で立候補する可能性があるし、かなり高い確率で当選してしまう可能性があります。現状の「ゼロの会」はまったく数字が取れません。国分寺市議選に立候補した山中光平さんはキリッとした感じのポスターで立候補していますが、当落のボーダーラインには遠く及びませんでした。しかし、こんな現状も「NHKから国民を守る党」なら打開できる可能性があるのです。


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