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【選挙ウォッチャー】 西東京市議選2018・立花孝志のデタラメ解説について。

12月23日は西東京市議選が行われるのですが、ここに「NHKから国民を守る党」という政党が候補者を擁立しています。選挙の公約は「NHKの集金人の被害から国民を守る」なのですが、ぶっちゃけた話、これは地方議員にならなくてもできることです。代表の立花孝志いわく、何のために議員をやっているかと言ったら「金のため」だそうで、年収にして1000万円近くになる議員報酬が目的で議員をやっているのだと言います。他の議員たちもそうですが、議会で話し合わなければならないことがたくさんある中、NHKの問題だけしかやらないのが「NHKから国民を守る党」です。こんな政党から議員が誕生していること自体が「日本の闇」なのですが、先日、西東京市議選を取材していたところ、立花孝志にカラまれ、ネットで顔を晒されたあげく、バカだの面白いだの、ずいぶんと侮辱されました。その動画は約20万回も再生され、僕のこれからの仕事に影響が出ることが間違いないということで民事裁判を起こすのですが、その前に立花孝志がデタラメな解説をする動画をアップしていましたので、しっかりと検証していきたいと思います。

■ 「フルボッコにした解説」という動画について

議員のくせに中二病をこじらせているのか「フルボッコにした」と言っている葛飾区議の立花孝志。まず、僕の顔をネット上に晒してアクセス数が上がっていることについて「やっぱり面白いですね」などと言い出したかと思えば、「やっぱり僕が思った通り、ちだい君を叩くと面白い」などと言っています。議員が「面白い」という理由でインターネットを使って叩き出したわけなので、いよいよサイコパスにも程があります。これも貴重な裁判資料として記録したいと思います。そして、大学の法学部を卒業したわけでもなければ弁護士資格を持っているわけでもない、偏差値38の高校卒の立花孝志は肖像権侵害について「不倫と同じ」という解説を始めました。

世の中には「道徳→法律違反→犯罪→有罪」という順番があると説明を始めた立花孝志は、「道徳とは朝起きたら挨拶しましょうみたいな話」と言いました。まったく相応しくない例を持ち出す立花孝志。それを言うなら議員のくせに「法律を守らない」をウリにして議員ユーチューバーとしてメシを食おうとする腐れ外道ぶりが「道徳」の話です。法律を守らないことをウリにして議員をやること自体は犯罪ではありませんが、議員としての資質はまったくありませんので、道徳心を持ち合わせていない人間は議員なんぞになってはいけないのです。そして、議員が侮辱を繰り返します。

ちだい君はもう本当にバカすぎるので、民法違反は犯罪だとワケのわからないことを言っていましたけれども、民法というのはコッチ(不法行為)ですから」

立花孝志は日頃からスレスレのことをしているので、一般人にとってはどっちでも同じようなことでも、「犯罪」「不法行為」という言葉の微妙な違いはとても重要で、「バカすぎる」などと言ってマウントを取ってくる人間だということがここで示されています。どんなに良い大学を卒業しても、こんな細かい言葉の違いで偏差値38の高卒のデタラメ法律オジサンにバカにされるのは癪です。だから、立花孝志と対峙する時には、弁護士資格を持つほどに勉強する必要はありませんが、立花孝志以上の法律の知識が必要となり、3日ぐらい勉強した方がいいということになります。とりあえず、議員という立場で多くの人の前で「バカすぎる」という言葉で侮辱してきたことについては問う必要があります。さて、立花孝志は肖像権侵害について、以下のようにコメントしています。

「僕は昨日、わざとやった肖像権違反。これは撮影するだけでは肖像権違反にはなりません。撮影をしてさらにそれを公開する、いわゆるインターネット上にアップした時点で、ちだい君の肖像権を侵害していると」

弁護士さんの見解では、肖像権違反は「撮影した時点から」だと言っています。つまり、このあたりは弁護士資格も持たずに法律の専門家を自称している高卒(偏差値38)のオッサンのデタラメということになります。これは非常に深刻な話です。立花孝志の動画を見ている全国のアホの子が、立花孝志の言うことを信じて撮影するまでは肖像権違反ではないと認識して、誰かをうっかり撮影してしまう可能性があるからです。平気でデタラメの知識を公開してくる立花孝志は害悪でしかありません。そして、ここからが非常に重要です。

「昨日の事件、経緯ですが、私が『ちだい君』と、ね、選挙ポスターを何か写真か何か撮っていたんでしょうかね、まあ、生放送しながらやっていたちだい君、『ちだい君』と言ったら、ちだい君が後ろから振り向きざまに僕の顔をカシャッと写真を撮ってきたんですよ。カシャッって言いましたから。アイツ、2台カメラ、携帯電話と、スマホとカメラ持っていたんですけど。で、彼がそれをやってきたんで、僕はただちにスマホを撮り出して、彼の撮影を始めたら、彼が撮影をやめましょうと」

これはヤバいです。僕は確かにカメラを持っていましたが、僕のカメラはシャッター音のしない「サイレントモード」に設定されており、選挙ポスターの写真を撮影していた時からシャッター音は出ない設定になっています。つまり、立花孝志は「カシャッ」という音が聞こえて、自分の顔を撮影したから立花孝志が反撃的に撮影を始めたと言っているのですが、僕のカメラからシャッター音が聞こえるはずがなく、テメエの脳内で勝手に再生されたシャッター音を根拠に、こちらの撮影を始めてきたということになります。そして、これだけは言っておきたいと思いますが、今さら立花孝志の顔を撮ったところで、記事に載せられるクオリティーではないので、SDカードのデータ容量の無駄でしかなく、1枚も撮影をしていません。いよいよ幻聴が聞こえているので耳鼻科に行った方がいいですし、撮影をしてきた理由が言いがかりにも程があるのです。だいたい立花孝志は最初から撮影していたので、シャッター音が聞こえようが聞こえまいが、そんなことは関係なく撮影してきています。このことから、立花孝志は自分の正当性を主張するために嘘をつく人間であるということはしっかり主張しておきたいと思います。

「撮影をやめてくださいと言うから、じゃあお互いやめましょうと言うから、俺は一旦止めたんですよ。一旦止めたんです。ところが、彼をよく見たら彼は生放送を続けていたんですよ、そのまま。そりゃ続けていたから、お互い撮影やめましょうって言いながら彼は、ね、僕の顔は撮っていなかったけれども、僕の足元とか撮りながら僕の音声を撮っていたんですね。コイツ、相変わらずセコいな、ズルいなと思ったんで、僕はまたカメラを回し出したと、こういう順番なんです」

これも立花孝志の自己中心的な解釈です。そもそも僕が立花孝志を撮影することは肖像権の侵害にならない正当な行為なのに対し、立花孝志が僕を撮影する場合には肖像権の侵害になり、不法行為です。これは僕が私人で、立花孝志が公人である以上、覆ることのない大前提です。なので、僕が撮影を止めるか止めないかはマナーの問題であり、立花孝志が撮影を止めるか止めないかは不法行為を続けるか止めるかという話になります。そもそも同じ物差しで考えてはいけないものなので、立花孝志の「相手がセコいんだから、こっちもやっていいんだ」という主張はおかしいのです。だいたい、何をやってもイチャモンをつけてくる人間なので、音声だけでも撮っておかないと証拠を残せません。平気で不法行為を乗り越えてくる人間に「セコい」「ズルい」と言われる筋合いがないのです。さらに、これもまた嘘なので書いておく必要があります。

「街中で取材をして、しかも彼、腕章に『取材』と書いてあるんですよ。取材という青い腕章をしていました。取材をしている人間に対して『何をしているんですか』ということを確認しに行っているので、特に、ちだい君が先に僕の肖像権を侵してきましたから、あのー、肖像権を侵してきているわけだから、こっちも肖像権を侵しに行っています」

先程も申しましたが、こちらは立花孝志の顔なんぞ1枚も撮影していないのです。肖像権を侵していると言っていますが、選挙運動中の公人たる政治家に肖像権なんてものは存在しませんので、そもそも「肖像権を侵してきている」という発想がおかしいのですが、そもそも権利のない肖像権を「侵害された」と被害者ヅラをして、一方的に肖像権を侵害してくる立花孝志は、加害者以外のナニモノでもありません。また、「何をしているんですか」とアホみたいに声をかけて来なくて済むように、こちらは「取材」という腕章をつけているのですが、見れば取材をしているのがわかるものを「確認しに来た」と言っているのです。また、立花孝志は腕章を僕が腕につけているようなジェスチャーをしていますが、実際にはカメラについています。このことからも立花孝志がどれだけ適当な記憶をもとに話しているのかが分かると思います。

「もちろん私は議員ですから、肖像権というのはないんじゃないんですよ。もうちだい君はほんま間違っているんですけど、肖像権はあるんだけども、侵害されても不法行為にならない『場合がある』んです」

繰り返しますが、街頭で選挙運動をしている政治家なのです。銭湯に入っている裸のオッサンの写真を撮ろうって言うんじゃないんです。不法行為にならない『場合がある』なんて次元ではなく、絶賛肖像権なしです。勝手な解釈で、しかも脳内再生されたシャッター音を理由に肖像権を侵害しているんですから、自分で「裁判で訴えてこい」と言ったんだし、裁判される日を待っていたらよろしいです。まさかNHKとの裁判のように「わざと負けた」なんてセコいことを言うつもりはなく、きっと勝算があるんでしょうから。このような言いがかりの末に、僕のことを「エセ記者」と呼んでいるのですが、これまでに書いたようなデタラメを並べて「エセ記者」と言って、この動画は4万回以上再生されているので、十分に名誉毀損にあたると考えられます。まだまだ尽きないのですが、こんなことも言っています。

「どうして肖像権を侵害しているんですか、侵害したんですか、立花さん。まずね、ちだい君は警察に『この人にカラまれているんですよ』と言っていますけども、大きな間違いをしている。ちだい君はこっから間違っているんですね。先にカラんできたのは、ちだい君ですから。私の活動や党の活動について、ちだい君が記事にしてきたんです」

僕が立花孝志のことを記事にしたのは昨年11月の葛飾区議選ですが、立花孝志が僕のことを嫌うようになったのは4月2日に出した立花孝志が菅野完さんに電話をかけてきて差別発言を連発したことを記事にしたのがキッカケです。先にカラんできたというのは、このことを言っているのですが、田無駅前でカラんできたのは間違いなく立花孝志です。この理屈が通ってしまうと、これから何をされても「僕が先にカラんだ」ということになります。ずいぶんと時系列を遡った話を永久に繰り返されるのです。こんな地獄があったでしょうか。それを言うなら、立花孝志が菅野完さんに電話をかけてきたことが始まりなのだから、先にカラんできたのは立花孝志です。そもそも立花孝志が菅野完さんにカラまなければ発生しなかった案件であり、田無駅でも僕にカラまなければ発生しなかった案件です。立花孝志が被害者ヅラをして語っていること自体がおかしいのです。

■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

立花孝志は、自分がメチャクチャなことをしていても「正義のためにやっている」と主張することで、まるで免罪符のように自分を正当化しています。しかし、正義のために法律を無視してもいい、あるいは、民法だったら守らなくていいということにはなりません。それで裁判を起こされた時には相手に相応の金額を支払わなければならなくなります。摂津市議の渡辺慎吾さんに差し押さえをされているように、立花孝志は裁判所の決定さえ無視してお金を払わないのですが、こんなことが許されていいはずがありません。どうせ裁判を仕掛けてこないだろうと好き放題にやっているのですが、裁判をするに決まっています。そして、民法だから守らなくて良いという間違った認識をしている奴が、よりによって「葛飾区議会議員」であることを多くの方に知っていただき、日本の政治がとことん腐ったところまで来ていることを一人でも多くの方に知っていただこうと思います。さらに詳しい内容は有料レポートにて書いておりますので、気になる方はそちらをご覧ください。日本にさまざま問題がある中で、こんな政党のために時間を使っている場合ではないのですが、日本の現実をより多くの方に知っていただくためには、この下の下の下みたいなところから可視化していかなければならない。地獄のような現実ですが、頑張ってお伝えしてまいります。[了]

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