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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#382)。

 1月15日の午後3時頃、NHK党の幹事長で「つばさの党」の代表でもある黒川敦彦らが中心となり、東京・信濃町の公明党本部前で「創価学会解散デモ」なるものを実施しました。
 このイベントには、主催者発表で600人(実際は250人前後)が集まりましたが、マイクを握った人たちのほとんどが「反マスク」「ディープステート」などを訴えるばかりで、公明党や創価学会とは全然関係なく、何のために信濃町で抗議しているのかが全然わかりませんでした。

公明党本部前の非常に狭い道に、たくさんの陰謀論者たちが集まった

 今回のイベントには、さまざまなカルトを監視してきた側の人たちも大集結しており、黒川敦彦のアホさ加減を改めて確認。「神真都Q」に続く「警戒すべきネクストブレイクカルト」と捉えられ、今後も監視していく方向で話がまとまりました。


■ 前日には自民党本部前で予行練習

前日に自民党本部前で街宣活動をしていた黒川敦彦(中央)と根本良輔(左)

 公明党本部前で「創価学会解散デモ」なるものを実施するに先立ち、黒川敦彦や根本良輔などの「つばさの党」のメンバーは、前日に自民党本部前でデモンストレーションを兼ねた街宣活動をしました。
 約1週間前に信濃町を下見をした時、現場の警察官から「ここでは爆音の街宣はできない」と言われたため、まずは自民党本部前で爆音の街宣をしてみて、ここでできたのなら公明党本部前でできないはずがないというロジックで、30分ほどの街宣を始めました。

黒川敦彦は、「神真都Q」に続くネクストブレイクカルトの教祖と捉えられている

 なぜ、こんな男に騙されてしまうのか。
 黒川敦彦のところに集まっている人たちは、この世界がディープステートに支配されていて、ワクチンで病気にさせられ、芸能人が闇の組織に殺されていて、日本はCIAによってコントロールされているという陰謀論を本気で信じています。
 いわゆる「ネットde真実」に気づいた人たちです。
 ちなみに、黒川敦彦自身は陰謀論を本気で信じているというより、「陰謀論で人を集められていることを知っている」という感じです。人とお金を集めるために「陰謀論」を語り、ちょっとした革命家気取りです。

ナオ・ライオン(左)という男が歌い、間奏で黒川敦彦(右)がポエムみたいなのを語る

 ぶっちゃけ、黒川敦彦がやりたいことは「革命家ポエムを読むこと」でしかありません。マイクでもっともらしいことを語るのが好きなだけ。さまざまなデモや抗議活動を主催して、そのたびに皆様からお金を集め、自分たちのLINEのグループチャットに参加してくれるメンバーを集める。それこそが最大の目的です。

爆音を流せる自作のスピーカー8台とウーハー6台を積んだ機材を用意

 公明党本部前でのデモのために、スピーカー8台、ウーハー6台を積んだオリジナルの音響機材を作成。自民党本部前で予行練習をしました。
 なお、今後は黒川敦彦のデモが「神真都Q」のように脚光を浴びるようになってくると思いますので、逐一、誰が参加していたのかをまとめることにしたいと思います。
 この日は、黒川敦彦、ナオ・ライオンのほか、幹事長の根本良輔、事務局長の落合均が参加。途中からNHK党の丸吉孝文が参加していました。

一番右で黒川敦彦のYouTube撮影を見守っているのが、NHK党の丸吉孝文

 丸吉孝文は、黒川敦彦の初詣にも参加していた人物で、「つばさの党」にかなり思い入れを持っているニートのオジサンで、その隣でスマホカメラをこちらに向けているモブキャラは、誰なのかが全然わかりません。
 いずれにしても、今回の創価学会デモには、当然のことながらNHK党の人間も参加しているため、黒川敦彦がNHK党とはまったく関係なくやっているというわけではないということです。


■ 「創価学会解散デモ」は時間の無駄だった

赤いマントのようなものを着用してデモに参加していた黒川敦彦

 今回、「創価学会解散デモ」なるものを主催した黒川敦彦は、スーパーマンを気取っているのか、赤いマントのようなものを着用し、「こんなことをやったら命が狙われるかもしれないけど、世の中のおかしなことを命がけで正していくんだ」とホザき、アンチ的なスタンスで撮影している僕たちのことを、ものすごく警戒をしていました。
 そんなに警戒をしなくても、僕と黒川敦彦のアホは、なんだかんだで長い付き合いであり、今まで黒川敦彦に危害を与えたことは一度もないはずですが、黒川敦彦の隣を見たら・・・。

どこからどう見ても、尋常ならざるビジュアルの奴が黒川敦彦の隣にいた

 どこからどう見ても、のっぴきならないビジュアルをしている奴が黒川敦彦の隣に佇んでいるのですが、なぜ黒川敦彦は、僕のことを警戒して、隣の奴はスルーなのでしょうか。

なぜ、こいつより僕の方が不審人物として扱われているのかが、さっぱりわからない

 そもそも黒川敦彦が無価値であるため、殺すことに何のメリットもないことを考えれば、黒川敦彦が命を狙われるなんてことはあるはずがないのですが、「どうせ警戒するなら隣の奴やろ!」とは思います。

通称「黒川らの集団」は、このたびオリジナルの「国旗」のようなものを作っていた

 今回、黒川敦彦が中心となって実施している「創価学会解散デモ」は、名義上、「新しい国民の運動」なる団体が主催していることになっており、この団体は「つばさの党」のフロント団体です。「あたこく」と略されていますが、僕たちはずっと「あたおか」だと思っていました。
 そんな「新しい国民の運動」には、国旗のような「旗」が存在していることを知り、この旗を持っている人が4人ぐらいいました。最終的には自分たちの国を作るつもりなのでしょうか。

舵に音符を組み合わせたような、上が水色で下が白の「あたおか」の国旗

 にしても、こんなにダサい国旗は滅多にあるものではありません。
 黒川敦彦は、このセンスで「いつかは与党になる」と言っていますが、寝言は寝てから言ってほしいものです。
 さて、今回の「創価学会解散デモ」は、誰一人として、まともに創価学会を批判している人はおらず、それぞれが話したいことを話すだけの集会だったので、中身について触れるつもりはありません。どんな奴らがマイクを握っていたのかをチェックするだけで十分です。

葛飾区議選で落選し、今は二ートになっている日本国民党の鈴木信行
「日本列島1000人プロジェクト」という反マスク団体の毛利秀徳

 忘れないように書いておきますが、2月23日には日比谷公園で黒川敦彦と毛利秀徳がタッグを組み、「反マスク・反ワクチン」などを訴えるイベントを開催するそうです。

「目覚めよ日本党」の代表で、「電波将軍」の異名を持つ押越清悦
N国信者でYouTuberだという「寿司太郎」を名乗る清潔感のないオジサン
名前を覚えてあげる必要もなさそうな、完全なる陰謀論者のYouTuber
懲役4年の実刑経験を持つクソレイシストの西村斉
大川隆法の息子で、4月の渋谷区議選に出馬検討中の大川宏洋

 マイクを握った人たちのラインナップを見れば、黒川敦彦の呼びかけに賛同して集まった人たちのレベルというものが分かると思います。陰謀論者やレイシストたちが集まり、それぞれが事実に基づかない妄想だったり、ヘイトをかましてくるイベントです。
 素人のオバサンの代読だったので、あえて写真を載せませんが、「三浦春馬さんや神田沙也加さんは他殺だ!」と訴える陰謀論者もいました。もはや公明党の前でやる必要がないレベルの主張です。
 ちなみに、昨年末の西東京市議選でトップ当選を果たし、宗教2世の立場で創価学会を批判していた長井秀和さんが参加をする予定になっていましたが、創価学会から1100万円の損害賠償を求める名誉毀損の裁判を起こされたことを受けて参加を中止。黒川敦彦が長井秀和さんを批判していましたが、長井秀和さんは賢明な判断をしたと思います。

デモを仕切る黒川敦彦(左)と現職の朝霞市議である外山麻貴(右)

 結局、今回の「創価学会解散デモ」は、一体、何だったのかと言えば、まさに「黒川敦彦の公開オナニーin信濃町」です。
 黒川敦彦がやっていたことは、ナオ・ライオンというレゲエ調のオッサンが作ったサウンドトラックに乗せ、間奏の部分でポエムを述べること。陰謀論を語り、時々、少しだけ真っ当なことを言う。自分こそ「世直し」をしているんだとアピールし、みんなの前で音楽に乗せて喋りたいだけなのです。
 しかし、黒川敦彦には何一つ実績はありません。
 何度も何度もデモをかまし、日本を良くしたいんだと語っていますが、そもそも黒川敦彦は「国政政党の幹事長」というポジションの人間です。そんなに良くしたいのであれば、自分の政党を通じて、良い国になるように頑張ったらよろしいのに、何一つ実績らしい実績もないまま、わざわざデモを主催し、みんなの前でお気持ちを述べ、みんなから褒めてもらいたい。お気持チンチンを出して、みんなに見てもらい、シコシコして気持ち良くなっているだけのオジサンなのです。

「新しい国民の運動」ということで募金を集めている黒川敦彦

 そして、それ以上にやりたかったであろうことが「お金集め」です。
 デモに参加している人たちに声をかけ、積極的に「募金」を集めるオバサンたちがいて、参加者が次々にお金を入れていました。これは「新しい国民の運動」という空気みたいな団体なので、「つばさの党」の政治資金とは異なり、収支報告書を提出する必要もなければ、誰からいくらを寄付してもらったのかを帳簿につける必要もありません。
 ただ、このお金は非常に「グレー」です。黒川敦彦の話によれば、赤字を補填するために「つばさの党」から180万円の借金をして、このように募金を集め、やがて「つばさの党」に180万円を返金するというのです。しかし、そうだとすれば、それは実質的に「つばさの党」への寄付ということではないのでしょうか。団体を経由すれば良いという問題ではないのではないかと思います。
 さらに、黒川敦彦は「つばさの党」「新しい国民の運動」の会計は完全に分けていると言っていましたが、街頭演説の最後には「サブスク寄付」なるものを呼び掛けており、これは完全に「つばさの党」の名義です。言っているそばから「会計は完全に分かれていない」と言えます。まさにColaboの不正会計を許さない表現の自由戦士たちは、ここにこそ追及するべき問題が横たわっているはずですが、彼らは「つばさの党」には何もしないのです。

デモの参加者に3900円でTシャツを売るN国党の菊竹進

 黒川敦彦にとって、「デモ」というのは貴重な収入源です。
 今回、「創価学会解散デモ」と名付けていますが、三浦春馬さんの死を受け入れられない人たちにも声をかけ、主張の枠を超え、とにかくデモに参加する人数を増やそうとしていました。そこに、4月の武蔵野市議選にNHK党から立候補予定の菊竹進がTシャツ屋をオープン。ダサいデザインのTシャツを3900円で販売して利益を得ようとしていました。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

話題になっているColaboに嫌がらせをしに行くNHK党の最勝寺辰也(引用元リンク)

 NHK党というのは、本当に迷惑しかかけない団体です。
 先日、暇アノンたちに攻撃をされて話題の女性支援団体Colaboのバスカフェのまわりを、NHK党から新宿区議選に立候補予定の最勝寺辰也が、パトロールなどと称して周辺をうろつき、仁藤夢乃さんから迷惑だった旨のツイートをされていました。
 そもそも頭が悪いので「暇アノン」に陥っているわけですが、そこに来てColaboに保護されている女性たちのまわりをうろつき、不安にさせているのが「NHK党」の党員です。マジでろくな人間がいないのです。
 国会議員は、国会に一度も出席せずに海外に逃亡したままだし、地方議員は女性たちを不安にさせる迷惑行為を重ねているし、こんな人間たちばかりで、一体、どのように国が良くなるというのでしょうか。
 結局、彼らは「この国を良くするんだ」ということを主張しながら、この国が良くなるための具体策は何もしておらず、それどころか、社会に迷惑をかける行為ばっかりを繰り返しているのです。気づいてください。

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