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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#91)。

立花孝志は国会議員になる前から頭のおかしい人でしたが、国会議員になって、みんなからチヤホヤされるようになってから頭のイカれ具合が加速し、自分を批判してくる人間を片っ端から訴えるようになってしまいました。本人は「法律の専門家」だと自称していますが、どう考えても筋の通らないことでマツコ・デラックスさんを訴えるようにもなり、もはや社会的害悪ばかりを生産するモンスターと化しています。昨日もN国信者だった男性と話ができ、「どうしてNHK問題とは関係ないことばかりしているんだ」と憤っていました。さて、今日も「NHKから国民を守る党」の暴走があまりに酷いので、1日に2本の記事をアップしてまいります。


■ 丸山穂高を擁護する立花孝志とN国信者

北方領土に行って「戦争で取り返すしかない」と発言した丸山穂高を「日本維新の会」の松井一郎代表は一発でクビにしました。党としてそんな考えを持っていることはないと何度も強調し、こんなに頭の悪い奴は議員にしておいてはいけないと、すぐさま大阪19区に「日本維新の会」の候補者を擁立することを決定し、与野党に辞職勧告を出すようにお願いをしたほどです。この点を見れば「日本維新の会」は、まともな政党だと言えます。あの時は「酒を飲んでいた」ということで、酔っ払っていたなら仕方がないのではないかと思った人もいたかもしれませんが、今回はシラフです。酒を飲んでもいないのに、あの時の反省もなく、今度は竹島にも「戦争で取り返すしかない」と発言し、韓国でも大きく報じられることになってしまいました。丸山穂高は偉そうに、手持ちのカードを見て適切に対処していくという話をしていたのですが、あいつは「NHKから国民を守る党」なので、プレイヤーではありません。しかも、韓国と戦えるようなカードは持っておらず、あるのは「不倫」「路上」「カーセックス」という3枚のカードのみ。これまでジョーカーのように持っていた「NHKをぶっ壊す」のカードは、イカサマであることがバレつつあります。しかし、とてもレアなカードだからって、いろんな所で「カーセックス」のカードを自慢しているのが立花孝志や丸山穂高なんですけれども、このたびの戦争発言について、立花孝志とN国信者は大マンセーです。

「これ、ある意味、国会議員として僕、当然の問題提起だと思いますよ。ある意味、当然だと思いますけどね、これ。これ、おかしいんですかね。このことについて目を背けている国会議員の方が、僕は大きな問題だと思いますよ。憲法はだから9条だけじゃないから。9条しか見てない人は丸山議員の発言はおかしいってなるでしょうけど、それだったらそもそも自衛隊があっちゃいけないんですよ。日本は攻撃されたら、殴ったら殴り返しちゃいけないから、韓国の、例えば韓国の軍隊が日本の街に入ってきたら、それは『あぁ、韓国軍の皆様、ようこそ』っていうか。何もしちゃいけないわけですよ、9条だけ見てたらね」

この立花孝志の動画を見て「そうだそうだ!」ってなっている奴は、だいぶヤバいです。だいたいからして、憲法を9条しか見ていない奴なんてほぼいないでしょうし、自衛隊があってはいけないという解釈をしている奴もほぼいません。韓国軍が攻めてきて「ようこそ」の奴もいません。どれだけ左に寄っていると言われている人でも「そんな奴はいない」の一言で、こうやって適当なことを言うことで新たな偏見を生み出しています。極端なことを言って、そんな人たちばかりであるかのような印象を植え付ける社会的害悪です。なお、立花孝志の動画を見ているN国信者たちのアンケートでは、丸山穂高の戦争発言に賛成60%、反対21%でした。立花孝志は日本維新の会に対しても適当なことを言っていました。

「国会議員として問題提起しているだけです。こっち(丸山穂高)はね。僕は彼の問題提起について、彼の思想に賛成はしませんよ、ちなみに。彼の思想に賛成しているのはこっち(日本維新の会)だからね。日本維新の会の人たちだから。お酒飲んだら丸山さんと同じようなこと言っている人いっぱいいますよ。いっぱい知ってますよ、こっちの人。日本維新の会の国会議員や地方議員。もうね、武力によって竹島を取り返すべきだみたいなことを思ってる人いっぱいいます。でも、当選したいから、選挙で勝ちたいからツイ、ツイッターとかで、はっ、こう、公の場で発表しないだけで、ここの党の人たちは丸山議員を当選させたわけだから、ここにはいっぱいいあると思いますよ」

どうしてこの発言が適当なのかって、立花孝志が日本維新の会の国会議員や地方議員と頻繁に酒を飲み交わしているとは思えないからです。「丸山さんと同じようなことを言っている人がいっぱいいますよ」なんて言っていますが、どこからどう見ても立花孝志の脳内で繰り広げられている妄想ストーリーです。N国信者たちは「さすが立花さん、何でも知っていらっしゃる!」なんて言うんでしょうけど、立花孝志を観察し続けていますが、日本維新の会に限らず、他の議員たちと交流している様子はまったく見えないし、そんな暇があったら女性配信者をナンパしているのが立花孝志です。しかも、立花孝志は論理をすり替え、自民党の上野宏史さんの方が問題だと言い出しました。「週刊文春」の記事を出しながら、丸山穂高は違法なことをしてないけど、上野宏史さんは犯罪をしている可能性が高いと言っています。つい最近、立花孝志の会社の5000万円の詐欺疑惑が報じられて、「週刊文春」がデタラメだらけだと言っていたばかりなのに。

「今、国会で話題にしなければいけないのは、こっち(上野宏史)じゃないですか。丸山穂高さんは糾弾決議は出てても、同じことをしてるだけ。対象がロシアから韓国に変わっただけでね、もう彼は辞めないって言ってるんだから。問題はこっち(上野宏史)。この人がパワハラをしたり、ね、秘書を恫喝したり、大きな声出したり、斡旋利得罪なのか、それとも詐欺罪なのか、お金を稼いで、なんと、自民党の党費、自民党に上納するためには、えー、企業からね、企業を騙してお金を取ってこなければいけないんだという発言が録音されてる。公になってるんでしょ。この人(上野宏史)追及しろよ、この人を」

上野宏史さんにも問題はあるでしょうが、丸山穂高の戦争発言は、韓国のみならず、全世界の外交や貿易に影響を及ぼしかねません。つまり、日本の国益を大変に損なう可能性があり、どこぞの企業からチマチマと2万円ずつもらう話とは桁違いのマイナスをぶちかます行為をしたのが丸山穂高です。話をすり替えて、上野宏史さんを追及するべきだと言っていますが、立花孝志は離党した人を恫喝どころか恐喝とも受け取れる発言をしているし、会社には詐欺疑惑があると報じられているし、大橋昌信が任期途中で朝霞市議を放り出し、柏市議選に立候補したのは党に上納金を納めるためです。どれだけ自分の話を棚に上げているのでしょうか。立花孝志はこの動画で、上野宏史に対して「政務官を続けて国会議員を辞めろ」と言っているのですが、その理由を「国会議員は忙しくないし、給料も多い」と言っています。国会議員が忙しくないと言えるのは、この間に何も勉強をしていないからです。僕の知っている議員は、この間も勉強しています。

「こっち(上野宏史)は違法行為をしている可能性が非常に高くて、ずる休みしてる可能性も高いんですよ。で、この人(丸山穂高)は堂々としてるんだから、文句があるんだったら、なんか場を集めましょうか。丸山さんに対して文句がある国会議員の方いらっしゃるんだったら、公開討論会したらいいんじゃないですか。僕のチャンネルでやってくださいよ」

いい歳こいた52歳のオッサンが「ずる休みしてる」なんて言いがかりをつけて、丸山穂高のことは「堂々としているんだからいい」と言っているのです。堂々としていれば、どんな問題も許されると思ったら大間違いです。しかも、なんでオマエのチャンネルで公開討論会をしなければいけないのでしょうか。なんでテメエの金儲けのために国会議員が協力しなければいけないのでしょうか。国会議事堂の中で発言しないんだったら、何のために国会議員になったのか。立花孝志の場合はYouTubeのためだと言えるでしょう。


■ N国信者の頭の悪さが出ているアンケート結果

N国信者になってしまう人たちは、ホワイトボードの前でデタラメ解説を開陳する偏差値38のオジサンの言うことを絶賛する人たちなので、知性の低い人たちの集まりです。日本の経済がどのように成り立っているのかも知らないし、NHKの役割や経済規模も知らないし、あらゆる面で物事を深く見られない人たちです。なので、立花孝志が「日本と韓国の貿易は必要か不要か」というアンケートを実施したのですが、立花孝志の動画を見ているN国信者の答えは、不要79%、必要12%、どちらでもない8%でした。日本の工業製品には多くの外国製部品が使われています。パソコンを作るにも、カメラを作るにも、何から何まですべて純国産というわけにはいかず、韓国との貿易を止めてしまったら、日本の製品が作れなくなってしまうという大きなデメリットがあります。日本の車をはじめ、さまざまな日本製品を韓国に輸出できなくなることもデメリットでしょう。そうした中で、立花孝志は「韓流アーティストは日本で興行ができるけど、日本のアーティストは韓国で興行ができないのは不平等だ」と言った後にアンケートを募集しました。結果はご覧のありさまです。N国信者になると、NHK問題以外の思考も奪われていくようです。


■ 菅野完さんと路上公開討論

冒頭から「菅野完」という文字を間違え、「管野完(くだのたもつ)」にしている立花孝志。前回、コテンパンにやられたはずの菅野完さんにリベンジマッチを挑むべく、9月2日に新宿東口交番前で公開討論会を開くことになりました。またしてもメールのやり取りを勝手に公開し、一方的に「何言ってるんだろう、この人」などとツッコミを入れながら、本人のいないところで印象操作のマウンティングを繰り返し、信者たちに強さをアピールし、最後にまた病気が出てしまいました。

「まあ、僕は、ある程度ね、心理学、うー、まあ、メンタリストDaiGoさんが僕のことを認めてくれているようにですね、相当、心理学はできると思っています。で、えー、この菅野完さんのメールのやり取り、スピードとか中身、見てる限り、相当、まあ焦っていらっしゃるんじゃないかなと思ってます」

立花孝志いわく、菅野完さんはTwitterも凍結され、本も少し売れた程度で、森友学園の問題も2年くらい前なので、今は何をしているのか分からない。経済事情は苦しいはずだ。だから焦っているに違いないと言うのです。しかし、それは立花孝志が菅野完さんのことをよく知らないからです。「オマエの心理学、どうなってるんだよ!」とツッコまずにはいられません。菅野完さんのことを「左の論客」と表現しているのですが、これも立花孝志が知らないだけで、菅野完さんは「月刊日本」で連載を持つぐらいのゴリゴリの保守です。あえて右か左かという安易な言葉で表現するなら「右」であり、これまでに立花孝志が討論してきた人たちが「ネトウヨ」なだけで、立花孝志は一度も「左」の人と話したことはありません。この討論会の模様は、次のレポートでしっかりお伝えします。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

これから立花孝志と菅野完さんの公開討論会の様子を検証しますが、反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」に関しては、まだまだ記録として残していかなければならないことがたくさんあります。新宿区議の資格がなかった松田美樹の居住実態問題、マツコ・デラックスさんを訴える1万人1万円訴訟など、常軌を逸した問題が続々と噴出しています。テレビ番組でちょっと「気持ち悪い」と言ったぐらいのことで1億円の損害賠償を求めるなんて、よほど頭がイカれているとしか思えませんし、電気もガスも水道も使っていなかったのに「住んでいた」と言い張って訴訟をするのもイカれています。だけど、そんなふうに裁判をするのが「やってくれる感」の演出につながってしまっている。もう少し見る目を養わないと、これからもいろんな人たちに騙されてしまう可能性があると思っています。

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