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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#176)。

自称「選挙のプロ」「選挙の専門家」「選挙の神様」「選挙界の秋元康」のオジサンが同姓同名作戦を展開した末に、「ノアの箱舟構想」なるものを提唱していた72歳の完全無所属爺さんよりも票を取れず、4人しか立候補していないのに、得票率1.6%で大惨敗。供託金300万円は余裕で没収されたのですが、これだけのお金をかけて立花孝志代表がやりたかったこと。それは「オリジナルの政見放送を流す」でした。あまりにオリジナルの政見放送を流したいもので、1つで良いものを2つも作り、また「さすが立花さん!」と言われようと思ったようなのですが、頭がおかしすぎて、いよいよ誰からも見向きもされなくなってしまったので、成仏してほしいという意味も込め、ネトウヨからN国の機関紙扱いされている「チダイズム」が、しっかりとツッコミを入れておきたいと思います。だんだん世の中に対するツッコミ職人になっている気がして、早くツッコむものがなくなる平和な世の中になってほしいと願っております。


■ だせぇフリースタイルバトルにドン引き

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冒頭は、立花孝志代表が政見放送するところから始まります。相変わらず顔面が脂ぎっていて気持ち悪いんですけど、いつものように「NHKをぶっ壊す!」と言いかけたところで、突然、電気が消えます。

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このまま終わったらいいんじゃないかと思いますが、棒演技で「おう、照明さん」と言う立花孝志。すると、どこからともなくパオーンパオーンと音楽が流れ、スタジオに立花孝志の収録そっちのけの3人が現れ、いきなりメンチを切り始めました。

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普通の収録現場ならカットがかかって、「テメエら、何してんだよ!」とつまみ出されて終わりですが、ここからいきなりラップのフリースタイルバトルが始まるんですから、頭おかC! ちなみに、これだけ頭がおかしい政見放送ですが、再生回数は2万回台。4月26日の選挙で4連敗して動揺している動画が6万回以上再生されているので、政見放送より立花孝志代表のアホ面を拝む方が需要がある世界に突入しています。

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普段はどこかの弱小劇団でお芝居をしているような女優さんでしょうか。仕事を選ぶわけにもいかず、NHKから国民を守る党のスベった政見放送なんぞに出演させられて、キャリアにウンコをつけることになっていますけれども、「TEAM NHK」だそうです。

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対するは、「TEAM N国支持者」なんですが、一人なのでチームでも何でもありません。それにしても、この「N国支持者」は、めちゃくちゃ頭が悪そうです。NHKの方はスーツを着て、真面目っぽく演出されているのに、N国支持者の方は、めちゃくちゃ頭が悪そうな演出になっています。制作会社のイメージの中で「N国支持者」って、こんな感じなんでしょうね。誰もが心の奥で「バカそう」だと思っていることが可視化されています。

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ということで、こうなったんですけど、どうせ「N国支持者」を出すんだったら、僕に高級ソープをオゴってくれる予定のTOSHI組長を出演させたらよかったんじゃないかと思います。風貌も少し似ているし。

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親指を首のあたりで横にスライドさせる「首斬ったろかポーズ」をかます立花孝志代表。たかだかNHKの代表者が出てきただけで、これをやっちゃうんですから、NHKに対する私怨で活動しちゃっているメンタルのおかしさが可視化されていると言っても過言ではありません。

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ラップの歌詞の完成度はめちゃくちゃ低いので、そのまんまスルーでいいかなと思うのですが、どこぞの制作会社が作っていて、政見放送を作って金をもらっているんだと思いますから、反知性派カルト集団と付き合うと制作会社の頭も悪くなるという指摘をしておこうと思うのですが・・・。

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N国信者のラッパーが「さっき言ったことを忘れたのか」と言うために、ラップで「アルツハイマー発症?」と言っているんですが、アルツハイマーというのは病気であり、病名を使ってdisるというのは、病気と闘っている人たちをもdisることになるため、コンプライアンスゆるゆるの僕ですら使わないようにしている言葉です。「記憶力どうなっているんだ」と言いたいのなら、それこそ立花孝志代表は「ニワトリ38」と言われているわけですし、言い方はいろいろあるはずです。日頃から法律の一線を超えるぐらいにマナーやモラルを無視して生きているからこそ、政見放送でこういうことを言っちゃうんだと思います。先日、ナインティナインの岡村隆史さんが、貧困の美人が風俗で働くようになるのが楽しみだとデリカシーのない言葉を吐いて炎上し、謝罪に追い込まれていましたが、岡村隆史さんは芸能人で、べつに政治を仕事にしているわけではありません。発言を擁護するつもりは1ミリもないのですが、心の汚れた一般人が何かを言ったところで、世の女性たちから嫌われ、あげく風俗嬢からも嫌われ、下手をすればラジオ番組が終わっちゃうかもしれない程度の話です。しかし、こちらは政治家であり、約10億円の政党交付金が投入される計算であるほか、地方議員の議員報酬などを含めると、巨額のお金がこの反社会勢力に流れ、ろくすっぽ仕事をせず、社会に迷惑をかけまくっているのです。こっちが炎上しない意味がわかりません。

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しかし、NHKのことを「このクソ会社!」と言って、N国信者が論破。これこそまさに、見ているN国信者たちが最高に勃起する瞬間です。もしかしたら射精しているかもしれません。

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いきなり立ち上がり、「よし、判定!」と言い出す立花孝志。こいつらが勝手にやっていることなので、そもそも判定もクソもないんですが、いきなりADっぽい女が現れ、何を基準にしているのかわかりませんが、ADの女がN国信者の勝ちとジャッジしました。

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ぜひとも覚えておいていただきたいのですが、このジャッジしている女性はN国信者の多田ひとみさんでしょうか。この機会に、多田ひとみさんについて触れておこうと思うのですが、多田ひとみさんは9月13日投開票予定の和泉市議選に立候補してくる計画です。それまで「みんなの党会派室」で事務をしていたようですが、居住要件を満たすためには6月5日までに和泉市に引っ越していなければならないということで、3月31日で事務は卒業したようです。これからのNHKから国民を守る党を監視する上で、多田ひとみさんがキーパーソンになるという見方があり、けっこうマイナーではあるのですが、注視していく必要があります。

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この瞬間、N国信者は射精しました。結局、N国信者たちは、受信料を取られるからNHKが嫌いなだけで、誰も受信料の構造を理解しているわけではないし、NHKのお金の使い方を検証したわけでもない、ただ雰囲気でディスっているだけの、このラッパーと同じです。だから、NHKから国民を守る党の政見放送はこんなだし、見ているN国信者たちも、これで満足してしまうのです。

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その後、新入社員の女性に代わって「部長」を名乗る男が出てきて、N国信者のラッパーが「あまちゃん」を見ていたことが発覚。「NHK見てるじゃねぇか!」ということで、どういう理屈なのか、N国信者のラッパーが負けることになりました。勝敗の基準が「雰囲気」なので、何をやっているのかよくわからないんですが、とにかくNHKの勝ち。これにはN国信者のチンチンも萎えちゃうんですが、抱き合って喜ぶ愛人風のNHKチームに、ガタッと立ち上がった男がいました。

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ついに真打登場。この激烈にショボいフリースタイルラップバトルに、立花孝志尊師が参戦です! これでN国信者のチンチンが、かつてないほどのフル勃起になりました。

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「もうちょっと背景あったやろ!」と思いますが、カルト尊師の背景なんざこれで十分です。ここから立花孝志のラップが始まるんですが、いつものフレーズを並べているだけで、韻を踏んでいるわけでもなければ、強烈なパンチラインを感じることもありません。

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立花「パチプロ、政治家、YouTuber、N国代表、俺が立花、口の利き方を気をつけな、俺は持ってる、ぶっ壊す力」

NHKから国民を守る党と関わると、動画を制作しているスタッフもアホになっちゃうのでしょう。「口の利き方」「口の聞き方」と書く始末。何をリッスンするつもりでしょうか。

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そして、まだ「不倫路上カーセックス」とか言っています。真面目な政見放送で「セックス」と言いたくて言いたくてしょうがない。もはや300万円の供託金と数百万円の動画制作費を払って「セックス」と言いたいだけの変態オジサンです。

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すると、なぜか抱き合うぐらいに愛人っぽさを出していた新卒の女性社員が辞表を提出し、部長がそれを食べるというわけのわからない展開を迎え、モゴモゴ言いながら何をしゃべっているのか分からない感じになり、立花孝志に負けました。もはや論破されたとか、痛いところを突かれたとかではありません。突然狂ったように紙を食べて自滅です。なんだこれ!

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この後、また本人が「不倫、路上、カーセックス」と言ってスベっていたんですけど、相変わらずデタラメを語っているだけで、特に新しいことを言っているわけではなかったので、割愛させていただきます。全体的にスベっていて、これだけパチキレたことをしているのに、もう誰も話題にしてくれませんでした。NHKから国民を守る党は、完全に終わりました。ありがとうございました。


■ デタラメ動画の収益に頼るしかない現状

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NHKから国民を守る党のビジネスモデルは、人を地方選挙に立候補させることで、ポスターやビラを作らせ、本当の原価はすごく安いのに、ポスターで言えば1枚550円かかっていることにして請求し、その差額でお金を儲けるというツルセコビジネスです。ところが、税金でポスター代が賄われるのは供託金没収ラインを超えた時だけ。つまり、供託金が没収されるような選挙では、ポスター代も税金で負担してもらえなくなってしまうのです。4月26日に行われた4つの選挙で、供託金没収ラインを超えたのは1つだけで、残りの3つの選挙では、それぞれ30万円、100万円、300万円の供託金が没収され、総額430万円を失うことになりました。例えば、倉敷市長選では、選挙ポスター代と選挙ビラ代、選挙公報の原稿などで63万3600円かかったことになっているのですが、供託金を没収されると、これらのお金はすべて自腹になります。市長選の供託金100万円と選挙にかかったお金63万円。合計で163万円の出費ということになります。こんな感じで、選挙に立候補すれば立候補するほどお金がなくなる段階に突入してしまったとあって、選挙を収入源にすることができなくなり、もうお金を稼ぐ場所がYouTubeしかなくなってしまったのです。だから、とうとうサボりがちだったYouTubeを更新しまくり、デタラメ解説動画をたくさんアップすることになりました。しかし、かつてのような再生回数を得ることはできないことでしょう。党の財布が枯渇するのは時間の問題だと見ています。お金がなくなった時に、どんな手を打ってくるのか。それがテロや犯罪でないことを祈るばかりです。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

NHKから国民を守る党の選挙を利用したビジネスモデルが崩壊したことにより、NHKから国民を守る党がぶっ壊れるまでのスピードがますます速まりました。「週刊新潮」によれば、立花孝志代表は渡辺喜美さんに「みんなの党」への合流を打診したそうですが、渡辺喜美さんは拒否。今、5億円の借金をどうすればチャラにできるのかを考えているところではないでしょうか。いずれにしても、完全にオワコンであることは明らかで、かつて立花孝志代表のまわりでYouTubeを撮影していたような人たちも、今ではすっかり見かけなくなりました。当時は、立花孝志関連の動画をアップすれば数字が取れるということで、YouTuberとして一獲千金をしたいニートたちが集まっていたのですが、今は立花孝志代表に密着しても数字が取れないので、ほとんど集まらなくなりました。取り上げてくれる人がいなくなれば拡散力は半減。いよいよ立花孝志代表は負の連鎖に入っていきましたので、サボっていたYouTubeを再開するぐらいでは上がっていきません。あとは公安と一緒に監視していくだけで、そろそろN国レポートも必要なくなってくることでしょう。防護マニュアルの本もあと少し手直しをするだけになりましたし、今度はNHKから国民を守る党の本でも書き始めましょう。

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