見出し画像

【選挙ウォッチャー】 菅野完さんの「週刊現代」の記事について。

こんな原稿、わざわざ書くほどの話ではないのですが、ネトウヨの皆さんにとって、菅野完さんのスキャンダルが相当嬉しかったらしく、僕に向かって何度も何度も「何か言えよ!」と言ってくるのですが、今まではそのたびに何か言っていたんですが、情弱じゃなければネトウヨになっていないので、何度答えても、また新しい奴が現れて「何か言えよ!」と言ってくるので、このエンドレスループから脱却するため、面倒臭いけど記事を書くことにしました。僕はゲラの段階で何かを見せてもらえているわけではないので、わざわざ近所の本屋さんに行って買ってきました、週刊現代先生。

ご本人も週刊現代先生に書かれていることは大筋で本当だと認めているそうなので、20年くらい前に元カノにDVをしたってのは本当の話なのでしょう。20年前とはいえ、彼女に暴力を振るうなんてとんでもないことですし、愛するはずの彼女にDVをするなんて、男としての器が小さいと思います。もちろん、そんなことは絶対にないと思いますが、もし僕の大好きな桐谷美玲ちゃんに旦那である三浦翔平さんがDVをしたと聞けば、僕はきっと離陸寸前のジャンボジェット以上の速さで助走をつけ、全身全霊のドロップキックをお見舞いしに行くだろうと思います。が、僕は菅野完さんの元カノを知らんのです。どんな顔をしているのかも、どんな性格をしているのかも、会ったこともなければ、写真を見たこともありません。もし、被害を受けたという元カノが現れ、「私がDVを受けました!怒ってます!」と訴えているのであれば、僕は菅野完さんに言いたいことがたくさんあります。しかし、被害を受けたという当人と直接話しておらず、きっと蒸し返してほしくないであろう話を勝手に記事にしてしまった「週刊現代」は、果たして本当に正義なのでしょうか。被害者のご希望に沿って書いているというなら良いのですが、これでは「週刊現代」が二次被害を作り出していると言っても過言ではありません。20年前に彼女を殴った。菅野完、悪い奴。彼女かわいそう。そうはそうなのでしょうけど、それで僕はどうしたらいいでしょう。「DVなんかする人の話は信じられない」とおっしゃるのであれば、それで離れるのも一つでしょう。「ネトウヨに攻撃されると面倒だから離れます」という人も、それはそれで一つの選択でしょう。受け止め方は人それぞれなので、「もう菅野完の話は聞かない!」という人に、「ちょっと待て、そうは言っても取材して書いていることは本当なのだから、せめて著述家としての話は聞いた方がいいぞ!」と説得するつもりはありません。生理的に無理な人は無理なんだから、しょうがないです。でも、いろんな失敗を重ねてきた僕が思うことは、実は一番大切なことって、間違っていたことを認めて、反省し、今まで以上に良い人生を歩むことだということです。菅野完さんは過去の過ちを認めているので、これまで積み重ねてきた信頼を失ったかもしれないし、いくら「今の自分は生まれ変わった」と言っても信用してもらえないかもしれませんけど、問われるのは「これから」の話です。僕の人生だって、まったく傷がないわけではないし、時として多くの方の期待や信頼を裏切ったことはあります。大きなことから小さなことまで、自分の至らなさゆえに不義理をしてしまったことだってあります。今、僕が嘘をつかなくなったのは、恥ずかしい嘘をたくさんついて、何度も何度もそれがバレて、もっと恥ずかしい思いをしてきたからです。嘘をつくより嘘をつかない方が長期的には得だということに気付いたから嘘をつかないだけで、嘘が通用して長期的にも得をするんだったら、僕はきっと嘘をついて生きていくと思います。例えば、僕は山口敬之さんというジャーナリストを心底軽蔑していますが、DVと強姦ではやっているこそ違えど女性を傷つけているという意味では同じなのに、どうして菅野完さんと山口敬之さんでは僕の対応が違うのか。それは菅野完さんがマブダチで、山口敬之さんがマブダチではないからではありません。菅野完さんは過ちを認めているけれど、山口敬之さんが過ちを認めていないからです。もし、山口敬之さんが心底反省し、「ごめんなさい」と言っているのであれば、それ以上のことに口を挟むつもりはありません。逆に、ここで菅野完さんが「すべてはあの女が悪いのであって、DVされるべくしてDVされているだけの話だ!」とホザいていたら、今すぐこの気持ち悪いオッサンを抹殺した方がいいとバッサリ切り捨てていることでしょう。そういうことです。


■ 月刊ゲゼルシャフトの連載について

僕は菅野完さんが編集長をしている「月刊ゲゼルシャフト」に、「選挙ウォッチャー・ちだい」として連載を持たせていただいております。聞くところによると、連載を持っていた一部の執筆陣は「私の見る目がなかった」みたいなことを言って下りることを宣言しているそうですが、「逆に、今まで見る目があったことがあったんかい!」とツッコミを入れつつ、それは各自のご判断なので尊重されるべきだと思っています。僕はどうするかと言うと、このまま連載を続けようと思っています。この「月刊ゲゼルシャフト」は、多くの執筆陣によって成り立っています。編集長である菅野完さんが書いている部分は全体の1~2割といったところで、それ以外の8~9割は執筆陣によるものです。もともとは菅野完さんの文章を読みたくて買い始めた方が大半を占めると思いますが、回を重ねるにつれ、僕の記事を楽しみにしてくださっている読者の方もいらっしゃると思います。僕は「まぐまぐ」でやっていた自分のメルマガすら満足に着地させることができず、尻切れトンボで休刊にしていますので、また読者に対する不義理をしないためにも、連載からは下りないことにしました。


■ 安倍晋三総理に学ぶスキャンダルの向き合い方

20年以上も昔の話を掘り起こされ、ネトウヨから「バーカ、バーカ!」と言われることになった菅野完さん。著述家という職業の人は繊細であることが多いため、ネトウヨの一言一言にガラスのハートがパリンパリン言っちゃうかもしれませんが、ここで参考にしたいのが安倍晋三総理です。菅野完さんは当時付き合っていた彼女にDVを振るったかもしれませんが、安倍晋三総理は暴力団の工藤会の男性にライバル候補の選挙妨害をしてもらったのに、謝礼金をケチって火炎瓶を投げられたことが、つい最近、暴露されたばっかりです。DVの1万倍のスケールでお届けされているスキャンダルにもかかわらず、まったく語られないどころか、それを追及したところで、「はて、何のことでしょう?」ぐらいのことになるのです。どこぞの著述家のオジサンがどんなクソ野郎だったところで本が売れないくらいの影響しかありませんが、総理大臣がクソ野郎だと国家が転覆します。それを差し置いて、総理大臣よりもどこぞの著述家のオジサンのスキャンダルの方が重要だとおっしゃる人がいるのだとすると、明らかに優先順位の付け方がおかしいので、「安倍総理のことも批判しているけれど、菅野完さんのことも批判しているんだ!」という人の話はごもっともですが、総理大臣より一端の著述家を怒りたい人たちは、脳味噌が暑さでヤラれているか、暑さ以外のことで既にヤラれているかなので、ネトウヨの皆さんにイジられる分には、まったく気にすることがないと思います。モリカケ問題の方が1万倍炎上しているけれど、安倍総理は質問にまともに答えないし、「真面目に答えろ!」と言っても「真面目に答えているじゃないか!」と逆ギレすれば乗り越えられるのです。総理大臣がコレなのに、一般人がどうだって知ったこっちゃないことになるし、これからしばらくは菅野完さんが何を言っても「どの口でそんなことを言っているんだ!」と言われるかもしれないですが、我が国の総理大臣の方がその100億倍、どの口で言っているんだってことを言っているので、安倍晋三総理が居座り続けている限り、だいたいのことは大したことがないという奇跡の時代です。本当はそんなことでは良くないのですが、幸か不幸か、こんな時代に生きてしまっているので、菅野完さんには過去の失敗を十分に反省していただければ、あとはどんな発言をしようと自由だと思います。ちなみに、安倍昭恵夫人に学んだら、もっと最強です。「私はこういう役目なんだから仕方がない」と言って、とりあえず祈っておけばAnything OK。祈りましょう。


■ 菅野完さんの記事よりも気になった「週刊現代」の記事

どれだけチャランポランな私生活をしていても、結局、書く文章が面白ければ生きていけるのが「著述家」という職業の素晴らしいところなので、一時的に仕事は減るかもしれませんが、これからちゃんと取材をして文章を書いていけば、長期的にはスキャンダルの影響はないだろうと僕は見ています。もう清純派アイドルになることはできませんが、菅野完さんはもともと「清純派」ではありませんし、何かDVの事件でコメントをしたら「オマエが言うんかーい!」とツッコまれることにはなりますが、因果応報的な話をすれば、20年前のDVによって、自分が今、世間様から殴られているわけなので、これからはただひたすら良い仕事をしてコツコツと積み上げていくしかないのだと思います。だから、これ以上、オジサンに向かって言うことなんてありません。それよりも「週刊現代」先生に取り上げられている記事の中で、めちゃくちゃ気になった内容がありまして、それは菅野完さんの前の記事で書かれている安倍晋三総理の話なんですが、実は安倍総理、周辺の議員に噂されるほど口が臭いそうです。歯周病が酷くて病院に行きまくっているんですけど、「やっぱり口が臭いのかー!」と思いましたよね。それだけなんですけど。こういうことを書くと、またネトウヨが「何でも安倍政権の批判に利用するな!」とか言ってくるんですが、そう言っている口が臭せぇ。僕も気を付けないといけないなと思いました。モンダミン。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

大変面倒臭いことに、ネトウヨの皆さんが僕にコメントを求めてきた末に「悔しいか?悔しいか?」と聞いてくるので、「なんで俺が悔しいんだよ!」とツッコミたい気持ちマンマンなんですが、きっとツッコんだところで「ほら、逆ギレしてる!やっぱり悔しいんだろ!プギャー!」と言われるだけなので、140文字で反論する気にはなれず、しっかり書いた方がいいと思いました。20年前とはいえ、DVをやっていいというわけでもないし、反省するべきですし、保釈金やら何やらの対応も必須だと思いますが、それ以上でも以下でもありません。なので、これで菅野完さんとおさらばかと言われたら、そんなわけでもありません。だいたい、この問題を許すか許さないかを決めるのは僕ではありませんし。僕はこれからも粛々と「選挙ウォッチャー」として取材をして、原稿を書いていくだけです。


■ 9月1日に「ROCK CAFE LOFT is your room」でライブイベントを開催

良くも悪くも「菅野完」という人は注目されているため、この記事はめちゃくちゃ読まれることになると思います。個人的には、昨日の鴻巣市長選の分析レポートは200円ですけど、「週刊現代」の半分くらいの金額で、もっとスキャンダラスな記事を読めますので、ぜひそちらを読んでいただきたいと思います。そして、せっかくPVが増えることがわかっているので、9月1日には新宿の「ROCK CAFE LOFT is your room」でトークライブを開催します。「選挙ウォッチャー」として、あちこちを取材してきた話の中から原稿には書けなかったような裏話をしていこうと思っております。前回は35名ほどが入りまして、会場はかなりパンパンだったので、ぜひお早めのご予約をお待ちしております。また、どこかのタイミングで菅野完さんをゲストにお招きして、こちらは「ロフトプラスワン」あたりでイベントをしたいと思っていますので、アンチの皆さんもマスコミの皆さんも、ぜひお越しになっていただければ幸いでございます。[了]

いつもサポートをいただき、ありがとうございます。サポートいただいたお金は、衆院選の取材の赤字分の補填に使わせていただきます。