見出し画像

【選挙ウォッチャー】 台風19号の最新情報の記録(10/13)。

各地のダムで緊急放流も実施しており、東京では多摩川が氾濫していますので、台風19号の被害は、明るくなってから続々とわかってくることでしょう。各地で死者も出ており、最新情報をまとめていく必要があると考えております。

11:00
台風15号に続き、台風19号の被害を受けた千葉県。森田健作知事は「今ことチーム千葉で頑張りたい」と話す。東京電力管内の停電は20万3900軒で、うち千葉県が10万3200軒。千葉県がまったく復旧していないことがわかる。

10:50
大子町にあるJR水郡線・袋田駅の北側にある橋が崩落し、橋げたが残っただけで線路がなくなっていることがわかりました。復旧には時間がかかるとみられます。

10:30
福島県本宮市では安達太良川が一部決壊し、市街地2000~4000世帯が水没。消防と自衛隊が救助活動をしている。新潟県津南町で信濃川が氾濫している。新潟県阿賀町で阿賀野川が氾濫したとの情報。政府は「非常災害対策本部」を設置。

10:00
川越市の越辺川が氾濫して下小坂地区が浸水し、この地区にある特別養護老人ホーム「川越キングス・ガーデン」の高齢者約260人が孤立。現在、救助活動を行っている。

09:40
福島県南相馬市で台風対応に当たっていた25歳の職員が「車に水をはまって動けない」と連絡後、行方不明になっていて死亡を確認。JR山手線は運転再開。いわき市の夏井川氾濫で助けを待つ人が60人くらいいるとNHKの報道。

09:20
栃木県佐野市大橋町にある中橋が崩落していることを確認。千葉県柏市はまだ少し風が残っている。

09:10
利根川の水位が上昇し、野田市付近で氾濫危険水位を超過。河川氾濫の恐れがあるとして避難を呼びかける防災メールを着信。

09:00
栃木県佐野市の秋山川周辺では、今なお氾濫中との情報。公明党は激甚災害に指定するべきだとNHK「日曜討論」で明言。国民民主党は被災対応の議論を最優先させるべきだと主張。自民党は政治の責任としてしっかり対応すると答える。立憲民主党は合併や公務員削減で防災力が弱まっていると指摘している。

08:40
宮城県と岩手県の大雨特別警報が大雨警報に格下げ。氾濫が発生した川は、宮城の吉田川、竹林川、福島の宇多川、阿武隈川、広瀬川、摺上川、松川、笹原川、釈迦堂川、夏井川、新田川、茨城の久慈川、田川、埼玉の入間川、越辺川、小畔川、都幾川、高麗川、栃木の永野川、荒川、蛇尾川、秋山川、長野の千曲川、東京の多摩川。大雨特別警報はすべて解除されている。

08:30
宮城県丸森町で町役場や病院などが大規模に浸水している。つくばみらい市とつくば市で今から鬼怒川の水位が増水しており、避難を呼び掛けている。政府が9時から閣僚会議をすると発表。遅っ!!

08:20
阿武隈川が決壊したため、福島県鏡石町では80人が孤立。相模原市緑区で土砂崩れで住宅が倒壊し、70代の女性が死亡し、50代の女性が下半身を挟まれているが意識はある。久慈川の氾濫で大子町の町役場1階部分が浸水していて、自衛隊に災害派遣要請。長野県上田市の千曲川で今から決壊する可能性があり、避難を呼び掛けている。

08:10
栃木県の黒川や思川の様子を見に行った老人など4名が行方不明。埼玉県松伏町で台風対策に当たっていた町長を「土嚢を待たされている」として殴った男が逮捕。東海道新幹線は速度を落として運転中。東北新幹線や上越新幹線は午後から運転。山形新幹線・北陸新幹線は終日運転中止。北陸新幹線の全線開通にはまだ時間がかかる見通し。羽田空港と成田空港は着陸制限を解除。

08:00
午前5時の時点で宮古市の東南東100kmの場所にあって時速65kmで通過中。中心の気圧は975hPa。台風19号の被害で5人死亡10人以上が行方不明になっている。長野市の千曲川の堤防決壊が酷いことになっていて、広範囲に浸水し、いまだ多くの住民が救助を待っている状態。東京電力管内は25万3600軒がいまだ停電中。千葉県や神奈川県で回復しておらず、千葉県が10万9100軒、神奈川県が7万0900軒の停電。特に南房総市や旭市、館山市などで大規模な停電が続いている。神奈川県では横須賀市や三浦市、箱根町や葉山町などが大規模に停電している。

00:30
千葉県柏市は少し風でカタカタ言うぐらいで、とっても静かになる。群馬県の石田川で氾濫発生。宮城・福島県の阿武隈川で氾濫発生。福島県の広瀬川で氾濫発生。宮城・福島県の摺上川で氾濫発生。福島県の松川で氾濫発生。福島県の釈迦堂川で氾濫発生。新潟県の大河津分水路で氾濫危険水位を超過した。

00:20
群馬県みどり市の草木ダムと埼玉県神川町の下久保ダムは緊急放流の見送りを検討。神奈川県清川村の宮ケ瀬ダムは緊急放流の可能性があると発表。武蔵小杉駅周辺で大規模な冠水。福島第一原発では何度も漏洩警報がなり、雨水の影響であると判断されているが、本当に雨水の影響と言えるのかどうかは不明。

00:10
東京電力管内では43万0400軒が停電中。茨城県が5万0700軒、栃木県2万0800軒、群馬県3500軒、埼玉県1万5300軒、千葉県13万5700軒、東京都2万3700軒、神奈川県13万8500軒、山梨県6万2000軒、静岡県3万6000軒で停電。川俣ダムと川治ダムは緊急放流せず。

00:00
福島県南相馬市の新田川が氾濫したと福島県が発表。渡良瀬川で氾濫危険水位を超過。栃木県の巴波川で氾濫危険水位を超過。


■ 台風19号の台風対応の総括

西日本豪雨災害や台風15号の被害など、ここ数年で、僕たちはさまざまな災害を体験し、今回は自主的に避難する人も多かったのではないかと思います。一方で、氾濫する危険性が指摘されていたにもかかわらず、家に取り残されて孤立してしまうような人たちもいました。これだけ各地で犠牲者が出ているにもかかわらず、まだ防災意識の低い人たちもいるということです。一方で、災害が起こった時の行政の負担はどんどん大きくなっているような気がします。災害が身近になってしまったため、手際の悪さが目立つようになって「仕事をしていない」と思われてしまうことも多くなるでしょうし、何よりも公務員の数を減らすことがトレンドになり、いざとなった時に仕事をする公務員がおらず、いざとなった時の公務員はハードワークになりつつあります。こんな時に、ただ職員に仕事を任せるのではなく、自分から率先して動くような人を議員にしたいところですが、相変わらず多くの人が政治に無関心なので、ろくすっぽ働かないポンコツを議員にしているというのが現状です。仕事をしなければ公務員は批判されてしまうわけですが、仕事をしない議員のことも、もっと批判しなければならないと思います。


■ 氾濫している川リスト

NHKが報じているニュースによると、13日午前9時現在、関東甲信・東北を合わせて14の川で氾濫発生情報が発表されているとしています。

▽「千曲川」の長野市穂保、長野市篠ノ井小森、長野県上田市国分、千曲市雨宮、須坂市北相之島、小布施町飯田、小布施町山王島、中野市立ヶ花と栗林付近
▽「多摩川」の東京・世田谷区玉川付近
▽「都幾川」の埼玉県東松山市葛袋地区付近
▽「田川」の栃木県宇都宮市宮の橋上流付近
▽「秋山川」の栃木県佐野市赤坂町付近
▽「荒川」の栃木県那須烏山市向田付近
▽「永野川」の栃木県栃木市大平町付近
▽「蛇尾川」の栃木県大田原市北大和久付近
▽「久慈川」の茨城県常陸大宮市小倉と富岡付近
▽「宇多川」の福島県相馬市北飯渕地区と今田地区付近
▽「新田川」の福島県南相馬市原町区付近
▽「夏井川」の福島県いわき市小川町高萩付近
▽「阿武隈川」の福島県須賀川市江持、郡山市阿久津橋、郡山市石渕町、本宮市中條、伊達市五十沢付近
▽「吉田川」の宮城県富谷市三ノ関と志戸田、大崎市鹿島台大迫下志田、松島町竹谷、大郷町粕川と土橋、大和町落合桧和田付近

これらの地域では甚大な浸水被害が起こっていると思われ、人々が再び生活を取り戻すために政府や自治体がどのようなサポートをするのかを見守っていく必要があると考えています。


■ 批判される安倍晋三総理のSNS

画像1

安倍晋三総理のTwitterは、ノーベル賞の話で止まっており、台風が近づく頃からは何もツイートせず、台風が過ぎ去った13日の10時34分に、お亡くなりになった方々へのお悔やみツイートをしています。12日は災害対策本部を設置するでもなく、私邸で来客もなくまったり過ごしていたのですから、防災を呼びかけるツイートの1つや2つできたと思います。しかし、SNSで発信するのは、災害によって国民の命が奪われた後。つまり、国民の命を守るために、事前に注意を呼び掛けるような発信をせず、終わった後にアピールのように写真付きで対応すると言っているのです。何より大事なのは「命があること」だということに気づいていないのです。


■ NHKは使えるがN国党は使えない

今回、台風に関する情報収集をして思ったことは、NHKは大切だということです。一通りのテレビ番組をチェックしましたが、まともに台風19号に向き合って報道しているのはNHKぐらいしかありませんでした。テレビの受信料でラジオもお届けしてくれているので、大変ありがたいです。さて、NHKが台風の情報をお届けしてくれている頃、そのNHKをぶっ壊すと言っているNHKから国民を守る党の議員たちは何をしているのでしょうか。まず、NHKから国民を守る党の上杉隆幹事長は、NHKの情報を引用リツイートして注意喚起する始末で、よりによってNHK様の情報網に頼っていました。立花孝志代表は台風が近づいている時に徹夜で麻雀生配信。選挙期間中でもあるはずですが、台風対策は何もしていません。山本たかひらという党員がデマツイートをしたあげく削除もせず、それを川西市議の中曽千鶴子というネトウヨヘイトおばさん議員が擁護。柏市議の大橋昌信センセイは「NHKは要らない。気象庁がやればいい」というアホアホツイートをしたかと思えば、立川市議の久保田学センセイは増水中の多摩川を野次馬配信。登場人物全員アホという悲しい結末でした。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

今回、僕が台風19号の被害状況をまとめた理由は、読者の皆さんに注意喚起と情報共有をしたいというモチベーションのほかに、これをまとめることでどこが深刻な被害を受けたのかを把握でき、今後の選挙ウォッチャーのレポートに活用できるからです。ホームレスが多く存在する台東区で、命の危険が差し迫っている中でホームレスの避難を拒否する仕事ぶりには呆れましたし、今後、水害が起こったところでは復旧に向けてどのようなサポートをしていくのかは見守りたいところです。僕は市民や国民のために働いているかどうかを善悪の判断にしていますので、個人的にそんなに好きな政治家じゃなかったとしても、働いているのであれば、その仕事ぶりを褒めておかないといけません。例えば、千葉市は停電なども深刻だったのですが、熊谷俊人市長は積極的にほぼ徹夜で情報を発信していました。河野太郎防衛大臣も自衛隊を動かしていることを発信していました。情報がわかるだけで安心感は全然違います。河野太郎さんが外務大臣だった時の仕事ぶりはそれはそれは酷いものでしたが、今回はそれほど悪くなかったと見ています。

画像2

悲しくなっちゃったのは、内閣府大臣政務官にして、日本の防災を担当しているはずの今井絵理子議員です。言いたいことはわかるのですが、「SPEEDのコンサートじゃねぇんだから!」と言いたくなるような、とっても知性を感じないツイートで、千曲川の氾濫被害に遭った人たちに呼び掛けていました。今井絵理子さんを議員にして、しかも内閣府政務官にしちゃうぐらいに、僕たちが政治に関心を持っていないのだから仕方がないのかもしれませんけど、現場の消防や警察、自衛隊の方々は頑張ってくださっていると思います。しかし、指揮する側の政治家がアホアホでろくすっぽ仕事をしないとなると、万が一の時に命が助からないし、生活を取り戻すことができなくなってしまう。高い税金を払っているのに、ちっとも自分のところに返ってこないというのが、今の日本なのです。災害を機に、少しでいいので地元の政治にも興味を持っていただけると助かります。

いつもサポートをいただき、ありがとうございます。サポートいただいたお金は、衆院選の取材の赤字分の補填に使わせていただきます。