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【選挙ウォッチャー】 座間市長選2020・分析レポート。

9月13日告示、9月20日投開票のスケジュールで、座間市長選と座間市議選が行われました。座間市長選は、4期目を目指す現職と、元市議だった新人の女性による一騎打ちとなり、なんと、前回と前々回が無投票当選だったため、12年ぶりに選挙が行われることになりました。現職の遠藤三紀夫さんは1期目を決めた時以来となる選挙です。こんな展開が待っているとは予想もしませんでした。

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遠藤 三紀夫 62 現 4期目を目指す
佐藤 弥斗  50 新 元自民系の市議

佐藤弥斗さんは、もともと自民党員だったようですが、遠藤三紀夫市長の市政運営に納得がいかず、自民党を離党し、このたび無所属で立候補。これまで12年間、ずっと選挙が行われてこなかったことに対しても違和感があったようです。今回、座間市議選に「オリーブの木」の候補者が立っていることもあり、うっかり黒川敦彦さんのYouTubeチャンネルに出演し、取材に応じてしまったのですが、昨年7月の参院選で神奈川県選挙区に「オリーブの木」から立候補していた榎本太志さんが、市長選は佐藤弥斗さんに投票してほしいと呼びかけていたことから、何がつながりがあるのかと思っていたのですが、どうやらつながりがあるわけではなかったようです。たかだか1回取材に応じただけでシンパシーを感じられ、まるで「オリーブの木推薦」のように振る舞われるのも迷惑だと思うのですが、黒川敦彦さんのYouTubeチャンネルに出演なんかしてしまうから、まるで仲間のように扱われ、マイナスプロモーションになってしまうのです。「オリーブの木」はリアルで関わってはいけない人たちです。


■ カルトに狙われてしまった座間市

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最終的に立候補してきたのは「オリーブの木」ぐらいだったのですが、一時期、今回の座間市議選には、NHKから国民を守る党や国民主権党などが立候補する計画を立てており、カルトの巣窟になりそうでした。いずれも候補者と政党の間でトラブルがあり、出馬を断念したのですが、それでも「オリーブの木」だけは、市議選にもヤバめの候補者を立て、市長選でも佐藤弥斗さんを応援していました。今はまだNHKから国民を守る党や国民主権党のように、社会に迷惑をかけるような存在ではないのですが、思想としては非常に極端です。そんな「オリーブの木」が勝手に「市長選では佐藤弥斗さんを応援してほしい」と言っており、勝負カラーが「オリーブの木」と同じ緑だったこともあって、まるでつながりがあるかのように誤解されるようになってしまいました。これはマイナスプロモーションですが、まだ「オリーブの木」がどれだけヤバい政党なのかを理解されていないので、そこまで影響はなかったようです。いろいろとヤバめのものが見つかっていますので、座間市議選のレポートは必見です。


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