マガジンのカバー画像

コーヒー飲むうさぎ

59
操縦する暮らし vol.2
運営しているクリエイター

記事一覧

ひよこがどんどん離れていく。

どうしようもなく、さみしい。 小1の娘がちゃくちゃくと、ひとりの人間になっていってる。 昨日持ち帰ってきた作文が、思いのほか文章になっていたんです。 意味が通じる。意図を受け取れる。 おいおい、待ってくれよ。 もっと支離滅裂でいてちょうだいよ。 おかーさんの翻訳を必要としてちょうだいよ。 このあいだ怪我をして救急にいったときも、せつなかった。 救急隊員のおじさんや病院の先生と、ちゃんと受け応えしよる。 いやいやいや。 もっとパニックになって取り乱すもんじゃないの? 名

夜中に「ちゃんと」を、換気扇掃除で。

それまで半年ごとにしていたのが、ほぼほぼ2年ぶり。先週土曜日の22時、開かずの換気扇をご開帳しました。 晩ごはんの洗い物を終えて、流し台を拭いたら、隣のガスコンロのくすみが目について。出でよ、劇落ちくん。くるくると磨いてコンロがツヤを帯びたころ、ふと見上げると換気扇フィルターも残念さを醸している。出でよ、セスキ炭酸ソーダ。フィルターの皆さんをビニール袋にお迎えし、セスキ浴で垢を落としていただく。彼らがセスキ水に浸かってたぷたぷし始めると、むき出しの換気扇の奥から、あの方がも

再生

真夏をすぎたベランダで、風にあたろう

お盆以降、朝晩めっきり過ごしやすくなって、またベランダに入り浸っています。   (ひよこの保育園最後の運動会を1ヶ月後に控え、スマホで素敵に動画を撮れるらしい「osmo mobile 2」を買ったら、いまどきのテクノロジーすごい! 撮るのも編集するのもめちゃたのしい!)

キレキレひよこと、母のブルース

ひよこ5歳の「ミラクルちゅーんず」のダンスが、日を追うごとにキレキレになっています。好きこそもののナントヤラの用例に載せたいくらい。土日は寝ても覚めてもYouTube越しに彼女たちとシンクロして振りを覚え、平日は(YouTube観れないことにしているので)ひたすら自主練。保育園でもおともだち同士で研鑚を積んでいるそうで、お迎えのときの先生からの申し送りテンプレが「今日も元気に過ごしていました」から「今日も元気に踊っていました」に変わりました。 (YouTube以外に音源がな

ひよこの「脱皮」の先に、願うもの

ひよこ5歳の歯が、今にも抜けそう。左下の前歯。はげしく、グラグラ。後ろには、すでに大人の歯がひょっこりと顔を覗かせ、スタンバイしています。 久しぶりの、身体的「脱皮」。このダイナミックさって、「歩いた」「しゃべった」以来じゃないかしら、たぶん。保育園の同じクラスには前歯がお留守中の子ももう何人もいるから、発育の過程としては「そろそろやんね」の塩梅なのだけど、なんか、ちょっと、おかーさん、面食らってますわ。次の脱皮は、てっきり来年春の「保育園の制服から、ランドセルへ」がもたら

お風呂で、転生

週明け月曜日。ひよこ起床前の朝のひとり時間のうち、1時間を寝過ごし、スマホに表示される時刻を見てから気持ちを立て直せず、そのままスマホ片手に布団に寝転がって、残り1時間を延々ソリティアに費やしてしまいました。こんなグダグダな朝が、月に何度かあります。だから、わかる。今日は、家にいちゃ、ダメだ。1日、この調子で終わっちゃう。ぜったい仕事、すすまない。 こんな日の行き先はいくつかあるのだけど、今朝はお風呂屋さんにしました。前に、庄子せんせも「お風呂は転生」って言っていたし。ひよ

足を、踏み入れました

夜、お風呂に入るときに、着ていたものを洗濯機に放り込む。お風呂あがりにからだを拭いたタオルと足拭きマットを入れたら、洗濯乾燥のスイッチオン。朝起きるときには、ジャブジャブきれいになってホカホカに乾いた洗濯物たちがドラムの中で待ってくれています。持ち手が片一方ちぎれるほど毎日フル稼動のスタックストーのバケツに取り出したら、リビングに運んで、今日着るものたちを床暖房の上へポイポイっと。朝ごはんを終えて着がえる頃でも、冷めてな〜い。身につけるものがひんやりしてないって、それだけでち

ひよこ年中、「おおもり」卒業

去年の夏からすっかり「おおもり」だったひよこの一人称が、進化しました。 4月、年中組に上がった途端です。いきなり「ひよちゃん」と名乗り始めました。最初は意識して「ひよちゃん」、とっさに「おおもり」だったのが、4歳児の適応力たるや、もうこのゴールデンウィークには全方位的に「ひよちゃん」に。 年中デビュー? おしゃれづいてきたんかしら? 最近プリキュアにも目覚めたし、こうやって女子は汎化していくのか……と少しさみしく眺めていたのですが、昨夜お風呂に浸かりながら何の気なしに「最

毎日の充実を、気合いじゃなくて仕組みでまわしたい

遅めのお昼ごはんを食べにふらっとカフェに入ったら、DAISHI DANCEの「Spectacle」(Youtube)が流れていて、テンションが上がって、今これを書いています。あの頃流行った「乙女ハウス」っていうんでしょうか、ああいう音楽が好きで、2008年に挙げた結婚式では、「LET LIFE LOOSE」(Youtube)と「GETTING CLOSER」(Youtubeで見つけられず)と「BEAUTIFUL SUNRISE」(Youtube)を披露宴の入場曲に使いました(

幸福な、嗅覚

香典返しに、フォションの茶葉セットをいただきました。オリジナルブレンドとアップルティーの、缶2つ。アップルティーの缶を開けると、ふわ~っとりんごの香りが。持てる嗅覚を総動員して、すぅぅぅぅぅっと吸い込みました。ふむ、じつに芳醇。 思えば、フレーバーティーなんて、家で淹れるの久しぶりです。我が家は朝ごはんはパンが定番なので、平日は毎日紅茶を飲んでいるけれど(週末はコーヒー率高し)、もっぱらダージリンかセイロン。ダージリンもセイロンも、もちろん美味しいです。毎日飽きずに飲めてい

夫と最近、仲がいい

このあいだ、夫が2泊3日で留守でした。1泊で入った東京出張のついでに、もう1泊してあれこれ行きたいところを巡ってきたんです。不在2日目の夜、ごはんもお風呂も済ませて、リビングの床暖房の上でひよことパズルをしながら「おとーさん、もう晩ごはん食べたかなぁ?」「おとーさんがいるところも、寒い寒いなのかなぁ?」「メールしてみよっかー」なんてお喋りしていたら、ちょうど台所のカウンターに置いていたスマホがブィーンと震えました。よっこらしょ、と立ち上がってスマホを覗いてみれば、なんとまぁ、

2人目問題の奥底にあったもの、それは

昨年、34歳の誕生日を迎えた途端に変わったことがありました。母の「サンジューゴまでには2人目産みや」が「ヨンジューまでには……」に引き上げられたのです。「更新を希望しますか?」の確認ハガキとか来てなかったのだけど、自動更新機能付きだったんですね。あと5年、抑揚のない「うん、そうやねー」を返し続けるのか、はたまた、途中でオギャーと産み落とすのか。 受験勉強でいえば、志望校選びはおろか進学するかしないかも「どうしよっかなー」とか言ってるくらいのモラトリアム状態です。べつに「わた

あたたかく、やわらかく、ツヤを帯びよう

もう、とにかく、寒い。さすが、寒の内。六甲おろしが吹き下ろす川べりの木造住宅で、夫はユタポン(電子レンジでチンする湯たんぽ)と、わたしはヒヨポン(さすがに布団からはみ出さずに寝ている娘)とくっついて暖をとりながら毎晩眠っています。朝4時にブィーンと震えるスマホのアラームで目は覚めるものの、カーテンの隙間からも闇しか入ってこないわ、空気はキンキンに冷たいわで、なかなか布団の楽園から抜け出せません。目によくないのは重々承知之助で、スマホをひゅいひゅいいじりながら時間をやりすごして

2017年に叶えたい、50のこと

去年の6月につくった「30代のうちに叶えたいこと100」のリスト。先日消し込みをしてみたら、ゆめかなマガジンに参加した甲斐もあって、2016年下半期で18個叶っていました。「ひよこにティアラを作ってあげる」なんていうちっちゃなことから、「○○さんと仕事する」といった願望に近かったことまで。noteにも「#叶えたいこと100」タグで11ノート書いていました。(シェアするためのタグももちろん有用だけれど、己の己による己のためのタグ付けも重宝しますね) 自分が何をしたいのかを捕ま