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真の主人公たちによる、とっておきの祝宴

2023年11月28日と29日に東京ドームで開催された「2023 MAMA AWARDS」。29日にSEVENTEENが出演すると発表されたとき、いちばんに出た感想は「えっ!出るの?」だった。なぜなら、翌30日にはバンテリンドームでのコンサートが控えていたから。「いつリハするんだろう?」「どのタイミングで移動するんだろう?」と、わたしの人生には直接関係ないことなのに、混乱するありさま。


一瞬「そんな無理にスケジュール入れなくても……」とすら思ってしまった己の愚かさを反省しながら、MAMAの視聴感想を綴ります(ほとんど動画実況のようなもの)。





"The Feast in SEVENTEENTH HEAVEN" と題されたステージは'음악의 신(God of Music)'からスタート。もうお祭り確定です。CARAT〜!祝杯の準備だ〜!

DJ HOSHIが言葉を発した瞬間から、もう東京ドームはSEVENTEENのもの。そのあとに続くダンスブレイクのセンターがメインボーカルの2人なの、ちょっとおもしろかった。本当に何でも出来杉ドギョムくん&スングァンくん。ラストにDJ HOSHIがDJブースから飛び出してきたときは特大の「ですよねーーー!」が出た。キミが踊らないで誰が踊る。

そして、画面越しでもわかるドームに響き渡るCARATの掛け声……音楽とのタイムラグが東京ドームを感じさせてくれるのもよかった。

ARのカモミールちゃんの下に2つ並んだSEVENTEENのロゴとCARATのロゴを見たときは涙が込み上げてきた。一緒にステージに上げてもらっているような気分になれて。𝐁𝐈𝐆 𝐋𝐎𝐕𝐄 感じます。

続いては、'손오공(Super)'。AR演出で縦書きの'손오공'の文字が登場したとき、興奮で吐きそうになっちゃった。

'손오공'の掛け声も本当にすごくて、授賞式であることを完全に忘れてしまいそうになる。単独コンサートの勢い。

この舞台でハオさんのダンスブレイク始まったときにはさすがに「覇王ーーーーーーー!!!」って叫びました。ハオだけに(もういいよ)。メンバーたちが後ろに下がってひざまづくんだけど、そのときのドギョムのひざまづきがめちゃめちゃ美しいから見てみて。頭の角度がグッて下がってて本当に美。

ダンスブレイクからの「마치 된 것 같아 손오공(まるで孫悟空になった気分だ)」、会場の「キャァあああああああああああ!」で建国完了です。

スングァンが「I Luv My Team」で衣装の胸元をグッと掴んで「I Luv My Crew」でメンバーのほうを見るのも最高なんだよ〜!スングァナ〜〜〜!!!

そして「アンタが主役」タスキを掛けたくなるようなウジくんによるping!!!

「이 노래는 이 MAMA의 엔딩송이다(この歌はこのMAMAのエンディング曲だ)」をみんなで叫ぶように歌うのを聴いたとき、「正真正銘、この曲はこのMAMAのエンディング曲だよ!異議なし!」って思って泣いた。間違いなくSEVENTEENが「2023 MAMA AWARDS」の主人公だし、Headlinerだよーーー!


いよいよ、MAMAの最後を飾る「今年のアルバム賞(=大賞)」の発表です。

プレゼンターのオム・ジョンファさんによって「SEVENTEE~~~N!!!」と発表された瞬間、すぐに立ち上がったホシくんが続いて立ち上がったハオさんを迎え入れて肩を組み、いつの間にかその場にいたクプスとそれを支えるように立ったジョシュアがホシくんたちのほうに向かって、自然に円陣になっていく。

だけど、その後列には発表の瞬間、何か重いものから解放されたように天を仰ぐウジくんがいるんだよね。その横でただその様子を見つめるバーノンがめちゃめちゃバーノン(笑) 数秒後、ウジくんが立ち上がって「よしっ!」って感じで手を強く打ち、メンバーがいるほうに進んでいく。

円陣が完成するまでのメンバーの表情、円陣を解いてステージに向かう表情、もうここだけで小説が書けそうなくらい。

急に「わぁ〜!信じられない!」というような表情をして口を覆うドギョムが、新人みたいなピュアさを放っていてとってもかわいい。だけど、それゆえ、この賞がいかに特別なものなのかが伝わってくる。

ステージに向かうのもホシくんが先頭なんだけど、途中まで進んだところで振り返って、少し後ろを歩いていたクプスの元まで行って手を差し伸べて繋いで引いて、今度は背中を押して先頭に行かせようとする。どう?(?)こんな数秒間にドラマチック展開がすごいんだよ。

だけど、結果的にマンネのディノちゃんが圧倒的先頭でステージに上がって、躊躇なくトロフィーを手に取るところがさすが"K-POPの未来"!(笑) ビザサンのどこかの公演のパフォチのステージで、演出変更を忘れてスタスタひとりで歩いて行ってしまったシーンを思い出したwww そのあと、すぐにクプスに手渡すんだけど、どうしても子どもがお父さんにおもちゃを差し出す光景に見えてしまう……本当に愛しみ。

4ヶ月ぶりくらい(?)に聞く、クプスからの「Say the Name!」がMAMAの大賞受賞のステージなんて最高にもほどがある。

メンバーのスピーチはどれもすばらしいけど、みんなが「もっとよい音楽を届けます」「これからもがんばります」と”これから”を約束してくれて、賞が獲れたのは「CARATのおかげ」「CARATに捧げます」と言ってくれる。SEVENTEENが諦めずにがんばってきたから獲れたんだよ……と思いながも、こんなに大切に想ってもらえることに改めてありがとうの気持ち。

ミンギュがウジくんへの感謝を言葉にしたことで、ウジくんがマイクに向かうんだけど、ここでもウジくんの背中を押すのはホシくんなわけ。リダズの中でも先陣を切ってただまっすぐ前に向かって突き進んでいるように見えるホシくんが、じつはクプスとウジくん、2人の背中を押しているという構図。泣いてしまう。

ウジくんのスピーチは、いちばん苦労して、プレッシャーと闘ってきた人が、本当の意味で報われた瞬間のような重みがあってよかったな。言葉で彼らを傷つけた人がどんな立場の人であったかはわからないけれど、何を言われても、ここまで諦めずに続けた人がいちばんすごいよ。

スングァンのスピーチでは涙が止まらなくなってしまったけれど、スングァンがメンバーの前で、大観衆の前で、涙を流しながら大切な親友のことを話せる日がきてよかった。きっと誰もが、スングァンが休養した理由を知っていたけど、直接触れることはなかった。だけど、こんなにも輝かしいステージで、自分から「話していいですか?」と言って、親友に愛と感謝を伝えられるようになって本当によかった。

スングァンは特別な関係だっただろうけど、ほかのメンバーだって、それぞれ関係性があっただろうから、きっと平気なわけなかったんだよね……。泣いて話せなくなりそうなスングァンの後ろにはドギョムがいて「大丈夫だよ」って寄り添ってくれていて、「あぁ、ドギョムって本当にいてほしいところにいつもいてくれる人だな」って改めて感じた。スングァンを励ましながらも潤んでいた目に光が反射して、すごく綺麗だったよ。

スピーチを終えたあと、ステージ上でまたぎゅっと集まって、13人で歓喜の円陣を組んだ光景をこの先も何度も思い出すと思う。

オタクはすぐ甘やかしたくなっちゃうから、忙しすぎる彼らを見ると「無理しないで(泣)」「事務所ーーー(怒)」となってしまいがちだけど、MAMAで大賞を獲って喜ぶ姿を見ていたら、どんなに忙しかろうが、這ってでも獲りにいかなきゃいけない賞があるんだと思った。

そこに立った人しか見られない景色が確実にあるから、この先もずっともっと、何回でも13人で特別な景色を見てほしい。2023年のMAMAで東京ドームのステージから見た景色も13人にとっての大切な思い出になるといいな。

🏆今年のアルバム賞(大賞)
🏆男性グループ賞
🏆ベストダンスパフォーマンス 男性グループ
🏆bibigo CULTURE & STYLE
🏆Worldwide Fans' Choice

改めて、デビュー9年目での大賞初受賞、そして「2023 MAMA AWARDS」5冠おめでとうございます!



SEVENTEENを数年見ていて思うんだけど、やっぱり人には無理が必要なときがあるし、それを乗り越えた人だけが見られる景色や手にできる成功がある。疲れているなんて当たり前、体力の限界なんてとっくに越えている人たちが、それでも「CARATのため」と世界中を駆け巡ってくれているんだから、下手に「無理しないでね」なんて思うことは失礼だなと、最近とくに感じる。

今年のMAMAにしても大晦日の紅白にしても、きついスケジュールであることは本人たちがいちばんよくわかっているし、だけど、決まったものはプロとしてやり遂げる。だから、ファンが軽い気持ちで仕事の価値を決めるようなことはしてはいけないんだよね、当たり前だけど。その経験を通して、彼らの世界はまた広がっていくのだと思うから。

だけど、無理をしたあとは、ゆっくり休息がとれますように、大切な人に会える時間が持てますように。それだけを遠くから小さく願います。




noteを書き始めて、これが12記事目なんだけど、ひとつ目の記事を書いたときに何となく「とりあえず1年、毎月1記事、SEVENTEENのことを書いてみよう」と自分にノルマを課した。ツイ廃だから、日ごろから想いは十分書いてるんだけど、ツイートは脳内直結テキストだから、もう少し「好き」を丁寧に書いてみたいと思って、始めたのがnote。

結局、駄文の連続だけれど、1年間、月1更新を続けることができた。ツイートは完全なひとりごと。noteは「読んでー!」って大声で言うのは恥ずかしいけれど、読んでくれるとうれしいなという気持ちで書いている。

これに関しては、いつも感想をくれたり反応してくれるフォロワーさんに完全に甘えているんだけど、読んでもらえるとすごくうれしいし、文章の先に読み手として誰かがいてくれるという安心感で続けられたと思う。長文を誰かに読んでもらうって簡単なことじゃないから。貴重な人生の時間をわたしが書いた文章に使ってくれてありがとうございます。♡をくれたnoteユーザーさんもありがとうございます。

いや、別に来月もきっと書くし、来年も書くんだけど、最初に課したノルマを達成したから振り返ってみました。

SEVENTEENを好きになってから、少しだけ自分に厳しくなって、ちょっと大変なほうを選択できるようになった気がする。noteは完全に趣味だけど、趣味だからこそ、以前のわたしだったら1年続いてなかったと断言できる。

今年(あと1ヶ月残ってるけど)も「SEVENTEENがこんなにがんばってるんだから、わたしだってがんばるぞ!」って思えて、がんばれたことがめちゃめちゃあります。どうもありがとう。

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