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夢の続きを、また

開演とともにIQ3になってしまう脳だから、備忘録として『SEVENTEEN WORLD TOUR [BE THE SUN] - JAPAN』東京ドーム公演を見た直後の感情と想いだけをダラダラと綴ろうと思う。運良く東京公演1、2日目両日観ることができたけど、感想は両日ごちゃまぜで、時系列もめちゃくちゃです。ドギョムペンであるわたしが必死にSEVENTEENのみんなを目に焼きつけようと、目を普段より5つほど増やしました。先に断っておきますが、もちろん読んでも何の得にもならない、オチもない、本当にただの感想です。記憶違いも当然あると思います。あと、気持ち悪いくらい長いです(7,500字超)。

おかえり、ドームに集う群衆よ…!

5万人(それ以上か?)もの群衆の中に埋もれるのは何年ぶりだろうか?人しかいないこの感じ、最高にワクワクする。

ドームに入って席につき、周りを見渡す。チケットの有無にかかわらず、さまざまな理由でこられない人、この状況下ゆえ自ら「行かない」の判断を下さなければいけなかった人もいることを心に留めておきたいと思ったし、歓声なしだからこそ入れる人もいるんだろうから、ルールを守って、SEVENTEENが夢を叶える瞬間を見届けさせてもらおう…そんなことを考えながら、あちこちで光るCARAT棒を見ていたら、開演前から泣きそうになってしまった。
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ついにこの瞬間がきた。オープニング、太陽のオブジェを見上げる13人の後ろ姿。後ろ姿だけでもうかっこいい。1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13 あぁ全員いる……ありがとうございます(泣)。ここまでのワールドツアーを飾ってきた黒×ゴールドの衣装がめちゃめちゃ好きだけど、白×ゴールドも最高!黒いステージによく映える!なんでも似合う!天才!傾斜したステージからメンステに移動し、ミンギュの“모두 우릴 쳐다봐”(「HOT」)がドームに響き渡った瞬間、 CARATから思わず漏れてしまう歓声。これはしょうがない、反射的に出た声、出してる人自身も気づいてないであろう声。そしてドギョムの“밤이 없는 낮 하늘은 붉은색”が直接脳に響いてくるこの感覚 is so happy‼︎ いる!同じ空間にドギョムが!ドギョム、今すぐ位置情報見て!重なってるでしょ!同棲!


グループの特色を活かすためのベストな箱の大きさがあると思っていて、SEVENTEENはパフォーマンスが繊細な分、ドームだと本人たちが見せたいものが伝わらないんじゃないかと思ったこともあったけど、杞憂だったわ。遠くからでも指先の繊細な動きがわかる=いかに先端まで意識して動かしているのかがわかる。意外とセットがシンプル(もっとドームならではって感じの城(城)とか建ってると思ってた)という第一印象も、見ているうちに「余計な演出はいらない、“SEVENTEEN”という最高の素材だけで勝負だ!」って感じがして、しびれてしまった。きっとリハの時間がもっと確保できたら演出の幅は広がっただろうけど、今のSEVENTEENにしかできないステージという気がしてこれはこれですごくよかった。

ホシくんが煙砲(?)放ったら本物のバイクが登場するわ、火は噴くわで、一瞬KAT-TUNのコンサートにきちゃったかと思ったけど、大好きな「March」のイントロが始まった瞬間、バイクの記憶が消えてしまった(別に消さなくてOK)。Marchでのホシくんの雄叫びに尋常じゃない気合いを感じて、本当にここを目指してやってきてくれたんだなというのが伝わってきてジーンとした。ホシくん、1日目にセンステでメンバーがわちゃわちゃしてるとき、ステージの端のほうに腰掛けて観客席を眺めていたんだけど、そのシーンが印象的だったな。

グリーンのレーザーの光の演出の「HIT」もめちゃくちゃよかった。ステージからドームの後方まで長く伸びるレーザーと、激しいダンス、パワフルなボーカル。ここまでのセトリで十分にあたたまってしまって“미친 듯이 Oh Yeh”くらいから掛け声したくてうずうずした(とか言いながら完璧にはできないくせに)。わたしの中でのHITのハイライト“ジョンハンが捌けるときドギョムにタッチする”シーンも見られて最高。ジョンハンはCARATの充電器になると言ってくれるけど、ジョンハンの充電器はドギョムなんだろうと、あの瞬間を見るたびに思うよ。


HANABIのときも思ったけど、はじまりからの数曲って「現実……?」って考えているうちに終わってしまう。で、MCになって声を聞いて「あ〜いる…ね?ここにいるね?!」って思うんだよね。思うんだけど、1日目にドギョムがヒゲダンの「115万キロのフィルム」を歌ってくれたとき、また「ゆめ……?」に戻ってしまった。ついこの間ドギョムにカバーしてほしいヒゲダンの曲選手権開催したばっかりだったから……(ひとりで)


「Rock with you」では、改めて日本語詞の違和感のなさに感心した。そしてセンステに出てきてからのパフォーマンス!あのホシくんがドセンの逆三角形のフォーメーションのところ。鳥肌!1日目は1階、2日目は2階席で見たけど、2階席だともう気分はドローン。美しさが本当によくわかる。

これが3ユニット3色の魅力

ユニット別のステージはパフォチからスタート。2階席からでもわかる、ホシくんのリズム感のえげつなさ。「MOONWALKER」の肩を揺らす振りは手指の先端までリズムが刻まれていたし、何がおそろしいかって、2階席から肉眼で見てもそれがわかったこと。あと、今回の気づきとしては、わたしはハオさんの肩の動きが好きですね、とても。わかる?わかるよね?ジュンの手脚の長さも異次元だったな。

ボカチに関しては本当に申し訳ありません、、、視界にほぼドギョムしか入ってこなくて。チッケムかましてしまいました。「나에게로 와」のステージを見ながら、いつもは左側のイヤモニを外しているドギョムがそのままつけて歌っている様子に「あぁ、ドームだ」って感じた。反響がすごくて歌いにくいだろうけど、ドギョムは自分の顔の向きや身体の角度で「こうすればこの音が出る」っていうのを把握してる感じがするんだよね。高音を出すときは少し右側を向いて歌うとか……そういう身体の角度で音程を取っているんじゃないかと思うくらい、軽く口ずさむ曲のピッチもまったくズレない。歌うために生まれてきた男。𝐿𝑂𝑉𝐸♡

1日目の「Imperfect love」でセンステにきたとき、会場を見渡してから隣のジョシュアと目を合わせて微笑んだドギョムの顔が本当に美しくて、その表情を秒で脳内に真空パック保存した。本当にきれいで美しくて幸せそうで、\\毎日ドギョムだから幸せだーーー!//って叫んだよ、心の中で。

そして、ドームを一瞬でクラブに変え、5万人を“俺の女”にしてしまう“出会う女すべて狂わすボーイズ”ことヒポチ。ドーム揺れてたよ(雰囲気だけじゃなく物理的に)。ミンギュの圧倒的な陽のオーラ、何をやっても沸く。バーノンの無双ラップ、動くクプスから放出される色気とオーラ、ウォヌに関しては他ペンであってもドームを出るときには“ウォヌの女”になっていたと風のうわさで聞きました。とにかくヒポチのパフォーマンスのときだけは酒をください。まぁ〜ライブでの映え感のすごいこと!!オンラインでは絶対にわからない魅力がそこにある。パフォチの芸術性もボカチの美声もオンラインである程度感じることができるけど、あのヒポチの温度感は現場じゃなきゃ感じられないと思った。“時間 / 空気 / 温度 / ヒポチ”。

コンサートの照明演出を見るのが好きなんだけど、ヒポチはレーザーの光が似合うし、パフォチはやわらかいピンスポだけで十分芸術性が伝わるし、ボカチにはCARAT棒の光が似合うと思った。やっぱり、この目で見るCARAT棒の光にはどんな照明も敵わないね。ここ数年、何度も電飾だけの観客席を前に歌ってきた彼らにとって、ドームで揺れ動くCARAT棒はどんな風に見えるだろうと想像して、また泣いた。ドーム規模になると、観客も古参から新規、他グループのファン、他界隈のオタク、なんのオタクでもないけど友だちに連れてこられた人、いろんな人がいたと思う。だけど、会場を見渡したときのCARAT棒の美しさと5万人の視線は各々のSEVENTEENに対する熱量に関係なく、ただただステージに立つSEVENTEENに向けられた光で、その一体感が本当に美しかった。


いつまでも色褪せない名曲

「만세」や「아주 NICE」、「CALL CALL CALL!」を聞いて思ったけど、デビュー初期の楽曲が8年目のステージでも主役をはれて、懐かしい〜!っていう感覚じゃなく、なんか恥ずかしい…っていうこそばゆい感じもなく、メインディッシュのような存在感を放ってるのすごいなって思った。ずーっとかっこいいんだもん。

コルコルっていわゆるトンチキソングに分類されるような雰囲気持ってるけど、あの攻めたメロディーとドギョムとスングァンの突き抜けたボーカルがあるから、“今すぐ電話して! Yeah Ah Yeah”の辺りまでくると、出だしに“セカセカセカセカセカセカセカセカ”なんて歌詞があったこと忘れちゃうし(忘れるな)、そのあと“チリンチリン”言うのもどうでもよくなっちゃうもんね(いい意味で(いい意味で?))。SEVENTEENの楽曲全般に言えることだけど、時代と時間の経過による古さをまったく感じないんだよね。何なんだろう……?すごいわ(語彙力の消失)。

同じ空間だから感じられるもの

「DREAM」で衣装チェンジした紫の新衣装も本当にステキだったな……さすが冠位十二階最高位の色!!SEVENTEENのみなさん、高貴なお色味が大変お似合いでございます(時代も国も違う)。

コロナの影響でわたしたちはオンラインによって気軽に時間を共有することができるようになったけど、目の前でパフォーマンスする彼らと、空調に乗ってやってくる火薬の匂いを感じながら、どんなに時間が共有できるようになっても、空気と温度は無理なんだよなと思った。それがすべて一体となったこの空間で聴く“時間 / 空気 / 温度 / 君 そう僕のすべて”という歌詞の意味!!どう?泣くよね……泣きました。そこから夢見心地のまま“夢の中 僕を呼ぶ声がして 目を覚ました”の「ひとりじゃない」がはじまるこのセトリ!!!ひとりじゃないのリリース時期っていちばんしんどかったころじゃない?その曲を、夢を叶えたドームでDREAMのあとに歌うことの意味!!「夢だけど 夢じゃなかったーーー!」ってわたしの中でサツキとメイが小躍りしたよ(泣)

そこからスクリーンにはジュン、ハオ、その奥にジョンハン……ハオがやさしく舞った瞬間にはじまるイントロ…おわかりでしょうか?そうです、「舞い落ちる花びら」略して「舞花」。紫のグラデーション衣装の本領発揮!マジで「私は花」、SEVENTEENが花。美しい……たぶんこのとき息してなかったと思う、わたし。

そして「Crush」よ。もう何回くり返し見て聴いたかわからないけど、何度見てもドギョムの“You are my crush I got a crush on you 나는 너에게 Rush”に魂を撃ち抜かれてしまう!!どうしてあんなにかっこいいんだろう……?

キラキラがぶつかり合う空間

トロッコでスタンド席に近づいてきてくれたとき、メンバーの目が本当にキラキラしていて、美しかった。神々しいとはまさにこのこと。

「見てる人もキラキラした目で見てる。見られてるアイドルもキラキラしてる。キラキラとキラキラがぶつかったときの明かりってものすごいものを発してる。その現象が僕は“アイドル”だと思うんです」

これは中居正広さんによる「アイドルとは?」という質問に対する答えだけど(「中居正広のただただ話すダーケ」/テレビ東京)、トロッコに乗っているときこそ、まさに彼らが“アイドル”である瞬間だった。ちなみにドギョムは2日間ともわたしの前を通るときに、こちら側を向いていてくれました。わたし結構“念”が強いタイプなので。どんなに距離があってもこちらを向かせることくらいはできます。


SEVENTEENが新たに見る夢

コンサートに行くまでの数週間、無性に「우리,다시」を聴きたくなって、毎日のように聴いてたんだけど、メンバーがメンステのイスに腰掛けてメントしているのを見ながら、オンラインコンサートの『IN-COMPLETE』でCARATからのサプライズ우리,다시を聞いていたメンバーの表情を思い出した。悔しそうに唇を噛んだディノが、少し疲れたように大きく息を吐いたジョンハンが、目を閉じて微笑みながら歌を口ずさむウジくんが、何かを決意したような目で電飾だけの観客席に視線を向けるミンギュが、頬に美しい涙を伝わせたドギョムが、静かにCARATの歌声に耳を傾けるみんなが一気に脳内を駆け巡って、本当に胸がいっぱいになった。日本でのドーム公演を夢だって言ってくれてありがとう。ステージから見るドームの観客席はどう?掛け声もないし、キャーキャー思いっきりは騒げないけど、気持ちだけは届いているといいなと思った。

ウォヌを見ていても우리,다시 の“少しゆっくりになっても また会えるよ 僕ら”の歌詞が重なった。あのとき、おそらくメンバーが罹患したことで押したものに加えてHOTのMV撮影もあったし、スケジュールはすごくきつかったはずだけど、メンバー(と事務所)が悲しみと向き合う時間をきちんとつくってくれたから、ウォヌはあんな風にまたステージで笑顔を取り戻せたのもしれないな。

深い悲しみの中にいるとき、とにかく明るい場所に連れて行ってくれようとする人もいるけれど、暗闇の中でそっと悲しみと向き合って「悲しい」って言えるほうがいい。自分の悲しい気持ちを認めて慰めてあげてから、その気持ちを連れたまま自分の意思でまた明るい場所に行けばいい。そうやって、少しだけ明るい場所に行ってみようと思えたウォヌの手をしっかり握ってくれたのが、HANABIの「Snap Shoot」ときのドギョムだったのかもしれないなと勝手に思ってる。


メンバーのメントは相変わらずすばらしく、愛に満ちていて、聞きながらただただ「こちらこそありがとう!」を心の中でくり返していたけど、2日目のミンギュのメントがすごく印象に残ってる。

「僕には夢ややりたいことがたくさんあるけれど、僕が自分で叶えた夢はデビューしたことだけ。残りは全部みなさんのおかげで叶えられたと思う(要約)」

こんな美しいコメントある?これぞミンギュだよね。あんなに自信に満ちたオーラを放っているのに、ずーーっと謙虚なの。おそろしいほどに。いつでも堅実な物事の捉え方をしていて感心してしまう。

2日目、ウォヌの「今日は夢の東京ドームを叶えた僕たちの記念日だ」のセリフからはじまった「あいのちから」。傾斜したステージが分かれて交互に上下に動いたとき、メンバーがピアノの鍵盤の上に乗って歌ってるみたいでかわいかった。“踏み出すのがこわい世界だけれど 大丈夫だから 今 手と手を繋ごう”のドギョムのボーカルは本当に澄んでいて、心にスッと入ってきて、涙が溢れた。わたしは本当にドギョムの歌声が好き。


突然世界中を混乱させたウイルスの前に為す術もなく、先が見えない中で計画されたものや作り上げたものが何度も何度も崩れただろうに、それでも諦めないでいてくれてありがとう。今日このステージに13人で立っていてくれてありがとう。こんなに多くの幸せをくれてありがとう。ずっと彼らを応援して支えている人からしたら、彼らのことをちゃんと見るようになって1年ちょっとのわたしなんて全然待たされてないし、たまたま運がよくてこの場にいさせてもらってるだけだけど、それでも感謝が止まらなかった。SEVENTEENとしての夢を叶えるために、諦めなければいけなかった個の夢もきっとあったと思う。これはいつでも思っていることだけど、わたしがいちファンとして勝手に想像する未来とSEVENTEENが望む未来が少しでも重なっていたらいいなって思うし、その時間が少しでも長く続くといいな、と改めて思った。

“世界”=アメリカの音楽界において、欧米に向けて一気に舵を切れば、すぐ方向性を変えられる音楽性、パフォーマンス力、胆力、マーケティング力を持っていることをわかっているから、その環境下で日本のドーム公演を「夢」だと言って、目指してくれたことが本当にうれしかった。こんなにステキな時間 / 空気 / 温度 (語彙がたりないゆえのDREAM乱用)を一緒に感じさせてもらえたことがありがたいし、この何にも変えがたい経験を誇りに思う。ありがとうございます。


以下、ただの激重恋文です

そして、これまで何百回、何千回思ったかわからないけど、やっぱりドギョムのことが大好きだと思った。こんなに何度も好きだと思わせてくれる尽きない魅力に驚いてしまう。すっと伸びた背筋、マイクにやさしく手を添えて登場する立ち姿の美しさ、「ありがとうございます」と何度も会場のCARATに伝えてくれる姿、メンバーが何を言っても受け止めて日本語で合いの手を入れる姿、メンバーのメントに観客と一緒に拍手する姿、スポットライトを浴びて幸せそうに歌う姿、全部が眩しくて大好きなドギョムだった。ドギョムはどんな想いでこの景色を見てるかな?って思いながら、何度もドギョムの視線を追った。

今日ここに立つまでに叶えたこと、諦めたこと、つらかったこと、悲しかったこと、たくさんあったと思うけど、ドームのステージで歌ったことを幸せに感じてくれていたらいいな。ステージ上の光に照らされたドギョムはあまりにも美しくて、その光が世界でいちばん似合ってたよ。ドギョムのことを「太陽みたい」という人もいるけれど、わたしは「太陽の光が似合う人」だと思う。だからステージが本当によく似合う。目指す理想像が高くて、いつでも上を目指そうと努力を惜しまない人だから、あんなにすばらしい公演のあとにだって「もっとうまく歌えるようになりたい」って思っているだろうし、そういう姿勢も含めて大好きだけど、今日もドギョムの存在と歌声に力をもらって、それが明日からも生きるパワーになるんだよ。わたしだけじゃない、たくさんの人にドギョムの存在が力になっていることを忘れないでね。見る前からわかっていたけど、本当にどうしようもないくらい好きで、大好きです。今日も健康でいてね。明日も笑っていてくれたらいいな。

本当にありがとう、SEVENTEEN。夢が叶う瞬間の美しい景色を見せてもらえたこと、一生忘れません。みんながこれから新たに見る夢がひとつでも多く叶いますように。その夢のそばにCARATの存在があったらいいな。一緒にまた夢を叶えられたらいいな…という願いを込めて。

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