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ピティナ「特級」の特徴とスケジュールのご案内、そして一次予選の振り返り!

こんにちは!
今年からピティナ2023特級公式レポーターを務めさせていただく山本です。
実は、まだまだピティナ特級の魅力をイマイチつかみ切れていないように感じたここ数日。

そこで今回は、コンクールのスケジュールを紹介しつつ、勉強がてらピティナ特級の特徴や魅力をまとめてみることにしました。私と同じ「ピティナ特級初心者です!」という皆様、いらっしゃいましたらぜひ読んでみてくださいね。

最後に、二次予選直前の今だからこそ、一次予選の振り返りもあわせてしてみましょう♪


ピティナ特級のスケジュールと内容

ピティナ特級は著名なピアニストをたくさん輩出しているコンクール。角野隼斗さんや、亀井聖矢さんもピティナ特級でグランプリを受賞されています。そんなピティナ特級について、公式サイトを参照して紹介します。

一次予選

【ステージ審査】6月4日(日)、6 月10 日(土)11 日(日)、6 月24 日(土)25 日(日)
【動画審査】6 月19 日(月)~ 26 日(月)間に動画を提出。
【内容】15分~25分のプログラム

一次審査は以上のような形で開催されました。今年は4年ぶりに会場での3回の予選開催と動画での審査が並行して行われ、二次予選に出場する26名が選ばれました。

二次予選

【日程】7月29日(土)30日(日)※J:COM浦安音楽ホール コンサートホール
【内容】25~35分のソロリサイタル

いよいよ今週末に開催される二次予選!課題曲であるショパンのエチュードを含む数曲を皆さん弾かれます。26名の参加が決まっており、ここで10名前後まで絞られるようです。コンテスタントの皆さんを会場で応援するのも可能。チケットは当日券のみ会場で販売しています。

三次予選

【リハーサル】7月31日(月)
【審査会】8月1日(火)※J:COM浦安音楽ホール コンサートホール
【内容】コンチェルト(ピアノ伴奏)

ファイナルではピアノ協奏曲をオーケストラ伴奏で演奏するのですが、三次予選ではそれをピアノ伴奏で演奏します。ここでさらに7名前後まで絞られるようです。二次予選直後に開催されるため「短い時間でアンサンブルを仕上げる能力」も問われます。二次予選同様、チケットは当日券のみ会場で販売されます。

セミファイナル

【日程】8月18日(金)※第一生命ホール
【内容】45~55分のソロリサイタル

1時間弱にわたるとても長いプログラム!また、気になるのが「当コンクールのために委嘱された指定の邦人作品」。まだ世に出ていない新作の楽譜が渡されるため、短期間で仕上げなければなりません。ここでついにファイナルに進出する4名が選ばれます。こちらからチケットをご予約いただけます!

ファイナル

【指揮者合わせ・リハーサル】8月20日(日)
【審査会】8月21日(月) ※サントリーホール 大ホール
【内容】コンチェルト(オーケストラ共演)

サントリーホールの大舞台で4名のファイナリストがピアノ協奏曲を演奏します。オーケストラは日本フィルハーモニー交響楽団で、梅田俊明さんが指揮されます。なんとセミファイナルの翌々日が指揮者合わせ!国際コンクールに通用するスタミナを持っているかが問われます。こちらもチケット販売中

ピティナ特級の特徴と魅力

「特級」は、ピティナ・ピアノコンペティションの最上位に位置する、年齢制限のないクラス。特にグランプリ受賞者には、国際的に活躍する音楽家を目指すべくプロフェッショナルなサポートを提供するほか、ピティナの顔として様々な社会活動への参加が企画されます。

また、参加を通じて、国際コンクールにも通用するピアニストを輩出することを目的としているため、国際コンクール同様に多くの課題が設定されているのも特徴の一つ。ピアノの演奏面だけでなく、オーケストラと協力し合ってひとつの音楽を作り上げる協調性や、スタミナなども広く審査されます。

私のように会場に訪れるのが難しい音楽愛好家も、YouTubeを通して一緒にコンクールを盛り上げることができるのが、ピティナ特級の大変ありがたく魅力的なところ。ぜひ皆さんも未来に羽ばたくピアニストを一緒に応援してくださいね♪

最後に一次予選の振り返り

それでは最後に、二次予選直前の今だからこそもう一度見ておきたい、二次予選進出者による一次予選の演奏動画を紹介します。

★おまけ★

今回の内容とは関係ないのですが、ピティナ公式レポーターの柚子と蜜柑さんが私の顔をとてもかわいく描いてくださったので、アイコンに設定させていただきました!こちらの記事は、ピティナ公式レポーターの紹介記事となっているので、よかったら見てみてください。クラシック音楽ファシリテ―ター飯田有抄さんに支えていただきながら、異なるバックグラウンドを持つ6名がそれぞれの視点からコンクール情報を伝えていきます。他の方の記事もぜひ読んでみてくださいね。

(写真提供:ピティナ)

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