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バッハ:羊は安らかに草を食み BWV208

最近、いい言葉をみつけた。「〜と信じよう」だ。どうしたの、急に。今更、ポリアンナ症候群でもあるまいにと、鼻白んでしまわれるかもしれないが、やってみたら意外にも、おや、これはなんだかいい感じと思った。

試しに、なんでもいいので、最後に「と信じよう」をつけてみてほしい。例えば、毎日やると決めた英語の音読をする。朝15分、電車で10分、歩きながらNHKラジオ「ビジネス英会話」、夕食を作りながらシャドーイング、お風呂で洋書多読。湯船で寝てしまい、ペーパーバックを濡らす。また、翌朝、音読。電車を待ちながらシャドーイング、以下同。こんなちまちまやるだけで、でも、それしか隙間がないんだけど、本当に使える英語が身につくのかしら?もう何年も同じことを繰り返しているんだけど。(流暢に英語を話せる日は永遠にこない気がする。)そこで、取り出すのが魔法の言葉「いつか身につく、と信じよう」という具合。

ポイントは、この無責任な「いつか」であって、「いつか」が「いつか」は問うてはならない。半年後までになど期限は切らない。「いつか」は永遠に来ないとか、「いつか、いつかと言っているうちに時間切れ」というのもなし。いつか身につくまで今日の音読を続けるのみでよい。それとは、別のところで、学習内容の精度は上げればいいのだ。Whereってwereにしか聞こえないとか。

「どこかで」「誰かが」も有効だ。この文章を「誰かが読んでくれている、と信じよう」など。「どこかで、私がお役に立つことがある、と信じよう」などなど。

何度も書いていたら、なんとなく元気にもなってきた。不思議だなぁ。試してみてね。


バッハ:羊は安らかに草を食み BWV208 (ユッセン兄弟)
羊はわたしたち人間で、神のあたたかい庇護のもと、安らかに草を食んでいる。この曲は年下の同僚が「無意識に抱えた緊張をふっと和らげてくれる大事な曲」と教えてくれた。


久しぶりに栗蒸し羊羹を作った。金塚晴子先生のレシピ

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