レッスン徒然草

こんばんは。お久しぶりです。
師走になり、もう折り返しどころかもはや年末までのカウントダウンが始まってしまいました。
大掃除や今年のいろんな整理をしたいなあと思ってはいるのですが、果たしてできるのかな…😅
日々目についたところをちょっとずつ掃除しております…


さてさて、先日幼稚園児のレッスンがありました。
ママ曰く「さっそく反抗期が始まった、、、」とのことです。
「この状態では、普通のピアノ教室連れてくのは難しそう〜😅」とおっしゃっておりました。

さて実際にレッスンをやってみると…
生徒である彼女は、耳コピでとある有名な曲をマスターしたらしく、それを披露してくれたんですね。
私は正直、その耳コピのクオリティに驚いてしまいました。
5歳ですよ。
所々、両手で弾けちゃったりとかしてるんですよ。
今までピアノ習ってないのに。

ここで、多分普通のお教室だったら、手の形とか運指とかリズムとかを「教える」のかもしれませんが、
彼女はなんせ、素晴らしい自立心があり、「人から教えられたくない」とのことで…(笑)
これで指遣いとか教えたら、逆にレッスンにならないかな〜と思って、
私が彼女から教わることにしました。

「どうやって弾けるようになったの?!」
と、質問しながら、彼女からメロディを教えてもらいます。

あえて、違う音を弾いてみます。
「この音であってたっけ?」というと、
「違うと思う!」と、回答。そのあと正しい音を教えてくれました。

そんなやりとりを経て私が感じたのは、
彼女の耳には、しっかりと音階(スケール)が定着し始めているんだな、ということです。

ドレミファソラシドが、なぜドレミファソラシドに聞こえるのかというと、
それぞれの音の間の「距離感」の並び順を、私たちが認識しているからなんですね。

例えば、ドとレの間には黒い鍵盤が1つ挟まっており、その黒い鍵盤はドとレの中間にあって、大体半分の位置にあります。なのでドから半音上がるとド#となり(#は半音上がるよ!という記号)、さらに半音上がると、レに辿り着くわけです。
トータルで、「半音」+「半音」の分上がると、ドからレに行けるわけですが、この「半音」+「半音」を足したものを、「全音」と呼びます。

これらを用いて「ドレミファソラシド」の各音間の距離を表すと、

全・全・半・全・全・全・半

となるわけです。
この距離感(距離のことをインターバルと言います)を使えば、どの音から始めても「ドレミファソラシド」のように聞こえるわけです。

白鍵がこの並びだから、という理由もあるのかもしれませんが、
彼女の中で定着しつつある「ドレミファソラシド」を感じる事ができて、私は嬉しくなりましたし、本当に驚きました。

ちなみにレッスンの途中で、「ここにこんな左手を入れたらどう?(笑)」と提案してみましたが、「入れない方がいいと思う!!!!」と、却下されました(笑)

私の方がたくさん教えてもらったレッスンでした。

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