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ライブが終わりました

お久しぶりの投稿です。
みなさんお元気ですか?

長い独り言です。
「こゝろ」に出てくる先生の独白よりは短いです。

先日、1月6日(土)は、私がリーダーを務めるOrgan Jazz Quartetのライブでした。
今回は、7曲演奏しましたが、全て自分で作曲した曲でセットリストを組ませてもらいました。

Organ Jazz Quartetの基本メンバーは、テナーサックスの鈴木哲くん、ギターの荒木健くん、ドラムの関根豊明くん、そして私の4人です。
大学在学中から活動を始めて、(確か2018年?)今に至ります。

今回はサポートメンバーとして、ベースの江原バンディ悠紀くん、そしてゲストにヴィオラ奏者の中田裕一くん、トランペットの田島悟くん、ボーカル&ダンスの山城豪くんに出演していただきました。

みんな忙しい中、リハーサルと本番に出てくれて、心から感謝しています。
この記事を書いていて、「あれ、もう一週間前のことなの?!」と、自分が一番驚いています。時が経つのは早いものです。

年末年始は主に作曲の大詰め(楽譜の校正と清書、ハーモニーのチェックなど)と、ライブに必要な物品の準備、諸々打ち合わせetc…で、ほとんど寝ず休まずの日々でした。
でも、とても幸せでした。本番が来てほしいようで、ずっと来ないでほしいような気持ちもありました。

私は本当に自分のバンドメンバーのことが大好きで、ミュージシャンとしても、人間としても、みんなのことを尊敬しています。
そんなみんなに、自分の作った曲を演奏してもらえるなんて、自分は何てラッキーなんだろう、そう思って作業してました。(本当に。)


建築の勉強をしていたときに、とある女性の先生が、「自分の描いた図面を持っていくのは、自分が裸になるよりも恥ずかしい。自分の描いた線に、全て現れてしまうから。」と言っていました。
その時は、(そもそも設計が得意ではなかったというのもありますが、笑)「ふーん、そうなんだ」と思っていました。

でも、今、音楽の中で設計をしていると、なんとなくですが、その気持ちがわかるような気がしました。
どうしても、「かっこよく」とか「聴き映えのする音」とかを求めてしまう時があるからです。やっつけ、というわけではないんだけれどね。

そういう時に生まれる、迷っている線、体裁を整えるための線、本当は不必要な線、見栄っ張りな線、
制作中は、そういうものを一つ一つ見つけては摘み出し、書き直す、というような作業でした。

そして実際に楽譜にして、ヨーイドンで音を出す時は、緊張とドキドキと、なんだかわからない恥ずかしさのようなものが同時に溢れ出します。

幸い、私は素晴らしいメンバーに恵まれ、楽譜上の不備や音域の問題についても、それぞれが改善案を出してくれて、
それまでぐにゃぐにゃだった音楽が、だんだんとビルドアップされていくのが、私にとっては奇跡の瞬間でした。


実際に本番が始まってみると、まあ正直自分のパフォーマンスに目を覆いたくなる瞬間も多々ありましたが、それが今の自分の実際の実力だということもわかりました。これだけ準備して、あれくらいの精度。まだまだこれからやることもたくさんあるな、と思いました。

ブッキングから何から(本当にありとあらゆること)、全部自分でやってみましたが、みなさんのおかげでいい経験ができました。
お客様はもちろんのこと、対バンの中井くんのチーム、ライブハウスの方や撮影チーム、私の家族、いろんな人のサポートがあって初めて成立したライブでした。


私は希死念慮があるわけではないけれど、それでも、今日会った人とまた会えるとは限らないと思って、毎日過ごしています。あるいは、私が明日まで生きているかもわからないし、あるいは自分の大事な人が明日まで生きているかわからないものです。

普通に生活していたら、そんなこと1ミリも考えないんでしょうけど、改めて自分を俯瞰してみると、常にそんなこと考えているな、と思いました。
だから、私と時間を共にしてくれる人には、最大限の自分の"こころ"を捧げたいと思うのです。

その想いが、自分のクオリティの限界を超えていく原動力になるのでしょうし、同時に「体力には限りがあるということを自分で学ばなければならない」ということを教えてくれました。
(ちなみに、ライブ直後から膝を壊し、しばらく歩けませんでした!お恥ずかしながら)

なので、私は、自分の気が済むまで、
私のバンドメンバーのことを好きだと言おうと思います(笑)
本当にありがとう!

去年から始めた音楽教室の子どもたちも来てくれて、嬉しかったな。彼らが「楽しかった!」と言ってくれたことが、ストレートに私も嬉しかったです。
それに、コロナの間しばらくお会いできなかったお客様にも久しぶりに会えたりして、本当に来てくださって嬉しかった。

今日は色々な事務処理をしつつ、
Sonny Stittのコピーをしつつ、
ようやくお汁粉食べたりして、お正月を取り戻しております。

今年の目標は、Organ Jazz Quartetでレコーディングをすること。
そして、海外のフェスにOrgan Jazz Quartetで出演すること!

言ってたら、叶う気がして。

というわけで、長くなりましたが、
これからも全力で突き進んで参りますので
みなさまどうぞ今年も宜しくお願い申し上げます🐲

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