あるオーディションを見ていた。huluで放映されているYOSHIKIプロジュールの発掘オーディション番組。YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X
ボーイズグループと、バンドメンバーを創っていくオーディションのようで、バンドメンバー4人はすでに決定、LA武者修行を終えていた。

そのなかで、非常に個性的なボーカリストYOSHIくん１９歳。→YOSHI(@yoshi.226) • Instagram写真と動画

初登場ではかなりハチャメチャで、審査員もドン引きなようすだが、みているとなぜは魅力的で目で追ってしまいそうな子だった。
ロックな💓をもっている、とYOSHIKiは称賛し、彼なら、この才能を型にはめず、「いいこ」を創出するようなプロジェクトにしないだろうと勝手に素人ながら思っていた。そして、どのように開花するだろうと楽しみだった。

ところが、突然の事故死。びっくりした。
私は彼をこれまで知らなかったが、かなりびっくりした。

本日のバラエティー番組で、じつはもう、新曲も制作していて、LAのプロが絶賛していた様子を流しており、初見とは打って変わった、謙虚で純粋な生前の彼の笑顔が見られた。そして、それは型にはめられたのではなく、やっと自分の居場所を見つけたような自分の弱さを口にしていいのだという安心感とさらに魅力が引き出された輝くような笑顔だった。

彼は「自分も自分を型にはめてしまうところがあるけれど」といった。
あんなに１３歳からモデルとして活躍し、破天荒に見えた彼がそういったのだ。そうか、だれしも、ジャストサイズの自分の型に気付くのには時間がかかるのだ。

型にはまっていると気づいて、さらに成長しようとしてから美しいカラーが色づきだす。そんなことを彼を見ていて、１９歳の彼を見ていた学ばされた。

まじめなわたしは、型にはまったわかりやすい子を好きだと思われがちだが、実はこういった子たちがとても好きなのだ。

癖のある人、今まで見たことない人、をとても愛してやまないのだ。
それを自覚しながら、まだ、信じられないけれど、静かにご冥福をお祈りしたい。