え!インディアンってアル中なの?

画像1 これは、なかなか大きな社会問題となっているインディアンのアルコール中毒。前に話しましたが私が行くユタ州では飲酒が禁止されております。もちろんホテルなんかにもありません。が!少し離れたレストランには普通にビール出てきますw 話を戻して、なぜにインディアンがアル中に?となりますよね。そこにも深い理由がありました。白人達からの迫害を受けて、インディアンの数が劇的に減った1960年代。政府は保留地と名付け、インディアン達をある一定の位置へ囲います。ほんの少しの支援と引き換えに。
画像2 まぁ、ホントに鼻くそみたいな金です。暮らして行けません。おまけにココから出るな!と言われている為にそれまで狩を生活にしていたインディアン達は食べ物さえ取りに行けなかったのです。畑を作ろうにもそこは不毛の地。つまり、殺し切れなかったインディアン達を飢餓に陥れる為に作られたという説が固いです。怖いねー。なぜここまでする?となります。そして生き残ったインディアン達は更に追い込まれます。仕事をやると言い、連れて行かれるのは白人宅。奴隷とされます。子供たちは親と引き離され
画像3 学校と言う名のインディアン達のアイデンティティを消す為の闇の場へ連れて行かれました。キリスト教を始めに白人の美学とされる物を叩き込まれました。それも5~7年間も荒んだ場所で。そして、放り出されます。行く当てもない彼等は生まれ故郷へ帰りますが、そこにさえ馴染めなくなります。闇の学校へ行っている間、自分の故郷は変わり果て知らない人だらけ。アイデンティティを失い、どうする事も出来ません。完全に生きる気力を無くしてしまった訳です。そうなると投げやりになってしまう。そう、酒を食らうようになりました。
画像4 中には政府が出す鼻くそ金を全て酒に注ぎ込む者も出てきたり、自暴自棄になり自殺をするインディアンも増えてしまいます。これはいかん!と保留地の中で問題になるのです。本来の誇り高きインディアンの姿じゃないと。そうゆう事から幾つかの保留地では飲酒が禁止となりました。しかし、しかしです。私が行くような観光業が盛んとなっている保留地は金回りがいい訳です。イコール、インディアン達に仕事があるということ。←保留地では観光客は勝手にズカズカ行ってはならず、インディアンにツアーとして申し込みしなきゃなりません。
画像5 じゃ観光客が来ないような保留地は???画像のような状態になります。飲んでますね〜、、、。実は大人だけじゃなく子供の頃からアル中になってしまうインディアンも居ます。そして親がアル中で一緒に住む事が出来なかったり、仕事がない為に子供達にご飯を食べさせられないらしいのです。その為、週末明けの子供達は月曜日の給食を心待ちにしているんだとか。校長曰く、極度の空腹状態で登校してくるんだそうです。この状態に何人かのインディアン達が立ち上がりました。某ビールメーカーに対し、この保留地へのアルコール販売を
画像6 辞めてくれ!と。しかしメーカー側は需要があるんだから売ってんだよ!と。堂々巡りってやつです。なんとか働けばいいじゃん!ラグでもシルバーでも作ってさ!と言われても、インディアン全員が作れる訳じゃありません。まして観光客が来ないのに作っても売れないじゃん!となってしまう。また特に年配のインディアンは十分な教育を受けられなかった。なんで?って白人に戦争をふっかけられ続けたから。そのお詫びにと世間体もあるアメリカ政府は支援と言う名の鼻くそ金を渡し続けるのです。で、酒に消えて行きます。
画像7 まぁ、インディアン達はインディアン達の法律がある訳で、もちろん各部族に代表者が居て会議もしますが、、、歯が立たないのでしょう。結局、アメリカ政府の中の法律の中にあるインディアンだけの法律になるわけですから。未だしつこく黒人差別も続くアメリカ。あなた達の大統領、黒人じゃないか、とか思ったりするんだけど。これは長い長ーーーい戦いになりそうです。