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ピアノ、音楽のこと

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学生時代はピアノ漬け。少しマニアックに個人的主観でつづります。
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スクリャービン

スクリャービン

スクリャービンはラフマニノフと同年代のロシアの作曲家です。

同じロシアですが、ラフマニノフ程の濃厚な音色ではなく、ショパンとドビュッシーを足したような音色と言ったら分かりやすいでしょうか🍃

初期の作品は力強さと物悲しさ、あきらめ(ラフマニノフはまだ救いがある)や絶望感からくる空虚感が見事に現れています。救いようのない哀しさは作曲家の中でno.1(笑)🕸

私の大学時代の友人はまあまあドロド

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ラフマニノフ

ラフマニノフ

近現代も中盤になってきました。

正直なところ、ラフマニノフはほぼ先生から曲をもらうことがなかった(付いた先生の得意分野が別の作曲家、と言うのもあるかもしれませんが)ので、同級生、友人が弾いていたり、学生時代の公開講座もだし、練習室から流れる音で散々聞いていた中での意見になります😅
(技術的、楽曲的な観点からはあまり意見しませんがご了承下さい。)

ラフマニノフの曲を弾く人で上手くハマってるなと

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続けられたのは縁があったという事🎶

続けられたのは縁があったという事🎶

何気ない雑談。コーヒーの話に始まり、その方は子供の頃から習い事、兄弟の世話、と忙しく過ごしていたと聞きました。

ずっと忙しく、なので時間がある人からは忙しいのが羨ましいと言われて来たけどその人達の気持ちは分からなかったと😅(ここは私も共感)

親がお琴の先生だっため、子供の頃からスパルタな先生に習い、関西の音楽系の学校にと話があったけど、その頃父の調子が悪くなり、高校を出たら働いて欲しいと言わ

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バルトーク

バルトーク

私的には近現代のバッハと言っても良いバルトーク🎶

実はあまり弾かせてもらえる機会がなく、大学院に入ってからいくつかの小品を弾きました✨

聴いているだけだと独特なリズムと不協和音や教会旋法的な和音がマッチした曲調としか思っていませんでした😅

これが弾いてみるとびっくり👌緻密に仕掛けがしてありました😊

バッハの対位法が使われソプラノ、アルト、テナー、バス、と右手と左手の旋律4声が重なっ

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ドビュッシー

ドビュッシー

ドビュッシーはピカソのような、絵画で言う印象派、色彩豊かな世界ですが、私はあのもこもこっとした夢の世界のような、ドビュッシーの曲が大好きです😊

時代的にはラヴェルよりも先で、作曲手法的に全音音階や教会旋法、5音音階、半ずれ調など様々な手法を使い、長調(dur)なのか短調(moll)なのか曖昧な調性だったり、もこもこふわふわ感を計画的に作り出しているようです🍃

それと私の修士論文時の経験から

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ラヴェル☘️

ラヴェル☘️

今回から近現代に入ります🎶
近現代からはどうやってこれまでの古典的な作風を拡張していくかという取り組みが作曲家それぞれで為されたようです🌒

ラヴェルは同時代のドビュッシーとは極めて曲調が違い、私はある意味ラヴェルの方が純粋で写実性が高いと感じます😌またラヴェルは和声こそ革新的ですが、作風は古典的なので聴きやすいと思います👌

ドビュッシーもそうですが和音が何と無くジャズに近く思えるのは全

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ブラームス☘

ブラームス☘

ドイツ系ロマン派のブラームスです🎹

秋や冬の段々と日が差す時間が短くなる季節が似合うブラームス🐾是非そんな時期にはブラームスを聴いてみて下さい🎵

実は私は弾いてみるまではブラームスはそんなに興味はありませんでした(笑)

かっちり系や和音系が多いように感じ、私自身は軽めで流れる系の方が好きだったりしたのもあったので。

かっちり系ならば、ソナタやラプソディの1番、パガニーニの主題によ

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シューマン

シューマン

シューマンもロマン派時代の作曲家です🌸私のイメージとして、穏やかな曲もあれば躍動的な曲、情景を表した曲と、曲によってガラッと雰囲気が変わる印象があります。穏やかな面もあるけれど、激しい面もある。それがかなり対極的に表現されています🎶

私が学生時代にシューマンの作品を弾いた際、まず指使いとして弾きにくいと感じました(笑)。聞いた感じは流れるようで綺麗なのですが、いざ弾いてみると和音の流れに対し

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ショパン

ショパン

今回からロマン派に入ります。

華麗な曲調で、ピアノ曲の中でもファンが多いショパン🎶

私はそんなにショパンの作品は弾いてませんが、実を言うとこの女性的な、感情的な、テンポもルバートがかかるのをどう弾いて良いか、弾いてみてはしっくり来ず、ずっと馴染みにくい感じでした😅

大学院で、メジャーじゃない(笑)ノクターンなどを数曲弾いて、これまでの華やかなイメージだけではない、ショパンの繊細さに触れま

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モーツァルト

モーツァルト

一応ほぼ年代順に進んでます😅ヴェートーベンに続き、古典派。

モーツァルトも同じく中、高時代に弾きましたが(弾かされた)、その時は全部同じ感じでつまらないと思ってました(笑)

素敵だなと思い始めたのは大学に入ってからです🍒

モーツァルトの曲は年代が近いことからも、バッハの影響をよく受けています。

だから和音が美しく、和音をバラした時のソプラノ、アルト、テナー、バスの横の流れが歌の旋律のよ

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ヴェートーベン

ヴェートーベン

ヴェートーベンは、私にとって、とても思い入れの深い作曲家です。

大学、大学院の卒業試験では、ヴェートーベンの曲を選択しました。

私自身、ヴェートーベンが好きになったのは、大学に入ってからです。

中・高時代もヴェートーベンのソナチネやソナタを弾くことはありましたが、曲調が硬く、正直なところあまり面白味は感じていませんでした😅大学受験までは主に初期の作品(ヴェートーベンの特徴と言える)ばかり弾

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J.S.BACH

J.S.BACH

音楽の父、バッハ。
私は正直なところ、大学院に入ってから、バッハの楽しみ、素晴らしさを味わいました(遅💧)ピアノの先生が作曲科だったため、曲の成り立ちから素晴らしさと楽しみ方を教わりました。

ピアノを練習していく人にはずっと付いてくる(笑)バッハ。

インヴェンション→シンフォニア→平均律と、レベルアップしながら他の曲集と並行してバッハはバッハでずっと弾いていきます。

バッハが音楽の父、天才

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