人生の折り返し地点

常に脳内推し様とのことでいっぱいになってるわけでは…ない。
た、たぶん。

本日はお客様との会話から。

80歳になろうとするその方は、40歳を過ぎたあたりから人生の終わりが何歳なのか、そしてそれまでは現役でいたいと仰る方だった。
既婚者なのかどうかは知らないが、二回り下の彼女がいるらしい。
張り合い出るよ、そういう人がいると。
常に恋をしていたほうがいいからね。
そうも言っていた。

僕はあと15年は現役でいようと思うんだ。90歳のサラリーマンってかっこよくないかい?
お金の問題じゃないんだ。もちろんあるに越したことはないけど、経営者ではない自由な立場で働きながら人を助ける。
それが僕の生きる意味なのだろうと今は思っているよ。

人のせいにしない、人任せにしない、自分のことは自分でやる。
そして40歳過ぎてからまずやったのは人生設計の練り直し。
その頃になるとイメージできてくるんだ。自分がこのあとどんな風に生きていきたいのか。
考えなしの人ももちろんいる。だいたいそういう人は自分のこと不幸だ、とか運が悪い、とか言っちゃうんだよね。
いやいや、ちゃんと自分軸で考えないからだし、10年くらいのスパンで見るといいことも悪いこともどちらも起こるから。
ただそれをその後にきちんと生かせるかでその人の人生は大きく変わってくる。

今はね、色んな人が働かなくなった。
働くって人のために動くことなんだよ。お金を得るためではない。
人のために動けばその先にお金はついて回ってくるからそれをありがたく頂戴すればいい。そう思うよ。

人のために動かない人は綺麗なお金が来ない。自分のために溜め込む。
その結果が今の政治や経済活動な気がするな。

人のために使うお金が多くなれば、巡り巡って自分に多く返ってくる。
情けもお金もそんなものだと思う。

約1時間の乗車時間のうち、半分くらいの時間しかお話できなかったけれど、とても考えさせられた。

私、今年で…と年齢を言うと、
今いっぱい考えることができたらもっともっと素敵な人生を過ごせると思うよ。
そうにこやかに仰られていた。

降りる時に「とても良い話を聞かせていただきました。ありがとうございました。」そう伝えると、

いやいや、こんな年寄りのくだらない話に付き合ってくれてありがとう。

そう返され、気をつけてね!と颯爽と去っていかれた。

それこそ今日のお客様との時間は人生全体においては瞬き程度の時間でしかない。
でもその中で自分が大切に思える言葉をたくさんもらった気がする。

私はこれからどうしたいのか、どうするのか。
母でも妻でもない1人の人間としてどう人生を描いていくのか。

できることならまたお会いしたい方だった。もっとたくさんお話を聞きたい。
一期一会とはいえ、こういう出会いがあるからこの仕事はやめられない。

心からそう思う。

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