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noterさんへのファンレター

2018年も間もなく終わります。noteに登録したのは今年の3月でした。まだ一年に満たないけれど、とても濃い10か月だったと思います。

普段はネットコミュ障であまりコメントなど書いたりしないのですが、年末ということで、今年楽しく記事を拝読したnoterさんたちにファンレターを書きました。フォロワーも少ない私がおすすめnoterさんとか言うのはとてもおこがましいのですが、たぶんそんな感じの記事になりました。

併せて各noterさんたちの「これは他の方にもおすすめしたい」と思う記事を紹介しますので、ぜひそちらもご覧くださいませ。(順番は私がnoteでフォローさせて頂いた順になっています)

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ToLiさん

少年、幻想、ファンタジーと、ToLiさんとは好きなものの傾向がとても似ている気がしていまして、小説もエッセイも楽しく拝読しています。すっきりと整理された文章はとても洗練されていて、最初に小説を読んだとき、プロの方なのだと思っていました。

ToLiさんの小説はどれも素敵で選ぶのが難しかったのですが、やはり性癖に刺さるのは、中性的な少年が出てくるおとぎ話のようなファンタジーです。

こちらのシリーズも好きです。説明だけでも素敵でときめきますね。これからも不思議で幻想的な小説を楽しみにしています。

また、ToLiさんに「お題みくじ」のお題で短編を書いて頂きました。私だったら絶対に思いつかない話でした……。ありがとうございますー。

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丹宗あやさん

丹宗さんにはnoteを始めて早い段階から何度も私の記事を取り上げて頂き、ほんとにお世話になりました。創作に対する直向きな姿勢に、こっちも背筋が伸びる思いでした。丹宗さん主催の「透明批評会」はまさしくこれが批評だと思わせる、読み手としても書き手としても参考になる企画です。何度も「そうだったのか!」と目からウロコが落ちました。

丹宗さんの小説も、最初から最後まで淀みなく読める質の高い文章だと思います。何を当然のこと、と思う人もいるかもしれませんが、noteでも最後までつっかかることなく読める文章を書いてる人ってそう多くないと思うのですよ。プロの人でさえも。だからすごいと思うのです。

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宵待ブックスさん

宵待ブックスさんとは文学フリマで知り合ったのですが、とても素敵な佇まいの本を作られています。そして宵待ブックスさんとも、なんだか好きなものの傾向が似ている気がしています。

思えば、『月下遊狸』をあのとき買えばよかった…と後悔しています。(即売会は資金配分を考えながら買わなくてはいけないことを学んだ…)こちらの記事もとても興味深く拝読しました。

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かくらさん

かくらさんの黙々と創作を継続して発信する姿勢を、いつもすごいなあと思って見ています。個人でここまでできる、と教えてもらった気がして、私が創作を始め、イベントに出るきっかけにもなりました。

他の作家さんとコラボしてギャラリーで展示までされちゃう、という行動力もすごいです。私は実際の展示も見に行ったのですが、まるで物語のなかに迷い込んだような素敵な空間でした。ぜひ記事をご覧ください。

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石川葉さん

文章やデザイン等、何を取っても完璧に洗練されていて、プロの方なのかと思っていた第2号でした。ほんとに石川さんのnote自体がひとつのコンテンツとして成立していますし、プロと言われたらやっぱりそうかと思います。

どの記事も素晴らしいので迷ったのですが、ここは『エコー』で。このまま文芸誌に掲載されていてもまったくおかしくないと思う純文学です。なぜ石川さんがデビューしていないのか不思議でなりません。

あと私はひつじが好きなのでこちらの記事を購入しました。ほんとにセンスの塊だと思いました。可愛いのでスマホの待ち受けにもしています。

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まきかなさん

まきかなさんのエッセイはいつも人を見る目が温かく、かと言ってベタベタしておらず、飾らない文体がすごく読みやすいです。たくさんエッセイを書かれているので、おすすめをどうしようと思ったのですが…

ぱっと浮かんだのがこちらの記事。あれ、スキをつけていない。というわけで後で付けます!でもいいエッセイって、読んでしばらく経ってから、ふとしたときに思い出すものだと思うのです。(言い訳ではありません…)

何でもないことをそのまま書く、でも、そこに書き手の人生が見える気がする。それが本当のエッセイだと思うし、人間が好きでなければ書けないと思います。まきかなさんはエッセイストですよね。

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小原由香里さん

小原さんは小説だけでなくきちんと「あとがき」を書かれていて、それがすごく参考になりまして、私もちゃんと自作を解説できるようになろう!と思い「はじめに」「おわりに」という記事を書くようになりました。

妖しく美しく、そしてちょっとこわい小説が好きな私にとってはどストライクなお話でした。あとがきの方も興味深く、とくに役者さんならこの人、というお話は自分のイメージとも重ねて楽しく拝読しました。

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Seiko*さん

noteでほんとの児童文学を書いてる方はとても少ないと思うのですが、Seiko*さんの『バルアトルケものがたり』は純児童文学で、とくに海外の児童書を読んでいるような気分になります。

エッセイも面白いです。人の旅行記って興味津々で読めちゃいますね。

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ヤスタニアリサさん

ヤスタニさんは小説もエッセイも軽やかで切れ味鋭く、楽しく拝読しております。ヤスタニさんもたくさんの小説を書かれていて、おそらく私はすべてを網羅できていないのでおすすめを迷ったのですが、やはりここは『ネゴシエーションシリーズ』でしょうか。

私はこうした現代恋愛小説が書けないので、羨ましくもあり、いつか書いてみたいという気持ちにもなり。私も高野一弥みたいな男は好きです。

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仲高宏さん

仲さんの毎日更新をすごいなあと思って拝読しています。きちんと目標を持ってnoteを書かれていますよね。エッセイもさることながら、ふとした呟きが面白く、なんかツボります。たとえばこちら。

あとこちらの記事をとても面白く拝読しました。私はネット上で沈黙してしまうタイプなので、そのアクティブさを見習っていきたいです。

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未完さん

未完さんも毎日更新がすごいなと思って見ています。文章だけでなく、そのままポスターに使えてしまうのではと思う素敵な写真もたくさんです。が、おすすめをひとつと言われたらやはりこちらです。

第1回逆噴射小説大賞一次&二次選考通過、さらに選評選出とおめでとうございます!物語の始まりとしてわくわくすることこの上ないです。続きが気になりますし、自分で考えてみたくもなります。

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とろもちさん

創作において上達の道はよく読みよく書くことだと思うのですが、「よく書く」ってなかなかできることではないのですよね…それを実践されているとろもちさんすごいなー、と思って拝読しております。

お話も童話的なやさしいものが多く、ヘッダーもいつも凝っていて、作品を大切にされているのだと思いました。そう、ヘッダー込みで作品です。

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fuyuno coatさん

私は詩が書けないので、ため息が出るばかりです。選び抜かれた言葉たち、繊細な世界観。プロの方なのかと思っていました第3号です。もうお金を取れるクオリティですよ。いつかまとめて本にしてほしいです。

ひとつの言葉が持つ意味や美しさを最大限に引き出す方法をご存知なのだなと思いました。とても羨ましく、そして素敵です。

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というわけで一気に書いてしまいました。取り上げてしまった皆さま、勝手にすみません。削除してほしい場合はコメントをお願いいたします。

意図した訳ではないのですが、ファンタジー、批評、創作論、純文学、現代文学、児童文学、エッセイ、ライトノベル、詩といろんなnoteが揃いました。面白さにジャンルの垣根はありません。このように様々なジャンルで活動されている方が集うnoteは楽しい場所だと思います。この記事が新しい「面白い」と出会うきっかけになったらうれしいです。

私自身が来年も継続してnoteを書けるかどうかわからないところもあるのですが、今年noteに記事や小説を書けたのは、読んでもらったり、他の方の記事に刺激を受けたりと、ここに書ききれなかったnoterさんも含め皆さまのおかげだと思います。ありがとうございました。

さて、年内にもう一本記事を書けるかな?とも思いましたが、書けないことを考慮して先に年末のご挨拶をしておきます。本年は(も?と思ったけど1年目なので)大変お世話になりました。どうぞよいお年をお迎えください!