◇聴覚が過敏になる時期

聴覚が異常に過敏になる時期が、大体ひと月周期で訪れます。すべての音が大きく聴こえるわけではなく、特定の、おそらくは危機的状況を想定させるような音ばかり増幅してしまう。たとえば、衝突音とか破裂音とか。それから咀嚼音も普段より気に障りがちで、食事の時間が苦痛に感じることもある。
たぶん、正確には聴覚だけが過敏になっているのではなく、神経質になっているというか、精神的に過剰反応を起こしやすくなっているというか。
これが始まると、ああ前兆が来たな、って思う。毎月来る、アレの。

症状を自覚したのはここ二、三年の話で、以前はとくに感じたことはありませんでした。「時期になると信号機の色がやたら気になる」といった話を他人から聞いたことはありましたが、自分には近しい症状もないなあと考えていた。本当になかったのか、疎かったのか、気に障らないレベルだったのかは、もはや分かりません。

今回は症状が重いうえに期間も長く、疲弊の蓄積を感じているところ。梅雨明け以来の暑さで身体が参ってしまっているのも、要因としてあるのかもしれません。調整が追いついていないのでしょう。
でもまあ、症状はもう軽減されていく段階に来ています。これからお盆休みもありますし、精神的にも肉体的にもしっかり休息をとって、自身を労わりたいと思います。