にじさんじオフィシャルストアにて販売されているジョー・力一さんの常設ボイスについて感想をまとめました。

4月〜7月のボイスは、購入始めの頃に聞いていたので、特に思い入れが深い作品です。
一度pixivにて感想を書いたことがありますので読んだことある方もいるかもしれませんが、常設（いつでも買える）記念に改めて書き直してみました。

あらすじとうっすらしたネタバレ、そして食べ物に例えた感想という、いまだに訳わかんない仕様です。
思い入れが強いと食べ物の圧がフルスロットルになるところは相変わらずです。
（全くネタバレなしで聴きたい方は、あらすじ等うっすら書いてしまっているので聞いてからでお願いします。）

1【銀缶に入ったおせんべい詰め合わせ】春満開ボイス2019

このボイスはとくに、早く常設になってもらえないかなと楽しみにしていたものです。

春満開2019は、ジョー・力一さんのボイスを誰かに勧めるとしたら、一番最初にオススメしたいボイスなんですよ。
普段の雑談っぽい話から、ボイス特有の特別なシチュエーションまでふんだんに味わえます。
短編4つ、ざらめのかかった甘い小話、ピリッと辛めの七味が利いた小話、じわっとしたぬれ煎餅、堅焼きせんべい。
一つ一つの話がパリッと（ぬれせんはじわっとですが）まとまっていて、噛みごたえがあります。

聞いた後の余韻も良くて、おせんべいを食べた後、銀の缶からに何を入れるかが楽しみな、物語の続きを夢想したりもできます。

2【サンドウィッチ】GW（ゴールデンウィーク）2019

大型アミューズメントパークに「あなた」さんと遊びに行くお話。
こんがり焼いた食パン2枚にレタスとトマトとベーコン、ツナマヨ、たまごマヨのぎっしり詰まったサンドウィッチ。

物語のテンポが良くてサクサク食べやすいのに、ボリュームはしっかり楽しめます。じっくり聞いていたつもりが、あれ、もうおしまいか？と時間を忘れてしまう。没入感が特に深い作品だと感じました。
終盤のりきちゃんの子供のころの思い出が味わい深い。
セピアがかった淡い記憶を語って共有してくれる、この過去の共有というのが僕はどうもかなり好みなようです。

僕には話してくれたような経験はないけど、子供の頃に家族で行った遊園地とか公園とか、共有されることで自分の過去を振り返って、なんとかりきちゃんの体験したことと似たところを探したくなるのでしょうね。

…しかしtrack6のクセは強かった。こいつだけなんかオリジナルなソース作ってみようぜ！っていう感じの、いやおいしいですが、それまでの味が塗り変わるレベルの「クセが強いんじゃあ〜」でしたね。

3【ガラス瓶入りの飴玉】あめもよう2019

色とりどりの飴玉が透明なガラス瓶に入っているような、インテリアとしてもおしゃれな短編4つ。
春満開2019とオムニバス形式でもあり雰囲気は近い気がしますが、こちらの方が甘さのはっきりしたボイスと思いました。

一見おしゃれであるのだけれど、確かな腕の職人さんが作った飴みたいな、口に入れた時ほろっと溶けて染み入るんです。
物語があっさりしてどことなくはかない一方で、声の確かさというか、質感がリアルだから余韻も深い。

雨の日って暗くて視界がぼんやりするから、時々夢の中を歩いているような気持ちになるじゃないですか。一方で、体がぬれたり傘を差さないといけなかったり、現実に対応をしなくてはならなかったり。
夢と現実の間をゆらゆら行ったり来たりするのが聞いていて楽しかったです。

また、このあめもよう2019ではライバーの飛鳥ひなさんの台本も1trackあり、（お互いの1trackの台本を交換するというコラボでした。）それに伴い、飛鳥さんが二人のボイスを視聴して感想、解説をしてくれる同時視聴枠があります。

一緒に聞くと飛鳥さんの反応が楽しいし、配信内のチャットにてファンの方の感想や考察の声なども観られるので、より考察を楽しみたい方におすすめです。

4【メロンソーダフロート】夏真っ盛り2019

こちらのnoteに書きましたので、よろしければお読みください。
これから先も素敵なボイスはきっとたくさん作ってくれるのでしょうが、ごめんなさい。この夏真っ盛りのtrack6だけは、僕の中では殿堂入りしてしまっています。

『Your secret party』『ソワレ』と歌詞も書きこなす力一さんですが、こう歌詞を作るのに必要な情景の切り取り方と、小気味いい音感が詰まっていると思うんです。声に出して読むとめちゃくちゃ気持ちいいんですよ。
いちばんすきです。

…というわけで年末noteをおやすみしましたが、僕はやっぱり相変わらずです。ただ、書く時間があまりとれなくなっちゃったので、まとめての感想が多くなるかと思います。
こういう風に書いている時が1番楽しいので、珍妙な感想ながら細く長く続けていきたいと思います。
今年もよろしくお願いします。