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ひみつスタジオとの出会い

今の気持ちを書いておこうと思い始めてみることにした。いわば個人的な備忘録です。
もし良かったら読んでもらえると嬉しいです。

スピッツの「ひみつスタジオ」について。
スピッツは波がありつつも2010年からずっと好きなバンドです。

ひみつスタジオが発売される前、
それまでの最新作「見っけ」が大好きなアルバムだった。
正確に言うとコロナ禍にあらためて好きになったアルバムだった。
猫ちぐらの夕べまではもちろんアルバムは買っていたしコロナ禍前のMIKKEのアリーナでのライブにも行ったけど、その時は特に大好きという訳ではなかった。
それからまさかのことが起きてしまった…。

私の中では、2020年11月の猫ちぐらの夕べが大きかった。一夜限りではあったけど、スピッツはコロナ禍でも出来ることをと生の音楽を届けてくれた。
当時生で聴きたいという気持ちが薄れてしまっていたので配信で見たけど、やっぱりライブは良いなぁと思ったのを覚えている。

それからあまり出掛けられなかったので、
ひたすら「見っけ」を聴いた。
聴いて、聴いて、とにかくたくさん聴いた。
そしたらいつの間にか大好きになっていた。
ありがたいことにNEW MIKKEのライブにも参加することができた。
やっぱり生で聴くと新しい気付きがあって、
よりアルバムがますます好きになった。

猫ちぐらの夕べから3年経った。
正直長くてしんどかった。
世の中は変わってしまったことも多いけど、
スピッツのライブはまた歓声も出せるようなコロナ禍前のライブにようやく戻った。
これまで当たり前だったことがまた当たり前になってそのことが本当に嬉しい。
NEW MIKKEの時チケットがあまりにするっと取れてしまって、このままの世界だったら困ると思ったので、
ライブのチケットの取りにくさも戻って複雑だけど、本当に良かったとほっとしている。

コロナ禍の中、自分の中ではネガティブな気持ちしか沸かなかった。
そのような世間的にも停滞感が漂っていた中であっても、コロナ後の未来を見据えて、ひみつスタジオというキラキラしたアルバムを作ってくれたことに驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。やっぱりすごいな。

ひみつスタジオが発売される前、
どうしても見っけのホールツアーが中止になってしまったという経緯があり、見っけへの不完全燃焼感があった。
ひみつスタジオを見っけ以上に好きになれるのだろうか?と思ったりもした。
最初ジャケット写真が公開されると、
ちょっと…という意見を見かけたし、私自身も何故ロボット?と思った。
でも、何度もアルバムを聴いて、アルバムが見っけと同じ位に大好きになり、次第にi-Oくんにも愛着が沸くようになり、今ではi-Oくんも大好きになった。

ひみつスタジオを聴くと、
5月に開催されていた下北沢の線路街イベントのイメージが今でも蘇る。
キラキラしているのはそのイメージかもしれない。
それに、コロナ禍中のライブグッズは落ち着いた色使いの物が多かった印象だけど、ひみつスタジオのグッズはまた明るい色のグッズに戻って良かったなと思う。
ひみつスタジオのおかげで黄色🟨が大好きな色になりました。

ひみつスタジオの中で、特に印象的な1曲「美しい鰭」について。
「美しい鰭」が名探偵コナンの映画の主題歌になると初めて噂が流れた時、本当だったらすごいなぁといい意味でドキドキした。そうしたら本当にそうだった。
名探偵コナンといえば子どもから大人まで誰もが知るアニメ。正直初めはあまりイメージが結び付かなかった。
ファンになった当初、スピッツが主題歌になった映画はヒットしないと言われているのを目にしたことがあった。それが朝ドラのなつぞらの主題歌「優しいあの子」ぐらいから流れが変わったような気がする(主観)。
そして、まさかの名探偵コナンとは!
いい意味でどこか遠くに行ってしまうような気がした。
でも、その後もスピッツはずっと変わらなかった。
サビだけの映画の予告映像が流れた時、高音が綺麗な曲で攻めているなと感じた。まさに美しさが表現されていた。

その後フルでMVが解禁された。
7/8拍子という変拍子と歌詞のユニークさに歌詞どおりにびっくらこいた。
サビだけを聴いていた時とまるで印象が違った。
一度聴いたらサビ前のリズムと歌詞が頭から離れない。
また好きな曲が出来てしまった。
それまでコナンに興味を持って来なかったけど、
スピッツのおかげで初めてちゃんとコナンを見た。
雄大な八丈島の映像をバックに映画館の音響で美しい鰭を聴けたことはとても素晴らしい体験だった。
コナンの映画を観てコナンがなぜ長年愛されている作品なのかが少しだけ分かった気がした。
マサムネさんのコメントで、「コナンはミステリーである前に壮絶なラブストーリーである」というのがあったけど、まさにその通りだった。
灰原さん目線で聴くと美しい鰭の良さをより強く噛み締められます。

話は戻るけど、ようやくコロナ禍が終わりまた旅に出掛けられて、以前のようなライブを楽しめる世界に戻ったことが本当に嬉しい。
思ってもみなかったコロナ禍が起きてしまい、なぜあれもこれももっとやっていなかったのだろうとひたすら後悔が募った。
その経験があるからこそ、いつ何が起きるか分からないから後悔のないように行けるライブには行ける範囲でなるべく行きたいなと思う。
まさに、推しは推せる時に推せ。

スピッツに救われた気持ちが強いこの数年間。
上手く言えないけど、スピッツがずっとスピッツのままで良かった。
前に進み続けて新曲を作り続けて、ライブをしてくれるからスピッツが長く続いているのだと思う。
まさに、頼もしい君に会えて良かったという心境。
そのようなバンドを好きでいられることを幸せに思います。
これからもずっと応援しています!









 









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