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でっかいラブをありがとう「さなのばくたん。 -メチャ・ハッピー・ショー-」をみて

一般社団法人日本記念日協会によると、3月7日は「サウナの日」「魚の日」「すたみな太郎の日」などがあるそうだ。それぞれ3と7で「」「(か)」「すたみな」と読む語呂合わせから。この日、全国各地のではさまざまな催しが開催されるんだとか。



さて、偶然にもこの日は、Vtuberの名取さなさんの誕生日でもある。このめでたい日に彼女は2回目となる単独ライブを開いた。

さかのぼること一年前の2021年3月、前年開催できなかった悲願のライブを開催。「誕生日できたよー!」の絶叫に多くのせんせえ方が涙したことだろう。あのライブから1年経ったわけだが、今回はどんなライブになるのだろうか、そもそもこの1年でさなさんが出した曲ってライブ直後のアマカミサマ以外無くない?いや正確にはピーナッツくんの楽曲「ペパーミントラブ」で客演を務めてはいたが、本人単独ではない。そんな疑問を持ったせんせえ方も多いことだろう。

だが、その杞憂にも似た小さな疑問は、1曲目の青空のラプソディ(カバー曲)、2曲目のエッビーナースデイで吹き飛んだ。めちゃくちゃかわいいおどりとおうたをただただ見たい。それだけを私たちは求めていたのだから・・・

そして次の曲に差し掛かると思いきや、ナース名取さなさん、王の名取さなさん、クラスメイトの名取さなという別衣装が登場し、ついでに大喜利大会が始まった。え・・・?なにこれ・・・?さっきの楽しいという気持ちと薄っすらこみ上げた感動から、笑いの絶えないメチャ・ファニー・ショーって・・・サウナ入った後の水風呂くらい良くない???????????

余談なのですが、先日訪問したサウナで熱波師によるパフォーマンスに触れる機会があったんですけど、サ室にいる時間ってこんなにも短く感じるのかと驚いたものです。アロマというかナチュラルな香りに包まれ、気づけば笑顔で熱波師による熱風を浴びていました。

会場とインターネットで参加しているせんせえ方が、ひと癖もふた癖もある引き立て役となって、名取さなさんにオモシロの熱風を送る。その熱風を浴びた名取さながメチャ・オモシロ・ガールとなるあの独特の空間。。楽しい・・・広角が今日の原油価格ぐらい上がりっぱなしなのよコチとら。アレはあれでそろそろ下がってほしいけども。

そして怒涛の初披露3曲&アマカミサマである・・・これまで着てきた衣装で新たな曲を歌う姿に口をあんぐりとしてしまった。ちなみに広角を上げた状態で口をあけると城之内みたいになるんで皆さんもやってみてくださいね。「モンダイナイトリッパー!」の、sasakure.UKさんによる心地よさが織りなすメロディと早口名取のシナジー、やしきんさんの「だじゃれくりえぃしょん」では、コメント欄であふれる「は?」に隠しきれない「うおおおおお最高やあああ」というツン&デレが滲み出るコメント欄・・・名取さなさんには丁寧に韻を踏んだラップをやってほしいと以前から思っていたが、聞き取りやすさと独特の声質は無限の未来が眠っていることを改めて確認したしこれからに期待したい。


その2曲の衝撃の後にアマカミサマである。「パパラパッパ・・・」のイントロに合わせて楽しそ~~に踊る名取・・・・衣装がそうさせているのだろうか、トラブルが発生しても笑顔とアドリブで乗り越える胆力に度肝を抜かれたからだろうか、いつもと違って聴こえたりもする。そうだ。よくわからない二択クイズを通じ、我々が名取を踊らせているように感じていたが、アマカミサマでの可愛さに「我々が名取さなの世界で踊らされているのでは??」という真実に気づいてしまった。これは大変だ。早くみんなにインターネットでお伝えしないと・・・

そして、名取さな作詞「メチャ・ハッピー・ショー」が披露された。名取さんって視聴者へいつも言っていない思いを曲で表現することに長けている気がする。いくつかの名取の曲って名取とその配信を強く連想させる、キャラクターソング成分が強いんですけども。
でもなんだろう、本人作詞となるとその色合いがもっと強く引き出されている。今年も誕生日を迎えられて本当に良かった・・・という思いを、この曲を通じてやりとりできたような気さえする。

なんだかよくわからない気持ちを強く嚙み締めたところで「さなのおうた。」だ。はじまりの歌で最後を締めくくることを単純に言語化すれば「エモい」といったところであるが、そんな言葉で片づけることなどできない。「すきだよせんせえ」というサビがとんでもなく愛に満ちていて、荒んだ世界で生きる我々を明るく照らすのだ。ちょっと、いただいてばかりじゃないのよ。デッかいラブをいっつもいっつも名取さんからもらっちゃって・・・今度高島屋あたりででっかいラブのお返しを探してこないといけないわね。

おわり

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