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LEOが抱いていた苦しみに想いを寄せて

「BE:FIRST LEOのソロインタビュー ROCKIN'ON JAPAN5月号」を読んで思ったこと、考えたことを自分の言葉で綴りたくて文章にすることにしました。たくさんのLEO推しの方が素敵な感想を書いてくださっている中で、私が感じたことはちょっと違う部分があって、それは、想像の域を出ない部分もあるのに、言葉にしてよいのかなと迷いましたが、やはり言葉にしないと私はダメなんだと思ったので書く事を決意しました。以下、「ROCKIN'ON JAPAN5月号」並びに「SKY-HI マネジメントのはなし SPECIAL EDITION」のネタバレを含みます。

最初にデビュー後も苦しんでいると知ったのは、2022年10月号の日経エンタテインメントさんとCUTさんの記事だった。時期は2022年8月下旬、アルバムが発売された頃。Grateful Painの歌詞にちょっと引っかかってはいた。過去の事ではないような気がして。でも、まさか、そんなに気持ちが落ち込んだ時期があったとは、ショックを受けた。その後、何度かインタビューなどで、Grateful Painについて触れた時に当時の想いを語ってくれて、特に燃え殻さんとの対談では深いお話が聞けて、当時の苦しんでいた状況や立ち直ったきっかけがなんとなくわかった。ただ、何故、そんな風に落ち込んでしまったのか、明確な原因がわからないという事が気がかりだった。

そんな中で、発売されたROCKIN'ON JAPAN5月号の記事は、読むのが怖いような気持ちにさえなった。ちゃんと受け止める覚悟を決めて、じっくり何度も繰り返し読んだ。そして、色々と考えた。ちょうど日高さんのマネジメントのはなしのSPECIAL EDITIONが届いた事もあり、そこに掲載されたインタビュー記事や日経エンタさんの過去の記事を読み返し、ようやく腑に落ちるようになった。

「練習生時代に感情に鍵をかけてしまって、見えない心の血がとめどなく流れている状態だったことに気が付いていなかった。傷が癒えていなかったことにツアーが始まってから気が付いた。」

この事について、私は、練習生になる前の出来事が引き金だったんじゃないかと考えた。LEOがアーティストになろうと思ったのは、野球の試合で自分のミスが原因で負けてしまって、辛かった時に音楽に救われたからだという。最後の試合で自分のミスのせいで負けてしまったという経験は非常に苦しくて辛い。自暴自棄になってもおかしくない。しかし、仲間も家族も優しくて、責められなかったことから、逆に自分の苦しさをぶつけることもできなくて、音楽を聞きながら夜の街を徘徊している中で、音楽に元気をもらって、おじいちゃんに背中を押してもらって、アーティストになろうと決意した。本当は、音楽の世界で自分の気持ちをぶつけることができればよかったはずだけど、右も左もわからずに飛び込んだ世界では、助けてくれる人がいないまま、大人の世界の闇に巻き込まれてしまった。元々傷ついていた心が崩壊しないように、感情に蓋をして奥底に隠して、気が付かないようにすることで、無意識に自衛したんじゃないかなと思い至った。

運命的な日高さんとの出会いを経てザストに参加したLEOは、日高さんや音楽を愛する仲間のおかげで、少しずつ感情が出せるようになっていったんじゃないかと思う。クリエイティブ審査で見せた涙は、心が揺さぶられた証だったと思う。でも、自分が受けた苦しみを下の子に味合わせたくないとか、年長者として引っ張らないといけない、という呪縛のせいで、なかなか完全に心を解き放つことができない中で、歌の成長が周りより遅れてしまうということに苦しむ姿は、私たちファンでも辛かったけど、日高さんやりょんりょん先生はとても心配していたんじゃないだろうか。

本当の自分をまだ見つけられていない状態で、BE:FIRSTのメンバーに入れてくれた日高さんには感謝しかない。日高さんは、これからのLEOの成長が見えていたんじゃないかと思う。もちろん、LEOがいてくれることのグループとしての安心感や強みはあったんだろうけど、それだけじゃなくて、アーティストとしてのLEOの覚醒を予感というより、確信していたんじゃないだろうか。ツアー中に「こんなに早くLEOがここに行くとは思わなかった」とLEOに言ってくれた。ずっと見守って待っていてくれたんだろうな。

辛い時、苦しい時に、本気で誰かにその思いをぶつけないと、人は感情を無くしてしまう。一時的に大丈夫になったように見えても、どこかで破綻する時が来る。かっこ悪くてもいいから、LEOには、本気で泣いたり、悔しがったり、わがままを言ったり、怒ったりすることが必要だったんだと思う。マネジメントのはなし SPECIAL EDITIONのインタビュー(2022年10月頃に取材)で、LEOが親友に電話でぶわーっとしゃべってしまって、「LEOは人への甘え方もわかってないし、今のうちに人に甘えること、人に頼ること、人に弱みを見せることをやらないと、頼れる人がいるのに独りぼっちになって孤独になっていくんだよ」って言われたっていうのを読んで、そう!まさにそれ!と思った。ツアー中にりょんりょん先生が話を聞いてくれて、感情が出せるようになってきたと書いてあったけど、ちゃんと受け止めてくれる大人やメンバーがいることでようやく、LEOが自分の感情を怖がらずに出せるようになれてよかったと心から安堵した。

日高さんとLEOは、本質的な部分でとても似ている、近い、と思っていたけど、今回、確信に変わった。日高さんは、自分自身がずっと苦しみを抱えていたからこそ、LEOの事を本気で心配して、愛して、信じてくれているんだと思う。BMSGフェスで人生の清算ができたと言っていたけど、LEOも代々木のアリーナでそれに近い感情を味わったと思う。日高さんと出会えて感情をぶつけても、しっかり全てを抱き締めてもらえてると感じて、安心して自分を解放して自分を肯定することができるようになってきたんだろうな。

そして、BE:FIRSTのメンバーに対しても、本当の意味で対等になれたからこそ、自分を含めて好きな方向を向いて、思いっきり尖っても、ちゃんと7人で7角形になれると気が付いてくれて嬉しい。

周りが望む理想に合わせる必要は無いし、聖人君子でなくていいから、自分がかっこいいと思うLEOでいて欲しい。メンバーの事が大好きでいて欲しいけど、喧嘩をしてもいいと思う。いっぱい甘えてぶつかって、面度くさいこと言って、いっぱい笑って、いっぱい泣いて欲しいな。

そして、今回のツアーを経て、本当にすごく成長して、多くの人たちが驚愕することになって、とても嬉しいけど、まだまだ、先があると思ってる。LEOは口が大きく開くし(口の中が広い)、骨格的にもすごく豊かな楽器を持ってるから、個人的にはロック調のシャウトするような曲も似合うと思う。シティポップも、もちろん似合うと思うけど。

たくさんの苦しみを経験してきたLEOだからこそ、人の痛みがわかるし、その言葉や歌詞には説得力がある。元々の人柄の素晴らしさや愛の深さに加え、見た目の美しさや表現力の高さも素晴らしい。でも、それ以上に、歌がすごいと言われる日がいずれ来るだろうと確信している。

結局、まとまりの無い文章になってしまった。今回、LEOはインタビューを受けるという形で自分の思いを赤裸々に語ってくれたけど、いつかLEO自身の言葉でエッセイなり、小説なりを書いて欲しいと思う。実経験に基づくLEOの言葉は、たくさんの人の背中を押してくれるはずだから。今でも、ライブのMCで語るLEOの言葉は、私達一人一人の心の深いところまで届いて感動の波を起こしている。

そして何より、LEOが周りのことより、まずは自分のことを考えて、自分を愛して、幸せになって欲しい。その先に、応援する私たちの幸せもあるに違いない。

覚醒したLEOがいるBE:FIRSTは、もはや無敵なんじゃないかと思うけど、7人全員が貪欲に自分を研鑽し、自分と周りへの愛を忘れず健康的に突き進んで行けば、行き着く先は天井知らずだ。日高さんと一緒に自分達のやりたい事をやっていって欲しい。ファンの事を愛して欲しいけど、合わせる必要はない。ありのままを愛するだけだから。

ずっと応援して行きたい。期待したい。でも、重荷にはなりたくない。彼らが素直に愛する事ができるファンでありたい。私自身が自分と家族を愛して、友達を大切にして、誇れる自分でありたい。何故かそんな事まで思っている。

うーん。雑誌の感想になっているんだろうか?最後、よくわからなくなってしまったけど、結局のところ、
LEOが大好きだよ、ビーファのみんなを愛してるよ!いつもありがとう!
に尽きるから、今日も愛を叫んで終わりにします。

とりとめのない文章をここまで読んでいただき、ありがとうございました。 



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