胆のうってどんな臓器?~心理的要因からひも解く~
ここ最近、お友達や患者さんで何人か胆石症になった方がいたので胆石とは何か?その心理的な意味などについてまとめてみました!
日本人の成人では100人中6~7人の割合の方が胆石を持っているそうです
胆石はコレステロール(脂質)やビリルビンが固まって石になったもの
通常はコレステロールは胆汁により消化され十二指腸の方に流されていきます
水と油という決して混ざり合わないものが胆汁により溶けてしまうのです
油を水に溶かすという能力をもつ人間の体ってすごいと思いませんか?
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では、胆石ができてしまうとはどういうことなのでしょう?
胆のうはどんな臓器なのか、
胆石はどうしてできるのか
また、心理的にどんな意味があるのか
両方の側面からひも解いていきたいと思います
胆のうの働き
胆のうは肝臓でつくられ総胆管を流れてきた胆汁を溜め、食べもの中の脂質の消化を助ける働きをしています。
脂肪分の多い食事を毎日過剰にとると、
胆のうへのストレスは大きくなります!
胆石はどうしてできるの?
胆石症は胆のうや胆管に結石ができる病気
女性に多い病気で、腹部の痛みや発熱、腰の痛み、膵炎まで引き起こすなど
ときには命に関わる病気です
胆石は胆汁で溶け切らなかったコレステロール、ビリルビン、カルシウムなどが固まったもの
胆のうを取り除いてしまうと脂質を消化しにくくなります
結石の種類によっては完全に取り除くことが難しく
症状を繰り返す方もいます
大事なのは結石が作られる原因の除去!
結石ができる機能的な原因は
◎長時間の交感神経緊張により排泄が抑制される
◎低体温により結晶化しやすくなっている
女性に胆のう結石が多いのも冷えとの関係が強くあります
自分でつくった結石なので、温めて血流をよくしていけば少しづつですが一緒に排泄が促されていきます
脂質の多い食事を控えることも大切ですが、最も大事なのは身体を冷やさないことです
『安保徹のやさしい解体新書』より
交感神経過剰については、以前の記事をお読みください
胆石症を心理的にひも解く
冒頭書いたように
コレステロール(油)を水に溶かすという能力を人間の体は持っています
水と油という決して混ざり合わないものが溶けてしまうのです
では、これが溶けずに胆石ができるとはどういうことなのか。。
ここには、
『決して受け入れるものか!』という
意見や考えが解消せずにカラダに残っている場合があります
それを認めてしまっては私のポリシーや生存が脅かされてしまう
そんな強すぎる思い(意志)が石をつくってしまうことがあるのです
また
だれからも「いい人」と思われたい願望と
他人にうまく利用されているという憤怒とのはざまで苦しむ人に発症する怒りの塊=胆石
ともいえます。
思いあたる方いませんか?
どちらの感情も否定することなく受け止め、その上で妥協点を探るのが治療のはじまりです
胆石症は女性に多いとのこと
交感神経が過剰になっていて、冷え性、
日々いろいろなことを我慢している方が
男性よりも女性に多いということかもしれないですね
また、尿管結石は
「尿の流れをせき止める大きな石」
進む方向を変えたい、そのためにゆっくり考える時間がほしい
そんな人がなりやすいそうです。
昨年2月に主人が尿管結石で救急車で運ばれたときはびっくりしましたが
その後にとんとん拍子に決まった移転、自由診療にするなど方向性の転換をしたことを考えると
きっと必要なできごとだったのだろうなと感じます
病気を災難だけで終わらせず、
自分の生活やココロを見つめるきっかけにできるとまた新しい展開や希望が見えてくることがあります
参考にしていただけたら嬉しいです
茨城県ひたちなか市で夫婦で統合的な観点による治療院をしています
ご縁がありましたらよろしくお願いします
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