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絶対また行きたい!山口県のおすすめスポット3選

はじめに


夏の甲子園でその名を全国に知らしめた山口県代表の下関国際高校。
おかげさまで、山口県がいつも以上に注目を浴びたのではないかと、地元大好き人間としては、活躍にも結果にも、大変誇らしい気持ちです。

「山口県って何があるの?」
「いや、何もない」
という会話が、山口県出身だと自己紹介するときの定番なのですが、もちろん冗談で、何もないなんてことはありません。
その後、観光スポットについてはきちんと説明していますので、山口県民の方々、ご安心ください。

さて、生まれてから18年間、山口県で育ってきた私が、実際に行ってみて、県外のみなさんにもぜひ訪れてみてほしいと思った観光スポット3つをご紹介します。

これを読めば、明日にでも山口県に行ってみたいと思うはず!

①角島大橋(つのしまおおはし)

2000年に開通した角島大橋。
無料で渡れる一般道としては、日本屈指の長さです。
その美しさから、映画「四日間の奇蹟」(2005年)やドラマ「HERO特別編」(2006年)のロケ地として使われたこともあります。

私は、夏のよく晴れた日に渡ったのですが、どこまでも広がるコバルトブルーの海がキラキラ輝いていて、ずっと見ていたいと思うほどの景色でした。
1,780mという日本屈指の長さだけあって、橋を渡っている時間は、想像していたよりも長く感じました。
ぜひ、少し車の窓を開けて、風を感じながらドライブすることをおすすめします。

橋を渡って到着するのは角島灯台公園。
その名の通り、公園内には角島灯台という洋式灯台があります。

せっかくここまで来たら、ぜひ、灯台のらせん階段を上ってほしいです。
ただし階段は急傾斜なので、くれぐれもご注意ください。
また、道幅が狭いので、人とすれ違う際は譲り合いの精神が大切です。

がんばって上った先には、こんな絶景が待っています!

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ただし、ここも注意ポイントなのですが、登った先も、人とすれ違うのが難しいほどの狭さです。
私は柵に近づくのが怖く、壁にぴったりくっついて立っていたのですが、それでも、手を滑らせて落としたらどうしようかと、ポケットからスマホを取り出すのも怖いくらいでした。
ですが、緑が生い茂る島と真っ青な海が目の前に広がる景色は壮大で、ここまで来てよかったと心の底から思いました。

ちなみに、特に丈の長いスカートは、裾を踏むことがあり大変歩きづらいので、普段スカートが好きな方も、ここばかりはパンツスタイルで行くほうが安心です。

②秋吉台(あきよしだい)

日本最大級のカルスト台地です。
国定公園および特別天然記念物に指定されています。
3億5千万年前にサンゴ礁として誕生した石灰岩が、長い年月をかけて形成したカルスト台地は、圧巻です。

展望台から、あたり一面に広がるカルスト台地を眺めることはもちろん、実際に散策することもできます。
秋吉台まできたら、ぜひ一度、カルスト台地に降り立って散策することをおすすめします。

秋吉台

私は初夏に行ったのですが、夏ほど照りつけない日差しのなか、まだ春の気配が残る風を感じながら散策するのは、とても気持ちよかったです。
想像もつかないほどの、長い歴史の片鱗を感じられる大自然を目の前にすると、人間がとても小さな存在に感じられます。

散策後は、展望台の近くにある売店で、夏みかんソフトクリームを食べてみてください。
歩き疲れた体に、ちょうどよい甘さです。
個性的なマネキンがお出迎えしてくれます。

また、秋吉台には、秋吉台カルストロードと言われるドライブコースもあります。
車の運転が好きな方にはもってこいのドライブコースです。
ただしカーブが多いので、運転する際は十分に気をつけてくださいね。

そして、秋吉台まで来たら、もうひとがんばり。
秋芳洞(あきよしどう)にまで足を運んでみてください!
カルスト台地とはまた違う自然の神秘を感じることができます。

秋芳洞とは、日本屈指の大鍾乳洞です。
こちらも、特別天然記念物に指定されています。
足を一歩踏み入れると、途端に異世界に飛び込んだかのよう。
四季を通じて17度と一定なので、夏は涼しく、冬は暖かく感じられます。

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洞窟内では、天井や壁、水中に、小さな生き物の存在を確認できます。
特殊な環境に適応しながら生活してきたため、洞窟外の生き物とは違った変化を遂げています。

洞窟内は薄暗く、地面が湿っているので、歩きやすい服装で行くことをおすすめします。
観光コースは約1kmありますが、真夏でもひんやりしているので、カーディガンがあると安心です。

③菊屋家住宅(きくやけじゅうたく)

毛利藩を支えてきた豪商の屋敷です。
江戸時代初期の建築で約400年の歴史があり、現存する町屋としては、日本最古の部類です。

広大な敷地のうち、現在は3分の1のみが公開されていますが、それだけでも十分見ごたえがあります。
春と秋には、普段は非公開の庭園が特別に公開され、枯山水様式の回遊式庭園の散策を楽しむことができます。

私が行ったのは中学生のときでしたが、館内の広さだけでなく、庭園の美しさに心奪われたことを今でも鮮明に覚えています。
開放的な縁側から、春の暖かな日差しが優しく入り込む景色が印象的で、子どもながらに、こんな家に住みたいと思ったのでした。
あまりにも広かったので、屋敷内を駆け回りたい衝動に駆られましたが、さすがに自重しました。

観光スポットとなる有名な屋敷は全国的に見ても、いくつもあると思うのですが、ここまで広い屋敷は珍しいのではないでしょうか。

また、館内では美術品等の貴重な資料が展示されており、当時の暮らしを想像することができます。

さて、菊屋家住宅を堪能したら、そのまま萩の城下町散策を楽しむのがおすすめです。
萩の城下町は、江戸時代の町並みを残していて、商屋だけでなく、武家屋敷や医者の家もあり、今でもその面影を垣間見ることができます。
映画やドラマのロケ地として使われたこともありました。
木戸孝允や高杉晋作の誕生地を見ることもできるので、幕末を生き抜いた偉人たちの生活に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

この道を幕末の志士たちが通ったのかもしれないと思いながら楽しむ城下町の散策は、ワクワクすること間違いなし!

ちなみに、県内の子どもたちは、授業の一環として萩を訪れることもあります。

また、せっかく城下町を散策するなら、着物を着てもよいかもしれないですね!
着物レンタルだけでなく、人力車やレンタサイクルといった、観光スポットならではのアクティビティも魅力のひとつです。

萩の城下町は、徒歩で回れるスポットが多いので、自分たちのペースで楽しめます。
そして歩き疲れたら、古民家カフェや雑貨屋にも、ぜひ立ち寄ってみてください。

おわりに

今回ご紹介したのは3スポットだけですが、どれも日本を代表する見どころが満載です。
特に角島大橋は、SNSでも話題になっているので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。

広大な自然だけでなく、歴史ある町並みを身近に感じることができるのも、山口県の大きな魅力のひとつです。

両隣の広島県や福岡県に遊びに行かれる方は多いのですが、山口県はなかなか足を運びにくく、降り立ったことがないという方も多いようです。
広島県に遊びに来たら、ついでに山口県にも足を運んで欲しいですし、福岡県に遊びに行くなら、一歩手前で山口県にも立ち寄って欲しいです!

この記事で、本州最西端の県、山口県の魅力が少しでも伝われば幸いです。
ぜひ一度、山口県に遊びに来てください!

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