ハリー・ポッター カルロスの笛〜第二章〜

そこにはお店というお店は立ち並んではおらんであり、また、建物らしき物は周りを見渡せば一目瞭然だった。
「あ、あれ···。」
「んっ?どれ?」
「あ、あれ、23キロほどのところ。」
「23キロ、こっち?」
「う、うん。こっち。」
『東。』
憲福と春也は動き始めた。周りを見渡せば見渡す程に、一人ポツンッと浮き立って見えるようだった。
「あ、あれ···。」
「んっ?あ、」
そこには秘かにやっている、名の無きBOOKストアがあった。
『I't a canalian'magical. 』
「イッツゥア、カナリアん、マジカルゥゥ」
「うんうん。中々良い。」
そう言って、憲福は春也の頭にキスを数回した。
「う、うん!」
「よし!行くか!!」
憲福は春也の手を引いて、重たい引き戸を開け始めた。
「んっ、ん~~!!っと!!」
そこには魔法に掛けられた、幾数の本があった。
「こ、こんにちは!!」
『ha.hiey,』
お店の中を見渡すと沢山の本が忍ばせてある。春也は幾数か本の題票を指でなぞらせた。そして、一つを手に取り、そこから抜き出すと、こう書かれてあった。
『lazar.nuki torain,』
「陥没性の呪い!!」
『はっ?』
「こ、これ!!」
「レザー、ヌキ、トレイン、、、。お前って、英語、出来たっけ?」
「ううん。anazare's in the sky,」
『h.hay.What rong??』
「は、ハイ!!」
『Ricururte,Hoguwarthu?』
『yes!!yes!!』
「な、何??」
「んっ?ホグワーツ生。」
「はぁぁぁ!!マ、マイ、ネェーミズ、ニイザニ チハル!!ナイスゥートゥーミィートォーチュウー!!」
『Neice to mee to you,My  nearm is a NEE TO SKIMANDAR. H.harrow,』
『NIZAKI NORIFUKU.nice see are,』
『thank you,tinckl. 』
「何て、言ったの??」
「有難う御座います。よろしくお願いします。って、言ったの。」
「律儀ですね。」
ニコニコと笑って手を取ってくる春也にニュート·スキャマンダーはドギマギとした。憲福がその手を制して、本、読んどけ。俺等が教科書、探すから。と言っていた。
「う、うん!!」と言う返事で、よーい、ドン!!と駆け出したその先は、さっきの呪いの本だった。表紙を捲ると、『I say you,I love touz,SCAMANDAR.』と言う、緑のインクで書かれていた文字が踊りだす。
『貴方を愛しています。スキャマンダー博士。』
春也はその一言に心が踊り、また、一つ、また、一つとページをカサついた指で捲り上げていった。·····。

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