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リソー教育の掲げる「勉強プラスワン」は漫画ちはやふるにも通じる理念 |協賛企業インタビュー

みなさま、こんにちは。ちはやふる基金の本保です。
冬休み、いかがおすごしですか?(休みなんてないのよ!というお勤めのみなさま、お疲れ様です!)

本日は、第45回全国高等学校選手権大会オフィシャルパートナーとして大会を支援してくださった、株式会社リソー教育天坊真彦代表取締役社長のインタビューをお届けいたします。
「勉強」や「学び」に対してとってもポジティブな気持ちになれるインタビューなので、この冬休みに学生さんや保護者の方にも読んでもらえたらうれしいです。

「すべては子どもたちの未来のために」
勉強だけでなく、やりたいことを諦めさせないという想い

―本日はよろしくお願いいたします。まずは、御社のご紹介をお願いいたします。

天坊社長:リソー教育グループは個別指導の進学塾であるトーマスが主体となっています。もともとは少人数制の塾でしたがレベルが近い少人数のクラスでも、分からない箇所や進度はそれぞれ違います。
生徒一人ひとりに寄り添った指導をしたいと思い、完全1対1の個別指導に切り替え、今に至ります。

同時に、部活動ややりたいことと勉強を両立させてあげたいという想いがありました。
塾に通うために部活をやめなければならないということも、個別指導であれば避けられるわけです。

その他に全国展開している家庭教師の名門会や幼児教育を行う伸芽会、学校の中で個別指導を行うスクールTOMASがあります。

そしてもうひとつ、プラスワン教育という事業を手掛けています。

ここが、競技かるた支援に繋がる事業です。人格情操教育事業や体験授業、体操スクール、他にも留学であったりと、いわゆる勉強だけではないことに取り組み、打ち込める何かを見つけてほしい、その中で個性を伸ばしていってほしい ということをやっています。


天坊真彦代表取締役社長

打ち込める<何か>を見つけてほしい
勉強以外で何か好きなことを見つけ、個性を伸ばしていく「プラスワン教育」

―プラスワン教育というのは、CSR活動の一環ではなくひとつの事業として活動されているということですか?

天坊社長:そうです。弊社の理念というのは、やりたいこと、打ち込みたいことを自分で決めて、一生懸命向き合うことが生きる力になるんじゃないかという考え方なんです。
勉強だけではなく、部活動など自分のやりたいことをやりながら、空いた時間に個別指導を活用できると、部活ややりたいことを犠牲にしなくていいんですね。

そういった考え方、勉強プラスワンという理念をもってやっています。

会社が小さいうちはなかなかそういうことはできなかったのですが、だんだん大きくなって、事業だけではなくボランティア活動などもできるようになってきました。

一番最初の活動はクラシックのコンサートに生徒さん達をを招待して、本物の音を聴いてもらおうという取り組みから始まりました。
そのあとはクラシックバレエの舞台鑑賞などを、講演内容の企画から、当日の誘導、司会なども全部自前で自社の社員たちで準備をして開催していました。

―友人が以前リソー教育さんのクラシックコンサートを観に行ったことがあり、子ども向けになじみのある曲を演奏してくれて、初めてのクラシックコンサートでしたがとても楽しめたと話していました。

天坊社長:そうですか、それはうれしいです。後はスポーツですね。
バスケットボール・テニス・サッカー・ゴルフ・将棋などの競技でトーマスカップという大会の協賛をしています。
そういった流れの中で、競技かるたも良いのではないかと思ったんです。

―トーマスカップ競技かるたもよさそうですね!いまお話しいただいた理念にとても共感しています。

漫画ちはやふるの中に、耳が大きいのをからかわれていて、それがコンプレックスだった女の子が出てくるんですね。その子が競技かるたと出会って、君の耳は良く聞こえる良い耳だねぇって声を掛けられて、かるたにのめり込んで前向きになっていくというエピソードがあるんです。
その子のお母さんの言葉「かるただってなんだっていい。何かを大好きになってほしい、自分を大好きになってほしい」というセリフがあって大好きなのですが、そこに通じるものを感じました。

打ち込める<何か>を見つけるため、本物に触れる機会を

こういった理念は創業時から持ち続けておられたのでしょうか。

天坊社長:そうですね。創業者がそういうことをずっと考えていたんです。
弊社受付に絵画が複数飾ってあるのですが、あれも、子どもたちに本物の美術に触れてもらえる美術館を作りたいということで蒐集していたんですよ。
実際に美術館を作るまでには至らなかったのですが…。

はじめての競技かるた高校選手権大会生観戦は「あっという間に時間が過ぎた。ただただ面白かった!」

―好きなことを見つけるためのきっかけづくりを大切にされているんですね。そういった様々な活動を手掛けるなかで、競技かるた大会の協賛をしようと思われた具体的なきっかけなどはありますか?

天坊社長:私とかるたの接点をお話しすると、小学校6年生の時に転校した学校がクラスで百人一首の大会をやっていたんです。その時に、“戦力になろう”と思って頑張って百首覚えたのが一番最初です。

あとは長男の友人が暁星高校で競技かるた部だったんです。それで競技かるたの存在を知っていて、テレビで特集されたときにも見ていましたし、あとは広瀬すずさんが好きなんですが、映画を見てめちゃくちゃ面白くて!

高校選手権大会に行った際には、映画そのままでびっくりしました。

そして昨年テレビで高校選手権の特集を見て、やっぱり面白いなぁと思って高校選手権大会の協賛を決めました。

―そうでしたか。高校生の部活、その日頃の成果を発揮する大会なので、子どもたちのことを想う教育関係の企業さんに応援していただけてとてもうれしく思っています。

天坊社長:男女一緒に戦えるというのもいいですよね。

また、かるたに関わる子って記憶力・集中力など勉強につながる力がついている子が多い印象があり、そういう、学びに意欲的な子たちだろうというのも共感できた理由の一つでもあります。

―高校選手権大会は現地で観戦していただきましたが、初めて観戦した感想や印象をお聞かせください。

天坊社長:ある程度分かっていた部分はありましたが、近くで観させてもらったので、迫力がすごいなと思いました。
あとは、時間が経つのが早いというか、見ていて面白かったです。
あっという間でした。

天坊社長が初観戦した高校選手権大会

―とってもうれしいお言葉です!競技かるたは試合時間が長いので、初めて見る方には驚かれるかな?と思う事もありますが、そうじゃなく、楽しかった、時間が経つのが早かったという感想をいただいたのは初めてです。

天坊社長:面白かったですよ!運命戦になったときは、映画そのものだ!と興奮しました。
あれはやはり、読まれた陣の選手が取れるんですよね?

―それが、敵陣を抜いて勝つということもあるんですよ。

天坊社長:そうなんですか!

―はい。毎試合ごとドラマがあります。

天坊社長:私は近くで見させていただけたので面白さが伝わりました。一方で、周囲で遠目に観ている方は難しいだろうなと感じましたが、実際にはどうですか?

―そういうご意見もゼロではありません。YouTubeでの解説付きライブ配信など、観て楽しんでいただける工夫をこれからもしてきたいと思っています。

天坊社長:そうして工夫していただけると応援する側としてもありがたいです。

―そういったお声をいただけるのが私たちとしても大変ありがたいです。
競技かるた選手のみなさんってとても謙虚で、見ていて面白いと思ってもらえるのかな?という声をいただくこともあるんですが、いやいや!と、楽しみに見ている人がいますよという事実を選手に届けたいなと思っています。

天坊社長:本当に面白かったです。ただただ、面白かったですよ。

―ありがとうございます!最後に、かるたをがんばる選手、子どもたちに向けてメッセージをお願いいたします。

天坊社長:今やっていることは素晴らしいことだと思います。
日本だけでなく世界の方とお話しするとか、異文化と相対するときにすごく役に立つ部分があるように思いました。
必ずのちにつながっていく、役に立つと思いますので、ぜひこれからも頑張ってください!

おわりに

協賛のお礼をお伝えしに行ったはずが、こちらが元気をもらって励まされたインタビューでした。

記事の中でお話しした漫画ちはやふるのエピソードは、私自身がちはやふる基金の活動を行う中で、ひとつの柱にしているものでもあります。

なにかを大好きになってほしい、自分を大好きになってほしい

リソー教育の理念と活動は、まさにこの言葉を形にしていると感じます。

子どもたちの今と未来を真剣に考えて、学ぶこと、好きなことを見つけること、そのどちらも頑張れる環境を作ろうとしてくれることに大変感銘を受けました。


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