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ニキビと糖化

ニキビ博士・片柳です

本日は肌の「糖化」について解説します。


まず、結論から・・・
糖化とニキビ、関係あります。


では、詳しく解説してきましょう。

まず糖化とは?
右矢印時々耳にする糖化。糖化とは、「メイラード反応」とも言い、糖がタンパク質や脂肪と結びつくことで、変性し、肌が固くもろくなってしまう現象のこと。体の中に糖(糖質や糖類)が増えると、体は消費しようと働きます。
しかし、糖を取りすぎてしまうと、糖化という現象が起こり、AGEs(エージーイーズ)という糖化産物が肌の中に生み出されます。そのとき、細胞は茶色く褐色を帯びた状態になります。

ホットケーキミックス(糖)をイメージしてください。
ホットケーキミックスに、牛乳、卵(タンパク質)を混ぜて焼くと、茶色く色づいて固くなるのと同様で、肌の表面で同じようなことが起こっていれば、肌は柔軟性を失って固くなり、黄色くくすんだ色になります。


「酸化」が細胞の”サビ”なら、

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「糖化」は細胞の”焦げ”を指します。

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この糖化と酸化が現代社会には生活環境や食生活なでで起こりやすい環境になり、肌への負担がとても大きく、トラブルになりかねません。


では、糖化とニキビはどのような関係があるのでしょうか?

✅糖化により乾燥や弾力を失った肌は、新陳代謝が悪くなることで、皮脂や老廃物がきちんと排出されず、毛穴が詰まり、ニキビの要因になる

✅糖分を摂取しすぎると、インスリンの分泌が増加することにより、他のホルモンにも影響を与えて皮脂分泌が促進するためニキビの要因となる


続いて、糖化の原因は?

✔️代謝が悪い
✔️糖の摂りすぎ
✔️偏った食生活
✔️免疫機能の低下
✔️ストレス


血糖値が上がれば血管が傷つきます。血管が傷つけば栄養が隅々まで運ばれません。血糖値を下げるためにインスリンというホルモンが働きますが、糖質を摂りすぎると糖化を防ぐのが難しくなってしまいます。


では最後に、糖化の対策を挙げます。


⭕️「代謝が悪い」ならば、代謝を上げる!
体の中で燃焼機能が高まると熱が作られ体温が上がり代謝アップにつながります。代謝がアップすると糖分をエネルギーとして消費するため、余分な糖が残らず糖化を防ぎます。


⭕️「糖の摂りすぎ」ならば、糖の吸収を緩やかにする!
食物繊維、グァーガム酵素分解物など食事後の血糖値の上昇と体内への吸収を緩やかにしてくれる働きがあります。
食事で摂りすぎた糖から体を守ることが抗糖化にもつながります。腸内環境を整えることにより、老廃物がきちんと排泄される体作りもできます。


⭕️「偏った食生活」は、栄養が足りない!栄養補給を!
体に栄養が不足するといくら燃焼する成分、糖分の上昇を抑える成分を摂取していても意味がありません


⭕️「紫外線」は、糖化の敵である!
紫外線による老化は、いわゆる光老化は酸化が原因というのはよく知られています。ただ、実は糖化にも大きな影響を与えています。紫外線を浴びるとAGESの形成は、肌が浴びる紫外線の量で大きく異なると言われています。紫外線は角質層にあるケラチン線維、真皮コラーゲンやエラスチンをも傷つけ、それによってAGEsが生み出せれ、バリア機能が低下したり肌の弾力もなくなってしまいます。季節を問わず、紫外線対策が重要なことは周知の事実ですが、肌改善だけでなく、健康的な体を維持していくための必須事項と言えます。

ニキビと糖化を解説してきました。

本日は以上です


本日もお読みいただきありがとうございました

ニキビ博士・片柳ちひろ
顧問医師提携クリニカルサロンミュー代表
INFA国際ライセンスゴールドマスター取得
スキンフィットネスカウンセラー取得
2019年に世界へ伝えたいエステティシャン20人にも選ばれる。

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