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銭湯千裕の風呂マガジン

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東京を中心に、銭湯旅日記、銭湯の魅力、銭湯コラムや豆知識を発信します!【銭湯サイト】https://sentochihiro.tokyo 【Instagram】https://i… もっと読む
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2018年10月の記事一覧

東京23区自転車で銭湯巡りまくり計画!

こんにちは!銭湯千裕です。 来週末、11月頭に新たな銭湯企画を実行します。 11月2日〜11月5日にかけて、東京23区の銭湯を自転車で回るというものです。 4日間で32銭湯、3スーパー銭湯に行く計画です!笑 なぜするのか?一番の大きな目的は、銭湯サイトの銭湯データベースの充実化です。現在、約55軒の銭湯を掲載していますが、東京には全部で約560軒の銭湯があり、まだまだ10%も掲載できていません。ただ、普段の生活の中で通っていると、やはり自宅や職場近くの銭湯が多くなってしまい

いつでも銭湯に行ける!銭湯7つ道具

銭湯7つ道具 こんにちは!銭湯千裕です。 私は普段持ち歩いているリュックに、思い立った時にすぐに銭湯に行けるよう、銭湯道具を持ち歩いています。数えたらちょうど7つでした! これさえあれば、仕事終わりに「疲れたなぁ」という時、たまたま近くに良さそうな銭湯があるときにいつでも銭湯に行けます。 こちらの記事に書いたように、まぁほとんどの銭湯は手ぶらで行っても問題ないんですけどね!色々借りたり買ったりすると追加コストがかかっちゃったりするので、なるべく安くいつでも行くための常備

銭湯検定3級落ちた(笑)けど受けて良かった

こんにちは!銭湯千裕です。 九州温泉巡りから帰ってきたら、旅行行く直前に受けた銭湯検定の結果が届いていました。 恐る恐る開いてみると・・・ がびーん まさかの不合格(笑)しかもあと2点という(笑) 割と頑張って勉強したのでちょっとショックでした。。 まぁ今回は年に1度の銭湯検定の存在を知ったのが試験3週間前で、2週間詰め込みだったのでこんなもんかな(汗 だがしかし!銭湯検定を受けて良かったこともあったので、それを書きたいと思います。 銭湯巡りの楽しみが倍増一番はこれで

九州を陸路で縦断するおすすめ温泉銭湯巡りコース

先日、九州にて鹿児島→熊本→大分の順に、電車とバスを駆使して銭湯巡りをしてきました! 実際に訪問した上で、九州旅行でおすすめしたいコース詳細を書き記したいと思います。 バスと電車のみの移動で、全4日間です。 銭湯10軒、ごはんどころ6軒、ゲストハウス3軒をどーんと一気に紹介します! コースまとめ 大まかな訪問ルート ●Day1:鹿児島県 【ごはんスポット①】きままな台所 【銭湯スポット①】霧島みやまホテル貸切風呂 【銭湯スポット②】天然温泉湯乃山 【観光スポット①】レト

熊本銭湯のディープな裏話

こんにちは!九州縦断中、銭湯千裕です。 今日はちょうど中間地点である熊本市の銭湯巡りをしました。 その中で、銭湯の女将さんに面白い話を聞いたので、記事でシェアしたいと思います。 20年かけて湧き出す阿蘇の地下水 (出典:フォト蔵) 熊本は、全国でもっとも湧き水の多い「水の国」と呼ばれています。 その理由は、阿蘇山に降る雨です。阿蘇山は降水量が多く、地下水が浸透しやすい火山の地層もあります。阿蘇で降った雨が地下に浸透して約20年かけて熊本市内に湧いてくるようです。 車

昭和のレトロがかわいい人吉「新温泉」へ

こんにちは。九州旅行中の銭湯千裕です。 今回は、熊本県の人吉にあるレトロ銭湯「新温泉」をご紹介します。 鹿児島から人吉へは肥薩線の観光列車で かわせみ号としんぺい号が並んだ写真(人吉下車直後) 吉松駅と人吉間では、1日に2本、観光列車が走っています。 吉松から人吉への電車は全部で3本しかないので乗り遅れないよう注意してください。 8:46発:普通列車 11:49発:観光列車 15:16発:観光列車 観光列車では、レトロな内装を楽しむことができ、観光案内と一緒に途中下

こんなところに温泉地。寄り道におすすめな穴場スポット湧水町

九州で銭湯旅をしています銭湯千裕です! 昨日は、鹿児島市から人吉という温泉地に向かっていたのですが、「吉松」という駅が乗り換えだったので降りたんですね。 そしたら、吉松駅周辺が湧水町という温泉地で、温泉銭湯がたくさんあったので、予定を変更して、立ち寄ることにしました! ここは、入浴料金が200円〜250円と異常に安くて、習慣的に銭湯に通っている地域住民も多そうでした。 この記事では、湧水町の銭湯2つと、おすすめスポットをご紹介します。 吉松駅目の前にある「吉松駅前温泉」

鹿児島のユニーク温泉銭湯巡り

鹿児島市に2泊して、全部で4つの温泉を巡ることが出来たので、まとめたいと思います! 鹿児島の銭湯は、全て温泉が沸いており、湯質もそれぞれ違いました。 インパクト大なおもしろ銭湯「たぬき湯」 たぬきやパンダ?の置物がある玄関 たぬき湯はすごく広いのですが、いろんな意味でインパクトがありました。 まず、注意書きの張り紙が異常に多いです。笑 営業している中で迷惑行為が増えていって張り紙もどんどん増えていったのでしょうか。 玄関だけでなく浴室内にも多数の張り紙がある そして

手軽に貸切風呂が楽しめる!霧島温泉郷

九州温泉巡り中の銭湯千裕です。 実は、九州は全国の中でも温泉が沸いている銭湯が多いらしいです(銭湯検定のテキストにも書いてありました!) という訳で、鹿児島と熊本と大分を陸路で移動しながら、温泉や地元民が通うような銭湯を探す旅に出ております。 まず最初に紹介するのは、霧島温泉郷です。 霧島温泉郷ってどこ?霧島温泉郷は、鹿児島市内からは少し遠いですが、空港からは車で30分くらいなので、空港経由で来る人は空港に着いた後か着く前に寄るのがちょうど良いかもしれません。 「霧島温泉

銭湯を裏で支える職人たち

銭湯では、大量の水を沸かして、最適な温度を長時間維持するために、独特な設備が多く、裏では職人たちが活躍しています。今日は銭湯の裏側についてご紹介します。 煙突屋 銭湯の煙突 煙突の設置、メンテナンス、解体などの工事を請け負うのが煙突屋です。煙突は、薪や重油を使うため誰にでも扱えるものではありません。 煙突掃除のやり方も独特で、体にゴザや麻袋を巻きつけて体を回転させながらほうきで煤を落として行きます。 釜屋 銭湯の釜場(出典: https://karasuma

銭湯雑学まとめ

これを知ってたらあなたも銭湯マニア?な雑学特集です! 石けんの歴史 お風呂には欠かせない石けんですが、現在のような石けんが広く使われるようになったのは明治時代からです。 江戸時代は、一般の人々はヌカなどを使っていました。 石けんの元祖は、「シャボン」です。シャボンの由来は、スペイン語「Xabon(Jabon)」が訛ったポルトガル語の「Sabao」から来ているという説が有力です。 16世紀のヨーロッパでは、石けん工業が最盛期を迎えており、一方日本ではポルトガル船が種子

銭湯で出会えるレトロ風景

今でも、昔ながらの銭湯に行くと、普段はあまり見かけないレトロなグッズたちが現役で活躍しています。最近では、レトロなものがかわいいと言われたりもするので、ぜひ昔ながらの銭湯に行ってレトロを感じてみてください。 今回の記事では、銭湯におけるレトロ風景・グッズを紹介します。 のれん のれんは、東京では短く5つに分かれており、関西では長く2つ〜3つに分かれているという特徴があります。 この違いは建物の構造から来ています。 東京の銭湯は、のれんをくぐると、広い玄関スペースがある

広告収入で富士山を書く?銭湯における広告システム

銭湯でよく見かける富士山の背景画は、広告収入を元に描かれていたという歴史があります。 また、「ケロリン」と書いてあるプラスチックの桶も、広告です。 この2つについて紹介します。 富士山の背景画誕生秘話 富士山の背景画は、大正時代の東京で生まれました。東京千代田区の猿楽町にあったキカイ湯が大正元年(1912年)に増築することになり、2代目の東雄三郎さんのアイデア壁に描いたら子供が喜ぶのではないかということで実行されました。 ちなみに「キカイ湯」というのは、当時では珍しい汽船

独特な銭湯の建築様式

銭湯には、独特な建築様式があります。ひとつひとつ見ていきたいと思います。 宮造り 宮造り銭湯有形文化財の燕湯 関東大震災後に、宮造りというお寺のような外観の銭湯ができました。関東大震災で多くの銭湯を焼失した東京墨田区で、銭湯の建設依頼を受けた津村亨右氏は、宮大工の技術を持っていたので、多くのお客さんにきてもらうため、今までにない銭湯を建てようとなったのがきっかけです。 それが評判を呼び、東京に次々と建てられました。 宮造り銭湯の屋根は、唐破風(からはふ)になってお