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銭湯千裕の風呂マガジン

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東京を中心に、銭湯旅日記、銭湯の魅力、銭湯コラムや豆知識を発信します!【銭湯サイト】https://sentochihiro.tokyo 【Instagram】https://i… もっと読む
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#銭湯コラム

銭湯経営の裏側を知って、いいお客さんであろうと誓った【#働き方体験ツアー】

今月、東京都浴場組合が主催する銭湯働き方体験ツアーに参加してきました。 詳しいレポートは、メディア「東京銭湯-TOKYO SENTO-」の方でまとめましたので、こちらも併せてご覧ください。 イベントでは、銭湯の裏話をたくさん聞くことができたのが、とても良かったです。 話を聞いたのは、立川の梅の湯のオーナーであり、この度府中の桜湯をオーナーとして引き継いだ、佐伯さんです。 佐伯さんは、桜湯の復活のためにやったことを赤裸々に語ってくださいました。 銭湯の建て替えがどれだけお金

「銭湯は温泉じゃない」という誤解を解こう

「銭湯が好きです」と言うと、「温泉は?温泉とは違うの?」といった質問を受けることが多くあります。 でも、銭湯好きからするとこれってハッキリ言って愚問です(笑) 「いや、そもそもだね。温泉も銭湯の一部で...」と語りたくなるわけです。 よく、銭湯は湯船が水道水だから温泉ではないということを聞きますが、これは間違いです。 世の中のほとんどの人が、銭湯と温泉の定義がこんがらがってる気がするので、ここで一度整理してみたいと思います。 銭湯の定義まず前提として、銭湯と温泉は概念そのも

「銭湯という異空間」なぜ銭湯はアイデアが湧くのか

こんにちは銭湯千裕ことちーさんです。 おととい、こんなツイートをしたら結構反応がありました! なんと「東京浴場組合」さんにもリツイートいただきました。 銭湯でアイデアが湧くことについて共感の声もいただきました。 そこで、この記事では「銭湯でアイデアが湧く」理由について詳しく書きたいと思います! アイデアが湧くってどんなとき?アイデアってどういうときに湧くと思いますか? これは、私の経験や今まで聞いた話からの推測なのですが、 • 入ってくる情報量が減る • 自分がリ

銭湯・サウナ用語集

こんにちは!銭湯ブロガーのちーさんです。知人より「銭湯のブログなどで使われている言葉がマニアックすぎてよく分からない」という声をいただいたので、ここに来て用語解説の記事を辞書風に書きたいと思います(順不同)。普段から当たり前に使いすぎて、専門用語と気づいてない可能性もあるので(笑)この用語も解説してほしいというのがあれば随時募集中! ホーム銭湯/サウナ(ほーむせんとう/さうな)一番日常的に頻繁に通う自宅近くの銭湯またはサウナという意。銭湯やサウナに定期的に通う人々が使う言葉

風呂好きな腰痛・肩こりの人ほど銭湯に通うべきたった1つの理由

こんにちは!最近腰痛に悩んでます、銭湯ブロガーのちーさんです。 今回は、お風呂が好きだけど腰痛や肩こりがひどい人が銭湯に通ったほうがいい理由を書きます。結論から言うと、痛みは温めないほうがいいからです。 腰痛があまりにもひどすぎて、先日整骨院デビューしました。整骨院では、マッサージなどの施術を受けながら、生活に関するアドバイスももらえます。そこで、このようなお告げをいただきました。 腰が痛い日は、湯船に浸からない方がいいですよ。 え?逆じゃないの?銭湯はどうなってしま

東京銭湯100軒達成!今後の活動の方向性について

こんにちは!IT系銭湯ブロガーのちーさんです。 本日、東京銭湯のスタンプラリー軒数100軒を達成しました! これまではとにかく数をこなすことをモットーとしておりましたが、小杉湯の平松さんにもアドバイスをいただき、これを機に活動の方向性を改めて考えてみました。 IT×銭湯ブロガーとしての確固たるポジションを築く発信する上で重要なキャラ付け。これはその分野でまだ目立つ人がいないところでポジショニングをすることが鉄則です。 私は、大学生の頃からブログ「IT女子ちーさんのweb

1週間頑張ったご褒美に。花金銭湯のススメ

こんにちは!銭湯女子のちーさんです。 1週間仕事を頑張った金曜日、皆さん何をしますか? 私はいろんな銭湯の通い方を試してみて、金曜日に自分へのご褒美として銭湯に行くというのが一番いいというところに落ち着きました。 ということで、この記事では、花金銭湯のおすすめ理由についてご紹介します。 仕事疲れのサラリーマン必見です! 花金銭湯おすすめ理由①疲れがとれる1週間仕事を頑張って思うこととしては、やはり「疲れた」「休みたい」ではないでしょうか。 銭湯は、身体の疲れを取ると同時に精

小杉湯での一日番頭体験はメリットだらけだった

こんにちは!最近、「#銭湯再興プロジェクト」に加入した銭湯大好きちーさんです。 今週末は、銭湯再興プロジェクトの初めての活動として、小杉湯でお手伝いをさせてもらいました。お手伝いは、銭湯再興プロジェクトのFacebookで募集されていました。 1日目は来年秋にできる新しい施設の建設に向けた片付け、2日目は銭湯開店前の下準備です。 この2日間、銭湯経営の裏側を少し体験して、好きなサービスを提供する側をちょっとだけ体験してみるということに大きなメリットがあると感じたので、そ

冬こそ銭湯に行くべき3つの理由。湯冷め対策も。

こんにちは!銭湯女子のちーさんです。 寒くなってきましたね。もう冬は目の前!という感じですが、この記事では冬こそ銭湯に行くべき理由について述べたいと思います。 冬の脱衣所は寒い冬場の家のお風呂って、上がった後寒くないですか?うちは、風呂場に暖房がないので、せっかくあったまっても、着替えるまで地獄のような寒さを堪える必要があります。銭湯であれば、脱衣所も暖房がガンガン効いているので、お風呂上がりも寒さを感じずに着替えることができます。 冷え対策冬はやはり冷えが気になりますよ

東京の銭湯を勝手に分類してみた

こんにちは!東京銭湯研究家のちーさんです。 いろんな銭湯に通うなかで、だんだんと銭湯の形式のパターンが見えてきて、これはカテゴライズできそうだということで、東京にある銭湯を4つに分類し、マッピングしてみました。 分類軸について軸1:モダン⇔伝統的 軸2:設備豊富⇔シンプル 東京の銭湯は、この2軸でカテゴライズするとうまくいきそうな感じです。 モダンか伝統的かについては、浴室内の清潔感、使用感に基づきます。銭湯は毎日清掃してるので、すごく汚いということはないですが、タイル

いつでも銭湯に行ける!銭湯7つ道具

銭湯7つ道具 こんにちは!銭湯千裕です。 私は普段持ち歩いているリュックに、思い立った時にすぐに銭湯に行けるよう、銭湯道具を持ち歩いています。数えたらちょうど7つでした! これさえあれば、仕事終わりに「疲れたなぁ」という時、たまたま近くに良さそうな銭湯があるときにいつでも銭湯に行けます。 こちらの記事に書いたように、まぁほとんどの銭湯は手ぶらで行っても問題ないんですけどね!色々借りたり買ったりすると追加コストがかかっちゃったりするので、なるべく安くいつでも行くための常備

銭湯を裏で支える職人たち

銭湯では、大量の水を沸かして、最適な温度を長時間維持するために、独特な設備が多く、裏では職人たちが活躍しています。今日は銭湯の裏側についてご紹介します。 煙突屋 銭湯の煙突 煙突の設置、メンテナンス、解体などの工事を請け負うのが煙突屋です。煙突は、薪や重油を使うため誰にでも扱えるものではありません。 煙突掃除のやり方も独特で、体にゴザや麻袋を巻きつけて体を回転させながらほうきで煤を落として行きます。 釜屋 銭湯の釜場(出典: https://karasuma

銭湯雑学まとめ

これを知ってたらあなたも銭湯マニア?な雑学特集です! 石けんの歴史 お風呂には欠かせない石けんですが、現在のような石けんが広く使われるようになったのは明治時代からです。 江戸時代は、一般の人々はヌカなどを使っていました。 石けんの元祖は、「シャボン」です。シャボンの由来は、スペイン語「Xabon(Jabon)」が訛ったポルトガル語の「Sabao」から来ているという説が有力です。 16世紀のヨーロッパでは、石けん工業が最盛期を迎えており、一方日本ではポルトガル船が種子

銭湯で出会えるレトロ風景

今でも、昔ながらの銭湯に行くと、普段はあまり見かけないレトロなグッズたちが現役で活躍しています。最近では、レトロなものがかわいいと言われたりもするので、ぜひ昔ながらの銭湯に行ってレトロを感じてみてください。 今回の記事では、銭湯におけるレトロ風景・グッズを紹介します。 のれん のれんは、東京では短く5つに分かれており、関西では長く2つ〜3つに分かれているという特徴があります。 この違いは建物の構造から来ています。 東京の銭湯は、のれんをくぐると、広い玄関スペースがある