銭湯・サウナ用語集

こんにちは!銭湯ブロガーのちーさんです。知人より「銭湯のブログなどで使われている言葉がマニアックすぎてよく分からない」という声をいただいたので、ここに来て用語解説の記事を辞書風に書きたいと思います(順不同)。普段から当たり前に使いすぎて、専門用語と気づいてない可能性もあるので(笑)この用語も解説してほしいというのがあれば随時募集中!

ホーム銭湯/サウナ(ほーむせんとう/さうな)

一番日常的に頻繁に通う自宅近くの銭湯またはサウナという意。銭湯やサウナに定期的に通う人々が使う言葉。

例文:私のホーム銭湯は高砂湯だ。


温冷交互浴(おんれいこうごよく)

通称「交互浴」。熱湯またはサウナと水風呂を交互に入ることで血行を良くし、自律神経を整える行為。1往復だけでなく3〜5往復繰り返すと良いとされる。交互浴をすると身体が内側から温まる。高円寺にある「小杉湯」は「交互浴の聖地」と呼ばれている。

例文:交互浴をしたことで全身ポカポカだ。

整う(ととのう)

交互浴をした結果の状態として使われる、自律神経が整ったことで気持ちが良くなり「整った!」と心の中で叫ばずにはいられない状態のこと。頭がスッキリして、謎の幸福感に包まれている状態。

例文:交互浴をして整った後のビールは最高だ。

休憩(きゅうけい)

交互浴中、水風呂が終わった後に浴槽・サウナの外で座って休む行為。水風呂で下がった体温が徐々に戻っていく瞬間が最も「整った」と感じやすい。意外と見過ごされがちだが、交互浴ではこの休憩が重要だ。

例文:私は、休憩中に歯を磨く。

外気浴(がいきよく)

休憩の時間、室内ではなく外で身体を外気に晒す行為。外気浴スペースや露天風呂のある銭湯で実施可。外に出る前に身体についた水滴をよく拭き取るのがポイント。

例文:外気浴ができる銭湯は素敵だ。

ロウリュ(ろうりゅ)

フィンランドサウナで用いられる、サウナストーンに水をかけて湿度を上げることで発汗作用を促すことの意。水をかけた後は、タオルやうちわなどで熱波をサウナ全体に行き渡させるのが通例。

例文:ロウリュサウナは汗がかきやすい。

カラン(からん)

銭湯で身体を洗うための蛇口。語源はオランダ語で「鶴」という意。

例文:カランの前で休憩する。

ケロリン桶(けろりんおけ)

銭湯によく置いてある「ケロリン」と書かれた桶。ケロリンとは、内外薬品の鎮痛剤の名称で、元々は「コマーシャル桶」という名の広告として桶にケロリンが印刷されたものだった。今では、銭湯のシンボルとして多くの銭湯にケロリン桶が設置されている。

例文:ケロリン桶のある銭湯はレトロな感じがして良い。

リニューアル銭湯(りにゅーあるせんとう)

近年改装された現代的なデザインの新しい若者にも人気の銭湯。リニューアル銭湯の多くは今井健太郎氏が設計をしている。東京では、渋谷の「改良湯」、錦糸町の「御谷湯」、久が原の「ますの湯」などが挙げられる。

例文:リニューアル銭湯はキレイで居心地が良い。

ゆっポくん

東京都公衆浴場組合公式キャラクター。頭にタオルをのせている。都内の銭湯でグッズが販売されていたり、都内の銭湯イベントやポスターなどで起用されることが多々ある。

例文:リュックに付けているゆっポくんキーホルダーの評判が何気に良い。

お遍路(おへんろ)

銭湯のスタンプラリーのこと。東京都公衆浴場組合に加盟している銭湯を訪問すると、専用のスタンプ用紙に1銭湯につき1回スタンプを押すことができる。アプリで行うことも可能で、アプリ内のカメラで各銭湯に置いてあるQRコードを読み取るとスタンプを押すことができる。26軒達成で認定証がもらえて、88軒達成でグッズがもらえる。

例文:お遍路のスタンプ目的に1日に3軒も銭湯に行ってしまった。

銭湯検定(せんとうけんてい)

銭湯に関する知識を証明できる検定。2〜4級まであり、4級はオンラインで受講可能。3級以上は試験会場で受ける必要があり、銭湯の歴史や建築を中心に出題される。公式テキストを読み込むことで対策ができる。

例文:銭湯検定3級にあと2点及ばず落ちた。

銭湯図解(せんとうずかい)

高円寺の小杉湯で番頭兼イラストレーターとして活動している塩谷歩波氏による銭湯を上から俯瞰して描いたイラスト。イラストだけでなく、浴室内の細かい解説も付いている。2019年2月に書籍販売開始。

例文:銭湯図解に載っている銭湯を巡りたい。


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