自己満足は悪いこと?

「自己満足」という言葉、ネガティブな意味で使われることが多いと思うのですが、私はもっとポジティブに使ってもいいと思うんですよね。

自己満の先に他者満がある

そもそも、自分を満足させることが出来なければ、他人を満足させることはできないと思います。「シャンパンタワーの法則」って聞いたことありますか?

uatelierさんによるイラストACからのイラスト

シャンパンタワーの一番上が自分、その下が家族、その下が友達や知人、その下が社会・地域・・・と下に行くにつれて、自分から遠い存在・広い存在と喩えます。一番下の社会・地域の人々を満たすには、その上の友達や知人を満たす必要があり、友達や知人を満たすには、自分の家族が満たされてる必要があり、家族を満たすには自分を満たす必要があるという仕組みです。逆に、自分が必要以上に満足していれば、他人の満足は自然と得ることができるということでもあります。自分が満足した先に、周りの人たちを満足させられるということですね。

他者に貢献しようという発想は危険

逆に、自分が満足しない状態で、他者に貢献しようとすると何が起こるでしょうか?そこに待っているのは、「見返りが得られない不満」だと思います。人は、自分にメリットがないが他人のために尽くす行為をすると、見返りを求めてしまうものです。
少し前に、さくらんぼを友達にプレセントした話を投稿しました。

さくらんぼをあげるという行為は、一見自分にメリットがない他者貢献に見えるかもしれませんが、実は私にとっては、親戚から大量にもらったさくらんぼを腐らせてしまう危機を免れることができるという大きなメリットがあったんですよ、というお話でした。
自分が満足していない状態で、他人の満足を得ようとする行為は、見返りを求めて苦しみ、自分自身を不幸にさせてしまう危険な行為なのです。

自己満足は良いこと!

そう考えると、自己満足は良いことじゃないですか?
世間で悪い意味で用いられる「自己満足」は、「他人を満足させられず自分だけが満足するのは良くない」みたいな意味だ思います。確かに、他人を満足させられるに越したことはないので、それはそれで正しいです。
しかし、この表現だとあたかも自己満足が悪いように聞こえます。そうではなく、自己満足は他者満足への第一ステップという捉え方をすると良いのではないでしょうか?
シャンパンタワーのように、自己満足を積み重ねると、いつか自然に他者を満足させられるような人になります。そして、家族や友達の満足を積み重ねていくと、いつの間にか社会貢献をしています。
社会貢献をしたい人は、自己満足からはじめてみましょう。「自己満足」の状態に悩んでる人に少しでも届いたら嬉しく思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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