見出し画像

銭湯は旅を面白くする

今回は、銭湯と旅をテーマに記事を書きたいと思います。
私は今、岡山から東京に戻る旅路の途中にいます。
岡山には、おてつたびというサービスでゲストハウスの手伝いをするために行ったのですが、帰り道は直接飛行機や新幹線で帰るのではなく、関西・中部方面の色んなところに寄り道しながら東京に戻ることにしました。

旅のきっかけは銭湯

関西と中部地方を旅しようと思ったきっかけは、銭湯にあります。

普段東京で銭湯巡りをしている私ですが、関西方面に前から行きたかった銭湯があったので、「銭湯サウナ聖地巡礼ツアー」として、帰り道にそれらを順番に巡ることにしました。

銭湯の面白いところは、日本全国にあるところです。もちろん、都道府県により多い少ないはありますが、主要都市であればほぼ必ず1軒以上銭湯があります。そうなると、銭湯がひとつの旅の目的地になるんです。

旅には目的地が必要だ

旅って、目的地があるからするんだと思うんです。目的地というのは、何かしら自分にとって意味のある場所であるほどワクワクすると思います。
たとえば、今回私は京都から東京の間に伊勢と静岡に行きました。目的は、伊勢の旭湯と静岡のサウナしきじです。2つとも、銭湯・サウナ的には特別な場所であり、そこにはストーリーがあり、だから行ってみたいと思いました。ストーリーの詳細はこちらの記事で。

もし、私が銭湯好きではなかったら、この2つの土地には行ってなかったと思います。特にお金と時間をかけてまで行く理由がないので、直接新幹線で帰っていたことでしょう。銭湯があったおかげで、この旅が生まれたと言えます。

土地を感じられる銭湯という場所

銭湯の特徴として、土地を感じられるというのがあります。
まず、銭湯の水です。銭湯は、土地の地下から水をくみ上げてお風呂にしているところが多いので、その土地の水を肌で感じられるんです。この辺の土地は温泉が湧いてるんだとか、この辺の土地の水風呂はキリッとしてていいなとかそんな感じです。
そして、人。銭湯は、観光地ではなく地元の人たちにとっての日常です。この土地の人たちがどんな感じで日常を過ごしているのかを見ることができます。番台の人や湯船に浸かってる人に話しかけてもいいです。きっと飾らない他愛のない会話ができると思います。

グルメ旅と銭湯旅の融合

とはいえ、銭湯を目的に旅をする人はまだあんまりいないと思います。でも、グルメを目的に旅をする人は多いですよね?「その土地特有の名産が食べたい」という理由で。
銭湯も、土地によって色んな特色があり、その違いを楽しむことができます。コンビニやチェーン店のように全く同じ施設はなく、唯一無二なのです。浴槽の形や種類、壁のタイルや絵、休憩スペースの様子など千差万別です。
なので、個人的にはグルメを楽しむように、銭湯を楽しみながら旅をすることができると考えています。
さらに、銭湯はグルメ旅との相性も良いです。銭湯入るとお腹が空くんですよね(笑)喉も渇くし。食べてばっかりで胃がもたれてきたなぁというときは銭湯に行ってみましょう。少し胃が空くと思います。銭湯後のごはんとお酒は倍美味しいですよ!

旅先に銭湯を取り入れよう

完全に銭湯を目的に旅するのは、相当銭湯が好きじゃないと成り立たないかもしれないですが、他の目的で旅に行ったとしても、その土地で銭湯を探して行ってみるのはかなりおすすめです。旅をしてても必ずしなきゃいけないのがお風呂ですよね。ホテルのどうってことないシャワーを浴びるくらいなら銭湯に行った方が旅っぽくないですか?

旅先のホテルの近くで、Googleマップで「銭湯」と検索してみてください。


遠くに行かなくてもいい

「旅」というと遠出するイメージがあると思いますが、銭湯の場合そんなに遠くに行かなくてもいいと思います。
たとえば、東京では約560軒もの銭湯があります。東京に住んでいても、降りる機会のない駅がたくさんあると思います。週末のプチ旅行として、たとえば黒湯温泉が湧いている大田区の銭湯に行ってみるとか、東京イチ巨大な銭湯鶯谷の「萩の湯」に行ってみるとか、銭湯をきっかけに近いけど行ったことがないところに行くのもひとつの旅だと思います。

ぜひ、銭湯を旅の一部として捉えてみてください。旅がもっと面白くなるはずです!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
主な情報発信はTwitterでやってるので、Twitterフォローしてもらえると嬉しいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?