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9/23【#高架下芸術祭】イベントレポート

昨日、高円寺・阿佐ヶ谷で開催された「高架下芸術祭」にふら〜っと行ってきました!

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「行くだけではもったいない!せっかくなのでブログのネタにしよう!」というブロガー精神のもと、勝手にイベントレポートを書きます。

私が参加したのは、9/23のイベントの12:15~13:00のトークライブです。

高架下芸術祭とは?

「高架下芸術祭」は、「ジェイアール東日本都市開発」と高円寺の銭湯「小杉湯」が共同で9月から11月にわたって開催する芸術祭です。

高円寺〜阿佐ヶ谷にある、JR中央総武線の下の空間、行ったことありますか?
その場所は、「高架下」と呼ばれており、高円寺側は比較的静かな空間、阿佐ヶ谷側はお店などが立ち並ぶ賑やかな空間になっています。
今回、高架下芸術祭の会場となっている「高架下倉庫」の近くには、ジェイアール東日本都市開発がリノベーションしたおしゃれなアパート「高円寺アパートメント」もあります。

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トークイベントでは、以下5名によるトークセッションが行われました。

・ジェイアール東日本都市開発 岡さん
・小杉湯番頭兼イラストレーター 塩谷さん
・ジェイアール東日本都市開発 大竹さん
・小杉湯3代目 平松さん
・小杉湯番頭兼マリンバ奏者 野木さん
・小杉湯番頭兼劇作家 中島さん

岡さん「高架下の暗いイメージを変えたい」

岡さんのセッションでは、高架下におけるイメージ改革の取り組みの動画から始まりました。

高架下にテントを張って、一晩泊まっちゃおう!というなんとも斬新な企画。
このイベントのワークショップで生まれたアイデアが、今回の「高架下芸術祭」に繋がりました。

塩谷さん「カオスで魅力溢れる高円寺を描きたい」

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先日、銭湯図解を出版した塩谷さん。

銭湯図解を出版したことで、「自分は、アマチュアではなくプロなんだ」という意識が芽生えて、イラストで勝負に出たいと考えていたそう。
「銭湯の次に何を描きたいか?」そんな時にふと思ったのが「高円寺を描きたい」。
高円寺は、約3年住んでおり、カオスなところが好き。
特に、この「高架下」の雰囲気は、初めてみた時から虜になった。

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そこで、「高円寺の高架下を絵に描きたい」ということを小杉湯3代目の平松さんに伝えたところ、平松さんがたまたまジェイアール東日本都市開発の岡さんと知り合いだったので、その縁で繋がり、今回の「高架下芸術祭」を共同で実施することになったそうです。
高円寺は、アーティストが集まる街でもあり、小杉湯の番頭として働いている人たちもとても個性的。
劇作家やお笑い芸人も番頭として働いており、そういう人たちとのコラボレーションでいい芸術祭が作れるんじゃないかと思ったそうです。

大竹さん「コラボレーションで知るきっかけを増やす」

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ジェイアール東日本都市開発は、地域の魅力を引き出してその地域の盛り上げるための都市開発を行なっています。
ハード面だけでなく、コミュニティ作りなどソフト面も重要です。
しかし、場所を提供するだけでは、イベントとしてのインパクトは足りず、せっかくイベントを開催しても人が集まらずに終わってしまいます。
そこで、知名度のある人とコラボレーションすることにより、街の魅力を知るきっかけを増やしていくということを、今回の芸術祭で実現しようとしています。

平松さん「銭湯は、ハードからソフトへ」

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今、銭湯はどんどん数が減っています。
ピーク時は、セブンイレブンの軒数に並ぶ2700軒ほどあった銭湯も、家庭風呂の普及により、今では500軒弱となりました。
銭湯は今、事業転換の時期にさしかかっています。
家庭風呂がなかった時代は、人々の生活を支えるインフラの役割でしたが、今は、精神面やコミュニティ要素など、ソフトの面を支える役割に変化している。
そして、この高円寺は、場所柄アーティストが集まりやすいところでもあり、小杉湯の番頭たちと一緒に、芸術祭を開催することになりました。

野木さん「高架下のマリンバは異次元の響きです」

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野木さんは、マリンバという打楽器のプロの奏者です。
演奏の様子は、こちらから!

マリンバを演奏する場として適しているのは、「天井が高いところ」。
ということで、マリンバのライブ会場として小杉湯に辿り着きました。
そうこうしている内に、小杉湯で番頭として働くことになり、今に至ります。
高架下でのマリンバのリハーサルで驚いたのは、「響き方が全然違う!」ということ。
高架下は、銭湯を超える異次元の響きを魅せてくれるそうです。
高架下芸術祭では、マリンバの演奏も何度かあるので、ぜひ聴きに来てください!

中島さん「高円寺の豊かさを表現したい」

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中島さんは、小杉湯の番頭であり劇作家や俳優の活動もしている方です。
昨日は、「演劇ワークショップ」も主催していました。

高円寺で様々なバックグラウンドを持った人に出会い、刺激を受け、そこで感じた豊かさを演劇で表現したい。
11月2日のグランドフィナーレでは、高円寺から高架下までの道のりを演劇で表現した作品を上映するそうなので、お楽しみに!

あとがき

ほんとに気まぐれで参加したのですが、想像以上に面白そうなイベントになっており、これからが楽しみな感じでした!
トークセッションのあと「高架下でできそうなこと」というワークショップでアイデア出しをしました。

広くて屋根があって静かなこの空間では意外といろんなことができるんだなぁと思いました。
冒頭であった、テントで泊まるっていうやつ、もしまたあったら参加したいです!
平松さんの話にあった「銭湯はソフト面を支えるところ」というのは、まさにそうだなと思っていて、私も家にお風呂はありますが、精神的な部分はだいぶ銭湯に支えられていると思います(笑)
毎度、銭湯としてイノベーティブな取り組みを見せてくれる小杉湯。
今後、銭湯が主催でこうした大規模なイベントを開催していくことも増えていく未来がありそうです。


高架下芸術祭は、これから11/2まで毎週のように楽しいイベントを開催していくようなので、公式Twitterを要チェックです。

各イベント、無料&予約不要なので、私も「なんか今日暇だな〜」というときに、またふら〜っと行こうかなと思います。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
主な情報発信はTwitterでやってるので、Twitterフォローしてもらえると嬉しいです。



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