笊(ザル)はケンカなんかしないもんね
のび太「じゃ、聞くけど、こじかとおやじか大きいのはどっち?」
ミクロス「ググ、おやじか」
のび「ブーーーーーーーー残念でした。こじか」
ミク「え?!どうしてどうして?」
のび「だって、おやじかはは蚊のオヤジ、こじかは鹿の子供、鹿の方が大きい に決まってるじゃないか」
のび「大ざると子ざる、ケンカさせたら、どっちが強い? 」
ミク「ググ、もちろん大猿!待てよ、今度は引っかからない!小猿!」
のび「ブーーーーーーーー笊(ザル)はケンカなんかしないもんね」
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「サイエンスか?それともアートか?」
今日お越しにお客様にこんな質問をいただきました。
「脂肪冷却って、身体を冷やすと思いますが、通常ダイエットっていうと体を温めるってよく聞きます…体を冷やしてしまうから、脂肪冷却は良くないんですか?」
確かにね。
温めろって言ったり、冷やせって言ったり…
お客様からすれば、どれが真実か分かりづらいですよね。
一応、ご存知ない方もいらっしゃると思うので言葉の説明を…
脂肪冷却とは?
脂肪細胞を凍らせて破壊する施術のことです。
実は、脂肪と水では、水は0℃で凍りますが、これに対して脂肪は4℃で凍り始めるといった氷点に違いがあります。
これをクライオ・リポライシス理論といいます。脂肪を減らしたい部位を機械で吸引しながら4℃で一定時間冷却することで、皮膚組織にはダメージを与えずに脂肪細胞だけを凍結させて破壊することができます。一度破壊された脂肪細胞は老廃物として体外に排出されます。
ちなみに、これは医療行為に該当します。
ここで重要なのは、脂肪冷却という(機械による)施術は、あくまでも脂肪細胞を冷やすもので、身体全体を、冷やすものではありません。
そう、サイエンスの世界。
でも、エステティックは往々にして法則性や原理に落とし込めず、効果が0のこともあれば、まだ見ぬ効果が出ることもある…
そう、『測れない』もの。
そして、その測れないものを生み出せるのもまた、人間の不思議。
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先日、あれは食事かな?なんだっけ?
忘れましたが、待ち合わせをしました。
すると、どうも仕事が長引いたようで、予定していた時間を少し回ってから
「思っていたより長引いてごめんなさい」と連絡がありました。
相手の方は、私と同じようなセラピストさんです。
あ、もちろん遅刻を正当化しようとかいう話ではありませんよ。
そう、そうではなくて、
施術(対応)をする方も”人間”であれば、施術(対応)を受ける方も生身の”人間”。
一つの法則に落とし込んで杓子定規にできるものではないってこと。
逆に、そういう対応をしていると、5分で終わる人もいれば、1時間かかる人もいて、
長ければいいとか短いとダメではなく、
あくまでも、その人の望むものに近づけたかどうかが、評価ポイント。
もちろん、世の中はどんどん便利になり、ITやテクノロジーやAIなども含めた科学の進歩により、”人間”がやらなくてもいいことって増えています。
それでも、そんな血の通って”人間”にしか出来ないことがまだまだたくさんあるから、いや、なんなら、人間がやらなくていいことと、人間しかできないことの融合が、
素晴らしい未来を作るのかなって。
そう、ドラえもんの鉄人兵団でいえば、このシーン。
「「人間のすることってわからない。どうして敵を助けるの?」
地球人を奴隷にしようとしているロボットのリルルからのその論理的な問いかけに、しずかちゃんは笑顔でこう答えます。
「ときどき理屈に合わないことをするのが人間なのよ」
泣く…
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「エステティックは、サイエンスではなく、アートである。そして、人間を笑顔にするエンターテイメントである。」
人間は、どんどん自分達の便利を生み出していって、
合理性や論理的思考を追求してきました。
もちろん、それが今の発展の
下支えであると思うと、感謝すべきだなって思います。
でも、これだけ満たされた国・日本において、
自殺や誹謗中傷が減らないのはなぜでしょう?
合理性や論理的思考では解決できない何かが人間の幸せを阻んでいるのだとすると、
その解決し得ない矛盾すらも、解決しようと努力すること自体が人生であり、
矛盾をまとってこそ人生は美しいのかもしれません。
♪わたし わたしが不思議
とても わたしが不思議
わたし わたしが不思議〜
本日は、「あのですね、ドラえもんの鉄人兵団って、リメイク版が出ていて、でも、そこには、冒頭ののび太とミクロスの掛け合いは削除されています。それでは、藤子先生の真髄が伝わらないじゃないか!つまらない。(他の良さもあるでしょって)」ってお話でした。
学び:私のブログこそ、合理性0。それでも、藤子先生が好きだから、非合理の中を生きていく覚悟が私には、ある。←一緒にするなと言われそう。
おしまい
chihiro
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