待ちに待った、最終巻。堂々完結。
発売日に速攻ゲットして夢中で一気読みし、２周目でしみじみ堪能。
本当に終わってしまった、という切なさと、さみしさと、チナちゃん、イズミ、みんなみんな、ありがとう、という胸いっぱいの気持ち。

表紙にこれまでのすべてが込められている、と、各エピソードが走馬灯のように脳内自動再生されていきます。
（あの指輪が描かれていることも感涙。一度は捨てようとしたこともあったんだよなぁ……と）

チナちゃんの、泣いた夜も、悩み苦しんだ日々も、先の見えないゴールを目指す不安も、ひどく怖い目にあって眠れなかったあの日も、ぜんぶぜんぶ、この目で見てきた!!　あの日々があったからこそ、今日の日のチナちゃんがある。
そしてたどり着いた、宝石箱!!
しかもこれはまだ完成品ではなく、まだまだ途上。
これからも磨かれて、さらに高みに向かう、チナちゃんとみんな。

人生がまるごと音楽性になるタイプのチナちゃん。
紙面から、チナちゃんの新しい声が聞こえてきそう!!

いつのまにか、チナちゃんと一緒に泣き、笑い、どんどん集まっていくステキな仲間たちに元気をもらってしまう、極上の読書体験に時間を忘れてしまいます。

関わったアーティストたちがチナちゃんの影響を受けて大きく飛躍していく姿も、物語の楽しみ、大きな軸のひとつ。（ミチ＆ハルも服飾アーティスト）
まさにチナちゃんの創造、生き様は、虹のかけはし。

最終巻でいよいよ集中深度が深くなり、音楽、創作のゾーン体験に突入していきます。（この至福。わくわくが止まらない）

強すぎる個性の天才集団、作曲者３人（!?）
伝説のバンドとなって、後世に伝わりそうな予感、きっと叶えられるイズミとチナちゃんのセッションの未来予想図もはらみつつ、終幕。

みんな、みんな、ありがとう。キャラ全員大好きです。
オトヨシ先生、この物語を描いてくれてありがとう!!
もう感謝しかない、最終巻でした。

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