オンラインカウンセリングの意外な良さ

オンラインカウンセリングって、顔が見えないから、効果がないのでは?カウンセリング業界では疑問視されることなのでは?

そんな私も当然のごとく感じていた問いに対して、私の中では、これまでの積み重ねから、「いやいや、オンラインカウンセリングだからこその意外な良さがちゃんとあり、だからこその効果がちゃんとある!」と確信の芽(目)が生まれている。

どこの誰かわからないからこそ、安心して開示できる

 まず、cotreeには顔を出さずに声だけでやり取りできる通話カウンセリングがある。顔が見えないことで、だからこそ話せることがある。匿名だからこそ本音が話せるように。顔が出ないから、どこのどんな人か素性がわからないからこそ、本当の自分が安心して出せるのだ。そこに本当に大事なことが含まれていることが多い。

それは、今のSNSはじめ、ネット社会でも起きている現象なのではないだろうか。

人は、顔を出した途端に、社会的役割や立場として身を置いた時点で、ステレオタイプや印象論が勝手に暴走し始めることもある。

あ、この人なんか合わない。ちょっと嫌かも?負けたくない。あ、負けた。すごいと思われるように、褒められるように、望まれる言動をしなくちゃ。年下?年上?なんて答えよう、なんて答えるのが正解なの?とにかく合わせなくちゃ。

時には相手への配慮という形から、望まれるべき言動に自分を合わせてしまうことも起こりうる。コンプレックスを刺激されることもあり得る。

そんなしがらみが急に生まれてしまうこともある。無意識のうちに。

その無意識を扱うことも、カウンセリングの醍醐味でもある。その知らず知らずの葛藤に、何が含まれているのか、どんな意味があるのか。それを探っていき、大事にアプローチしていく考え方ももちろん大切である。


でも、今の時代・・・ネットで気軽につながれる時代。

実は、顔と顔を合わせないほうが、どこの誰かわからないほうが、匿名であるほうが、どこの誰かわからないけれど確かにここに存在する者同士の方が、本音で語り合うことも可能なのである。

だからこそ、本音が言える。普段、自分が背負っている社会的圧力を下ろして、ただそこにいる、ありのままの自分を出せることもある。

だからこそ、安心して、本当の自分をさらけ出せることもある。

そうやって、本当の自分の感情、思考を、どこかの誰かのような心持ちで、自分を知り、自分を客観的に見ることもできるし、だからこそ、自分を受け入れることができる可能性もちゃんとある。

カウンセラーにとっても、特別やりづらさは感じない。顔が見えないからこそ、声や文字以外の情報はないからこそ、でもだからこそ、ありありとその方が感じられたり、イメージが自由にわいて、どんどんその方を感じることができるようになってくる。

目に見える印象で決めつけないで、こちらにわいてくるイメージに身をゆだねながら、大事にしながら、そこに存在しているその方に真に寄り添うこともできる。

見えないのに、同じ感情を感じたり、その方の感じ方でその人らしさを感じることもできる。

それこそ、適度な距離で、人と人がつながり合えることでもあるし、共鳴していることでもある。

日常の中で伴走してもらえることの心強さと強み

 さらに、パートナープログラムメッセージを介したやり取り)になると、日常の中で適度に寄り添ってもらえることで、その方自身の心強いパートナー=伴走者と出会えることとなり、その方が自分と適度な距離感をもって付き合えるようになったりする。それは自分を振り返り、思考と感情を整理し、自分の本音に気付いて、それだけで癒されたり、救われたり。自分の気持ちを認められたり、自分と同じ感情を感じてもらえたりするだけで、パワーがわいてきて、自然と肯定感や自己受容が高まったりする。自分勝手な苦しみまくるしかない負のスパイラルに追い込まれる前に、整理をすることもできるし、なんならその原因や背景を紐解いていくこともできるし、そして、自分を客観的にみることができるような習慣や自分との向き合い方という工夫を一緒に見出していけたりする。

それも、日常の中で繰り返し、繰り返し。

何度も何度も。揺れ動いても、揺り戻しがあっても。それもとても自然なことで。

どんな自分でも否定されないありのままの自分の居場所がここには保証されていて。

立ち止まっては、気付き、許し、受け入れていく・・・

日常に寄り添うことの利点はここにあるのだ。

「今ここ」という一瞬の勝負と、またわかり合えるという希望

 カウンセラー(少なくとも、私という人間は?)は、確かに一瞬一瞬の「カウンセリング」という時間=「今、ここ」に全神経を集中させ、全力を尽くしている。それでも、別個の人と人である以上、思い違いやすれ違い、感情の交差は起こりうる。自然なことでもある。

そこを扱っていくこともとても大事な作業であるが、それが今のcotreeのシステムでは大変やりやすい側面がある。

毎日のメッセージを介したやり取りの中で、またセッション後のノートのやり取りなどでも、さらにダイアリー機能でも、その先のやり取りは続いていきやすいし、発見もその度に生まれていく。変わらず意思疎通をしていこうとする態度がそこにあるだけでも、どんなあなたでもあなたで尊重したいという心づもり(真意)がそこにはあって、すれ違いの中からまた分かり合える感覚、わかり合おうとする努力、色々な相互作用が生まれる可能性があるのだ。

ビデオカウンセリングのもちろんの効果

 ここで、もちろん顔と顔を合わせたビデオカウンセリングの効果は言うまでもない。

どこにも行かずとも、カウンセラーとクライエントが同じ場にはいなくても、いつでもどこでも、対面カウンセリングと同じ形のカウンセリングを受けることができる。

そこには、ネット上であったにしても、ほぼ対面と変わらない、人と人との相互作用がちゃんとあって、そこから生まれるあたたかみを感じられたり。

人と人が対峙することで得られる情報も、言葉にしなくても伝わるものも、ちゃんとある。

どんな使い方であっても、あなたを支えるツールであり得ること

 顔を合わせたカウンセリングでも、顔を合わせず声だけのカウンセリングでも、文字だけのカウンセリングでも、そこには、あなたに合ったカウンセリングの方法があって、それは自由に選択することができる(カウンセラーを選べることも、ものすごく画期的!!)。

あなたに合うように、使い方をカスタマイズすることもできる。

顔が見えないと不安になる人、逆に顔が見えると緊張してしまって本音が言いづらくなる人、話すよりも書くほうが内省しやすい人・・・もちろん人それぞれだ。

選んでいいの、あなたのためのものだから。あなたが使いやすいように。

ダイアリー機能でセルフモニタリングするだけでもいい、教材やワークで心理学的知識を取り入れながら自分を知っていったっていい。困ったときはこういう場があるんだってことを知っているだけでもいい。

使い方次第で、かなり自分をサポートしてくれるツールになるはず。

そう、要はありのままね(*^^*)

人間に完璧なことはないし、つらい気持ちを完全に排除することはできない。

ありのままの自分で、ありのままに使っていい

ありのまま、自分を受け入れるという方向性を大事にした時、これほど支えになるツールはありがたいことそのもののように感じている。

私自身も、この場にいながら、このツールの有効性を肌で感じているファンの一人でもあるのだな。

(言語力がない上に、話も飛躍していて、恐縮ですが・・・ありのまま(*^^*)笑)


読んでくださって、ありがとうございました!!

今日という日も、あなたがありのまま、過ごせますように☆彡

それでいいよ~、それでいいんだよ~~(*^^*)


cotree advent note 82日目です!すごいなあ(*^^*)



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