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いざ 2.50€のフェリーでシチリアへ!

開き直ってシッラのビーチでこころゆくまでゆっくりした私とカウチサーフィンの若者ロッコ。

(こちら六月からの一人旅マガジンなのでそこからずーっと「続く」かんじで書いてます。この記事だけ初めて読んだ人ごめんちゃい)

夕暮れまでビーチで過ごすと、それからそこから見えた丘の上の街や旧市街っぽいところの散策に出た。

顔から下は猫じゃなかったりして。
結婚フォト素敵
猫だらけ
ボルにも少し似てるけど少しダークな印象がよりファンタジーっぽい
魔法使いだらけのパブありそう
きれいなリゾートよりこの雰囲気すき

完全に日が暮れてくるともうファンタジー映画の中のような、ちょっと違う次元の生き物が暮らしていそうな雰囲気の町に入り込んだ。

どんどん海と建物が近くなり、家の窓の下に海があったりして、暗くて静か。冬は寒いだろうけどここに住む絵本のような暮らし、すごくいいな。

そのあと軽く夜ご飯に魚のサンドイッチ食べようぜ!ということになりロッコがたまにいくサンドイッチやさん。

シンプルな魚サンド
!!

ここでカラブリア唐辛子をお願いしてみると、これがひとかじりで痛さがなかなか引かない激辛唐辛子だった!!これがカラブリアの真の力ですか!!🔥

ついにこんなものを出してくるお店が… さすがに私もチビチビかじってヒーヒーするのを楽しんでたけど、顔汗がぶわっと。笑

それを見ていた辛いものが苦手なロッコはキャッキャと笑って、その唐辛子ぜんぶ食べたらこの夕飯(とビール)は奢ってあげると言い出した。いうよね〜。…食べますとも!!

痛いほどの辛さは通常時間をかけたら慣れてくるんだけど、その状況じゃあまり時間はとれなかったから、サンドイッチを頬張ったあとに残り三分の一くらいの唐辛子も一気にモシャモシャ食べてやった。

燃えた。


体温急上昇🤪

効きすぎではあるけど元々この刺激が好きではあるから悶絶しつつもちょっぴり幸せ。そしてタダ飯げっと!あざーす!若手芸人さんくらいたかがサンドイッチとビールの為に身体を張る女33才。


よっぱらいゴキゲンに最高な気候の海のそばの夜を楽しんだあとはロッコが暮らす一軒家へ。
昔は家族で暮らしていたみたいで地上階にはビリヤードとか置いてあって、2階には冷蔵庫やテーブルとロッコのベットやソファ。
そして三階はハイジの屋根裏みたいに天窓と窓と大きなベット、奥にもう一つベット。

すべての階がホールのようにだだっぴろくなんの仕切りもない一部屋ずつ構造でおもしろい。
私が借りる3階にも専用のシャワートイレとバスタブまでついていて、「ずっと使ってないから古くて汚いから掃除しなきゃ」と言ってたけどそれでも十分素敵空間だった。

起きたら朝日が差し込んでいて、風も涼しくそよそよきて最高だった。なんて気持ちの良い家。

やっぱり若い子はどれだけ楽しく飲んでひっついてオープンに過ごしても、下心的な雰囲気はまったく見せてこないしトライしてくるかんじもなくて心地よい!

高い声でキャッキャと笑うし出会って間もないのに親友みたいに楽しいから、このかんじゲイかもなーってなんとなく思ってたんだけど何度か元カノ達の話をしてたからそうでもないらしく、よくある若い世代のオープンなクラスメイト的なやつだった☺️ 

どの国でもおじさんのほうがガツガツしててしつこくて、若い子のほうが上品というかマトモというか相手の気持ちに繊細な場合が多いと思う。勿論個人差があるけどこれほんとにそう。

おかげでこの日も家でもビールくれてワイワイ楽しく話していたけど眠くなったらいつでも好きに上に行って寝てね!て言ってくれて、
あがってくときにオヤスミ〜って言い合ってからは私が翌朝降りて行くまで下の階もとてもしずかで、ぐっすり快適に眠ることができた。
今回の旅中にもいろんな良い友達に出会ってるなぁ。

翌朝、紅茶をいれてくれて、ビスケットも簡単な朝食しかないけどーって言いながらくれて、
24時間フェリーが出てるというほうの港に送ってくれた。

フェリー乗り場につくとちょうど船に車が並んで乗り込んでいて、待ってる人たちにチケットはどこで買うの?と言ったら海を渡った後に向こうで出る時に買うんだよ、って。それは珍しい!
そこで渡ったあとに財布忘れててチケット買えなかった人なんかはまた次の便でこっち側に戻ってくるってこと?笑

そのフェリーのチケット代も2.50€だったのも、イタリアで他のフェリーは高かったから意外だった。観光船じゃなくて普通に地元の人たちの交通手段だからなのかしら、近いし。 

ロッコの話だともっと前は無料だったらしい。なのに今は車ごと渡るのは結構高いし、だからもう橋を作ろうって地元の人たちも賛成してお金を出したのにまだ出来ないからそれも問題〜 みたいなこと言ってた。

朝からきれいな海に癒されながら船に乗り込み
ついにシチリアへ!


すぐに到着して、到着したところに駅の改札みたいな出口とチケットカウンター。そこでチケットを買って自動改札にかざして出る。なるほど。


そこからとりあえずパレルモ行きのバスが出る中心部に行っちゃってから近くをぷらつきたかったのでトラムで移動。
イタリアは運転手から車内で購入できない場合が多くて近くのタバコ屋さんとかでチケットを買う。

けどそこでもタバコ屋さん見つけて買おうとしたけど「今ないの〜。トラム乗っちゃってから、あっちのタウンで買って」と言われた。え、それ意味あるん? またさっきのフェリー方式??

よくわからんけどもういっか、とそのままチケットもたずにトラムに乗って、降りてからも改札があるわけでもないから結局買ってないけども。 

町までくらいチケットなくても気にしないで、それ以降も乗るなら向こうで買えば?ということだったのかな🤔 
なんせ移動終了したので良しw

シチリアの玄関 メッシーナです。

移動日だからボストンバック持ったままなのでトラムを降りるとまず可愛いレストランを見つけて、

そこが12:00からランチスタートでまだ準備中だったからあとで食べにくるから荷物置いとかせてーってお願いして「勿論よ!」と言ってもらえたのでレジの奥に置かせてもらい身軽になって近くの散策^_^ 
このへんのスタッフのフレンドリーさもすでにシチリアを感じる。

綺麗な町だった!さわやかな海の町。 
そして美味しいと噂の名物料理やドルチェがたくさん。 14:20にはバスに乗らないとだったから名物ぜんぶ食べるのは無理そうだったけど。

到着の時間がちょうどよくて全然知らなかったけど大きな教会の金がなるときの仕掛け?人形たちが動きだすのも見られた。

1番上のライオンが動いて、3回吠えて、その次の鳥も動いて3回鳴き、そのあとも下の枠の人々の頭上を鳥が飛んでいたり一人一人回ってきて神父さんみたいな人にお辞儀をして進んでいったり…とてもゆっくり動いていた。
なにかの物語なのかな?

たくさんの観光客がカメラかまえてこれを待っていて、動くのとアヴェマリアの音楽が終わると拍手していた。


1時には荷物を置かせてもらってるレストランに戻ってランチにした。

オリーブオイルをいれてる缶もかわいい

シチリアワイン、グラスとデカンタの値段が1€しか変わらなかったのでデカンタで白をもらう。癖が少しある南っぽいワインは酸味はあんまりなく、好み! 
美味しくてバスの時間に帰りたくなくなっちゃいそうー!

パスタは地元の田舎料理みたいな伝統的なものを頼んでみた。ナスやたまごが混じり合ってて、そぼくな見た目だけどこれはかなり美味しかった。量もだいぶあったけど味わい深くて飽きずに完食。そのあいだにまたチリをもらったんだけどここも「本当に辛いのにして」って言って2度目にもらった唐辛子がすごかった。すこしパスタソースに混ぜておいただけで触れてた部分がハードな辛さになるレベル。
「これ、本当に辛いじゃん!」って喜んで笑っているともってきてくれた陽気な人が「だから言ったじゃん!」って😂

そのあとも「何日までシチリアにいるの?」「まだ数日いるなら町を店に色々連れて行けるのに!」「今日離れてしまうのかーなぜだーまた戻ってきてね」と色々話しかけてくれて
やはりシチリアフレンドリー♪だった。


まだ街全体を見れてないから後ろ髪引かれつつ無事にバスに乗るとまたしばし世界の車窓から〜な旅。パレルモまで2時間半くらい。

このバス乗り込んだ時、水を買っておくのを忘れてて、
暑かったし2時間以上水無しは地獄だーと思って(激辛唐辛子付きの食事とワインのあとで尚更喉が乾いてた)運転手さんに、
「水は買えませんか?喉が渇きすぎて、私はほとんど死んでいます」
とイタリア語に翻訳した画面を見せたりして水を求めたら、ぼくのならあるけど…コップもってる?って大きなペットボトルを運転席から取って見せてくれて、コップはないやと言ったらボトルのインド人飲みで飲めるか?と。オーケーオーケーありがとう!とペットポトルを口につけずに飲ませてもらった。 助かったー☺️

公共の乗り物は一応ルールでマスクをしないといけないチェックを入り口でしてるんだけど、自分の水もくれちゃうくらい実際は気にしてなくて乗り込んだあとは自分もマスクはずしてたし、お客さんたちに注意したりすることもなかった。

左には山や村
右側はずーっと海



ところでピンときてない人いたら「インド人飲み」はペットポトルをラッパ飲みするときに口にあたらないように上を向いて離れたところから流し飲むやつです。
口をつけたら触れたところから中の水にも雑菌が入るけどインドの気温だとそれが数分でとんでもない数に増殖して危険な水になるから皆口をつけずに飲んでいることからそう呼んでいます。

海の絶景をいつでも見られる車窓の旅を終えて夕方になるころパレルモに到着。

あ、エネルギーすごいー!
街なんだけどちょっとゲットウな汚い感じもあって活気を感じる。おもしろい。

そこでやっとカンノーリを食べ歩き。

ドルチェ。スイーツです。
クッキーみたいにカリカリな生地の中になんかチーズっぽい味がする甘いクリームが詰まったもの。これどうせ食べるなら美味しいと評判の店に行けばよかったけども、空港に行く時間までもうそんなにないからとりあえず散策しながら通ったお店でテイクアウェイ。

これもクッキー部分も含めて美味しかったけどやはりスイーツ…アイスの時と同じ二度目の反省をすることになる。私にはスイーツはどうしても多すぎる。甘いものをそんなに何口も食べれない!
まぁなんでも試してみたいからしかたないんだけど…せめてハーフプライスのハーフサイズがあればなぁ。

ここの教会すごかったなぁ。
ごてごての立体感ある装飾が美しくて!

ここも大きさに圧倒されたし、、
近距離にも見所がつまってた。

あー飛行機、あと1日でも遅ければな、足りない足りない!なんなら10月戻ってきたい。南!

パレルモの中央駅からは空港行きのシャトルバスも結構な本数でていて、フライト1時間ちょい前くらいのちょうど良いのに乗って無事に飛行機に乗り込むことが

できましたー🥳✨ 乗り過ごさなかった!

12日にナポリに入ってからなんとなく、いろんな縁で、宿泊場所を選びながら
タイミングの良い車やちょうどいい場所で家を貸してくれる人にもそうなることが決まっていたかのように出逢いながら

予定してた飛行機までに南の端っこにたどり着くことに成功。長かったような短かったような。



さて、知り合いが迎えにきてくれるらしいピサに到着

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