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~兄とマスターとファミリーデー~その②

こんばんは。
ちっちょ@OIです。

昨日のタイムスリップも無事に終えましたので、また一昨日のお話しの続きに戻りたいと思います。


尊敬すべき上司、マスター

なかなかビュー数の伸びない(笑)ある過去の記事にて一度だけ登場した私の大好きな上司、マスター。

職場(営業所)のトップオブトップ。

一昨年の冬服に着用していたウェストコート(ベスト?)姿がめっちゃバーテンダーっぽいな思って以来、雇い主の意味とかけて私の心の中では「マスター」と呼んでいます。

何なら職場のメールフォルダも「📂Master」です(笑)

ジョークが通じそうな方の前でも時々三人称として「マスター」という時もありますが、本人の前では一切「マスター」なんて呼んだことはありません!(笑)


アホみたいな話で250字も消費してしまいました・・・。


マスターの尊敬できる所は、誰よりも働き者であることと、従業員一人ひとりの声に耳を傾け、きちんと丁寧に対応していく所でしょうか。

それと、とにかくメールがめっちゃマメ。

日頃から営業やら会議やら何かと忙しいはずなのに、こちらが悩んで激重メールを投げかけると、翌日にはそれに近いボリュームでちゃんと返してくれるし、何なら客観的な視点で知恵やノウハウまでも与えて下さる。


普段の会話はめっちゃフランクで、たまに口が悪い(笑)

「私にそんな事をお話しになって大丈夫ですか・・・?」と時々言ってしまうくらいに。

ズボラでいい加減だなぁと思う所も一杯あるけど、それがチャラになるくらい信頼できる行動を取っていらっしゃる所がまた凄いなと思っています。


去年のファミリーデーも休むつもり、だった。

マスターが赴任したのは一昨年の4月で、かれこれ関わり合いも3年目になりますが、一昨年の夏はコロナ禍でファミリーデーが中止となってしまいました。

なので、去年はマスターが赴任して以来はじめてのファミリーデーだったのです。


2022年、夏。


当時、私の所属するチームメンバーはエリア内で私を含め2人しかいませんでした。

私の所属チームはエリアを跨いだ組織だった為、本来の上司は東京勤務の方でしたが、現場監督責任はマスターが担ってくれていました。

7月中旬にスケジュールを決める際、マスターに有給の相談を持ち掛けようとお声掛けをしに行きました。


「8月のファミリーデーなんですが・・・休んでもいいでしょうか?」

「ぁー・・・」

なんとなく、二つ返事でOKにはならなさそうな空気だった為、理由を切々とお話ししました。

「あの、あまり想像つかないかもなんですけど、私みたいなのって子供からすごく変な風に見られちゃうんです・・・

そしてその親御さんがまた従業員さんだと、ちょっと・・・気まずくなるのもヤダなってのがありまして・・・」


すると、マスターからこのような事を言われたのです。

「んー・・・。まぁせっかくならねぇ・・・ちっちょサンみたいに多様な立場の方が働いてるんだよって所を子供たちにも知って欲しいとは思うけど・・・」


ハイハイ、多様性ね。

企業のイメージアップには確かに大事ですよね、上司と言う立場の方が言いそうな事ですよ。

「そういうのは○○さんにお任せしましょう!!!(キリッ」

マスター「笑」

ちなみに○○さんと言うのは、私と同様に電動車椅子に乗って働いている別チームの正社員の方です。


私は、自己防衛反応からかマスターの意見を奇弁と受け取り、ついそのような言葉で反論してしまい、それでもマスターは笑って受け流してくれました。

一応、私の意志を尊重し、有給取得は認めてくれたのでした。


なんかモヤモヤし始める

でも、席に戻った後、何かがずーーーっと引っ掛かったんです。


なんだろう、これ。

私を見ることで、子供たちの良いキッカケ・・・?

んなこと言われてもねぇ。

でも・・・。

仕事をしててもずっとモヤモヤして、しばし考え込んでしまいました。


そして、ふと、20年前のアノ出来事を思い出したのです。


あ、そっか・・・。

しまった。

あの出来事があったからこそ、私は今までやってこれたのに、なんてことを言ってしまったんだ・・・。


今までの上司は何と言うか、障害者を目の当たりにして、腫物を触れないような接し方でしかなかったけれど、マスターはそういう方ではありませんでした。

まぁ・・・マスター本人的には、ホント単純に会社のイメージアップの思惑で言っただけだったかも知れません(笑)

でも、そういう忌憚のない意見を言ってくださった事が、私を障害者という理解し得ない者としてでなく、一人の部下として向き合って下さってるような気がして、とても有難いなと思いました。


マスターへの謝罪メール

自分が今日まで頑張ってこれたR先輩の言葉を思い出し、結果的にそれはマスターの仰っていたこととほぼほぼ同じようなことだったのです。

それを無下にあしらってしまったことに対して、私はとてつもない罪悪感を感じてしまいました。

そこで、マスターにお詫びメールをすることにしました。

  • 過去にも同じようなことを言われて励まされたこと

  • それを忘れててマスターのお言葉を無下にしてしまったことへのお詫び

  • 自分としては有給取得は撤回する意思

  • でも親御さんの件の問題は変わらないので、そこは不安

ガッツリ長文で送ってしまいました(笑)

マスターからの返信メール

翌日メルボを開くと、マスターから返信が来ていました。

ドキドキ・・・。

マスターからのメールには、概ねこのような事が書かれていました。

  • 持続可能な形で自立して働いてる私を尊敬している

  • 多様性の時代なので、私のような人間が働いてる事を多くの人に知ってもらうことが良い社会に発展することに繋がる

  • 親御さんの件は、ウチの社員は大丈夫でしょう・・・

  • 有給取得撤回の件は承知しました

そして、最後に一言


「でも、無理しないでね・・・」と。


オオオォォォイ!!!!!

どっちやねん!!🤣


リアルにデスクの前で思わずズッコケてしまいました。

ほんとマスターそういうとこ、好き(笑)


そして2022年ファミリーデー当日

たくさんの子供たちが居ましたが、特に何事もなく無事に終了。

朝礼の挨拶ではマスターの小粋なジョークもあったので、帰りがけにマスターの席まで行き「笑わせてもらいました」とお声かけをしました。


朝礼さ・・・
オレ4ページ分くらい原稿書いたんだけど、1枚目辺りでもう子供たちがぜんっぜん聞いてなかったからさ・・・
途中で切り上げた。


4ページも書いたんですか!?


爆笑しそうになって声を抑えるのに必死でした。

そんなこんなで、あんなに大嫌いだったファミリーデーだったのが、マスターのお陰でちょっとだけ好きになれた、そんなお話でした。


今日も読んで頂き、ありがとうございました😍

明日もどうぞよろしくお願いします!

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